『くもりのち晴れ』— 今夏、片山享監督作が続々公開!主演・細川岳の意欲作が7月17日より福井で2週間上映!

  • 2021年06月11日更新
映画『くもりのち晴れ』メインビジュアル 映画『くもりのち晴れ』チラシ裏

長編デビュー作『轟音』が国内外の映画祭で喝采を浴びた、片山享監督。2021年夏は、そんな片山監督の新作が続々と劇場公開される。

先日情報解禁された『まっぱだか』(8月に神戸・元町映画館を皮切りに全国順次公開)よりも先に公開されることが決まったのが、7月17日(土)より福井メトロ劇場で2週間限定ロードショーとなる『くもりのち晴れ』だ。

建設現場で働く職人の葛藤と希望を描く本作では、『佐々木、イン、マイマイン』の佐々木役で鮮烈な印象を残した細川岳を主演に迎え、『新橋探偵物語』の長野こうへい、『追い風』の安楽涼、『ソワレ』の塚原大助ら実力派俳優陣が脇を固める。


思い出したくない過去があるからこそ負けたくない、
そんな負けず嫌いな物語。

きつい、汚い、危険、いわゆる「3K」と呼ばれる建設現場での仕事。その仕事には夢や希望はないように思われがちだが、実際はそうではない。「建てる」ことは駅伝と同じだ。 次の工程の人、次の工程の人と、そしてそれを使う人へとタスキをつないでいく。普段知られることのない、職人の葛藤と希望が描かれた負けず嫌いの物語が誕生した。

「もう二度と、負けられん」

高校時代駅伝部だった昇は、大会でタスキを途切れさせてしまった。そのトラウマから社会人になった今も「もう止まりたくない」という想いが強い。昇の職業は建設業の 職人。一朝一夕で上手くなるはずがなく、仲間にどんどんおいていかれ焦る昇。焦れば焦るほど、過去が感情を逆なでする……。

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監督プロフィール & コメント

監督・脚本:片山享(かたやま・りょう)

1980年福井県鯖江市生まれ。大学卒業後から俳優活動を開始。また2017年より映画監督しても活動を開始。初長編映画『轟音』は、北米最大の日本映画祭であるJAPANCUTSに日本代表として選出、またシッチェス映画祭でもブリガドーン部門にノミネートされた。待機作には『まっぱだか』(安楽涼監督と共同監督)があり、2021年夏神戸・元町映画館を皮切りに全国順次公開される。

【コメント】取材の時19歳の金髪の新人職人さんに言われました「使っていただく方に気持ちよく使ってもらいたいんです。だから日本一の職人になりたいんで す」と。彼は使う人のために建てていました。「建てる」こととは、きっと温かいんです。この温かさを映画にしたいと思いました。

作品・公開情報

▼『くもりのち晴れ』作品・公開情報
映画『くもりのち晴れ』メイン画像映画『くもりのち晴れ』場面写真8(2021年/日本/65分/16:9/ステレオ/DCP)
監督・脚本:片山享
出演:細川岳、長野こうへい、安楽涼、熊谷弥香、大宮将司、天津弥、金谷真由美、塚原大助
企画・製作:株式会社タッセイ プロデューサー:山田雅也
撮影:深谷祐次 照明:松島翔平 録音:坂元就
助監督:登り山智志 フォーカス:小海祈 制作:山田夏子
題字・広告デザイン:広部志行
主題歌:ナオリュウ「曇りのち晴れ」
協力:HAI STUDIO Happiring、湊八幡神社、一般社団法人福井県繊協ビル同業会

『くもりのち晴れ』公式サイト

※2021年7月17日より福井メトロ劇場にて2週間限定ロードショー!

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(編集:min)

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