インタビュー

【インタビュー】『となりの宇宙人』主演・宇野祥平さん― 役づくりは「わからないところから始める」

アパートの庭に不時着した宇宙船の中から出てきたのは、“正体不明の全裸の男”だった――!? SF界の巨人・半村良の異色短編小説を、いまおかしんじの脚本で映画化した、ちょっぴり不思議で官能的な“SF人情喜劇”『となりの宇宙人』が東京の新宿武蔵野館ほかで絶賛公開中だ。監督は、ピンク映画を中心にキャリアを積み本作が一般商業作品デビューとなる小関裕次郎。そんな小関監督の熱いオファーを受け、主人公の宇宙人「宙さん」を演じたのは名優・宇野祥平。愛おしくもユニークな宇宙人を独特の存在感で好演した宇野さんに、本作への思いを聞いた。

【外⼭⽂治監督インタビュー】「東京予報 ―映画監督外⼭⽂治短編作品集―」2025年、東京の“かたすみのひかり”を描く——8年ぶりの短編集に込めた想い

『ソワレ』『茶飲友達』などの外⼭⽂治監督による「東京予報―映画監督外⼭⽂治短編作品集―」が5月16日(金)よりシモキタ – エキマエ – シネマ『K2』を⽪切りに全国順次公開される。2025年の東京の “かたすみのひかり” をコンセプトに描く3部作『名前、呼んでほしい』『はるうらら』『forget-me-not』には、田中麗奈はじめ豪華キャストが集結。「先⾏き不透明な時代に、この短編作品が天気予報のような明⽇を⾒つめるお守りになれば――」そんな願いを上映タイトルに込めたという外山監督に、8年ぶりとなる短編作品集への想いを聞いた。

91歳のヒロインが輝くおとぎ話 『アンジーのBARで逢いましょう』―松本動監督が語る、草笛光子と紡いだ温かな現場

石井隆監督、大林宣彦監督など名匠たちの助監督を経て、自身の監督作品が国内外で高い評価を得てきた松本動(まつもと・ゆるぐ)監督。その最新作は、主演の草笛光子が映画史上最高齢のヒロインに扮する『アンジーのBARで逢いましょう』だ。風のように現れた謎の “お尋ね者” アンジーが、いわくつきの物件で開いたBARを舞台に、訪れる人々の人生をそっと変えていく、心温まる大人のためのおとぎ話。脚本は『十三人の刺客』などを手掛けた天願大介。長きにわたり第一線で活躍し、91歳という年齢を迎えて一層輝く草笛光子の新たな魅力を引き出した松本監督に、制作秘話や込めた想いを語ってもらった。

純粋で不器用で摩訶不思議なパンク映画— 宇賀那健一監督が語る『ザ・ゲスイドウズ』の世界

数多の海外映画祭で賞に輝き、いま国際的に熱い注目を浴びる日本人監督・宇賀那健一。そんな宇賀那監督の最新作は、再起をかけて田舎に移住した売れないパンクバンド“ザ・ゲスイドウズ” の奮闘を描く音楽映画だ。主人公でバンドのボーカルのハナコを演じるのは、モデルとしても活動する夏子。ほかメンバーには、多国籍バンドALIなどで活躍する今村怜央、ゴールデンボンバーの喜矢武豊、映画監督のロコ・ゼベンバーゲンと異色のキャストが集結。激しいパンクロックと穏やかな田舎のコントラスト、犬やカセットテープが喋り出す摩訶不思議な世界観など、ジャンルの垣根を超えた宇賀那ワールド全開の意欲作について、監督に話を聞いた。

【インタビュー】キュートでアンニュイな吸血鬼役で魅了するカナダの新星―『ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン』 主演サラ・モンプチさん

人を殺せない吸血⿁のサシャと、生きることを諦めようとする人間の青年ポール。生きづらさを抱えた二人の出会いと心の共鳴を、繊細な感情描写とユーモアいっぱいに描く異色のダーク・ファンタジー『ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン』 で主人公サシャを演じたサラ・モンプチさんにインタビューした。

【インタビュー】「人間なんてみんな、罪人だ!」深く温かいまなざしで描き出す “罪”と“傷” ―『一月の声に歓びを刻め』三島有紀子監督&山嵜晋平プロデューサー

映画『『一月の声に歓びを刻め』』三島有紀子監督&山嵜晋平プロデューサー三島有紀子監督の長編映画第10作となる『一月の声に歓びを刻め』がテアトル新宿ほか全国で絶賛公開中だ。監督自身が幼少期に遭遇した性暴力をモチーフに、「洞爺湖 中島」「東京 八丈島」「大阪 堂島」の3つの島で生きる人々の“罪”と“傷”を深く温かいまなざしで見つめ、自主制作で完成させた本作。自らの心の深淵をのぞき続けながら物語を紡いだ三島監督と、自らも映画監督として活動しながらプロデューサーとして奔走した山嵜晋平さんに話を聞いた。

【インタビュー】『悪魔がはらわたでいけにえで私』― 恐怖が痛快で爆笑でハートウォーミング!? 宇賀那健一監督の “リーサルウェポン” がついに劇場公開!

奇才・オブ・奇才、宇賀那健一監督が「僕のリーサルウエポン!」と語る、脳髄直撃の暴走ホラー活劇『悪魔がはらわたでいけにえで私』が2月23日(金)についに日本での劇場公開を迎える。海外映画祭でも上映は満席が続出、北米配給も始まり、すでに海外のマニアの間では話題沸騰中の作品だ。“観る危険物”との呼び声も高い本作にかける思いを監督に聞いた。

映画の核となる部分は「自分の運命と尊厳をコントロールしようと奮闘する」という考え―『ジャンプ、ダーリン』フィル・コンネル監督インタビュー解禁!

カナダの片田舎で暮らす祖母と、久しぶりに祖母に会いにきた孫との関係をクィア・カルチャーの中に描き、海外のLGBTQ+映画祭で多数の受賞とノミネートを獲得した話題作『ジャンプ、ダーリン』のフィル・コンネル監督のインタビューが届いた。1月19日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

【インタビュー】『愚鈍の微笑み』宇賀那健一監督―映画の力を信じて、不条理と隣り合わせの世界を描き続ける

田辺桃子、小出薫、森田想をトリプル主演に迎えた宇賀那健一監督の最新作『愚鈍の微笑み』が10月20日(金)よりシモキタ – エキマエ – シネマ K2ほかにて全国順次公開される。コロナ禍以降、 “不条理と隣り合わせである世界” を描き続ける宇賀那監督が、今作では「反戦」をテーマにファンタジー映画を撮りあげた。そこにはどんな思いが込められているのだろうか――。

【インタビュー】ジャンルレスで描く究極の愛! 宇賀那健一監督が “超セカイ系”映画『Love Will Tear Us Apart』を撮った理由

宇賀那健一監督が “究極の愛” を描く最新長編作、『Love Will Tear Us Apart』が8月19日(土)より全国順次公開となる。主演の久保田紗友をはじめ、青木柚、莉子、吹越満、麿赤兒、前田敦子、高橋ひとみ、ゆうたろう、田中俊介ほか魅力いっぱいのキャストが集結する本作は、観ている人の感情をぐちゃぐちゃにかき回すサスペンスホラー&ラブロマンス作品。日本公開に先駆け海外映画祭でも話題を呼んでいる本作の裏側に迫った。