白玉

会期中にロケハン。観なきゃいけない作品を観て、それで自分も撮影に入ります。-第13回東京フィルメックス審査委員長SABU監督インタビュー

11月23日から第13回東京フィルメックスが開催される。今年も映画の目利きが選んだ“個性的な光を放つハイセンスな作品”46本がラインナップ。審査委員長には、海外映画祭で最も注目される日本人監督の一人、SABU監督を迎えグランプリが選出される。『ミニシアターに行こう。』では審査委員長であるSABU監督に東京フィルメックスでの出会い、東京フィルメックス直後に撮影が始まる新作についてなどたっぷりとお話をうかがいました。

『あの娘が海辺で踊ってる』-消費されることを前提とした処女たちのたくらみ。

アイドル志望のわがままな舞子と彼女の全てを許す「ホトケの」菅原の女子高生二人の依存関係を描く、山戸結希監督『あの娘が海辺で踊ってる』。第24回東京学生映画祭で、瀬々敬久監督・井土紀州監督・石井裕也監督に「賞をあげないわけにはいかない」と評され審査員特別賞を受賞した。スタッフ全員が処女で作り上げた『あの娘が海辺で踊ってる』を含む山戸結希監督作品三本が~処女の革命3本立て~と銘打って期間限定上映される。純粋な乙女の狡猾なたくらみをのぞき見しよう。11月10日~16日ポレポレ東中野にて。

【画像で楽しむイベントレポート】-第25回東京国際映画祭 グリーンカーペット

10月21日、アジア最大の映画祭、第25回東京国際映画祭が開幕。映画俳優、制作スタッフをはじめ、映画祭を祝う多くの著名人が集い、オープニングセレモニーを盛り上げた。今回はグリーンカーペットの一部を速報レポートでご紹介します。

【画像で楽しむイベントレポート】-第5回したまちコメディ映画祭in台東レッドカーペット

コメディ映画専門の映画祭、第5回したまちコメディ映画祭in台東のオープニングセレモニーが9月14日浅草公会堂にて行われた。レッドカーペットには浅草ゆかりの喜劇人から最新作喜劇の出演俳優陣まで多彩なゲストが結集。下町のお祭りそのものの、にぎやかなレッドカーペットの模様をレポートします。

アンソニー・ホプキンスが恋人、真田広之と問う“自分の居場所”とは?-『最終目的地』

『眺めのいい部屋』『モーリス』など名作を生み出してきたジェームズ・アイヴォリーの最新作。南米、ウルグアイ。作家ユルス・グントは著作を一作だけ残しピストル自殺をした。妻、そして作家の愛人と娘、作家の兄とその恋人は作家が亡くなってなお、自殺した地で奇妙に結ばれながら暮らしをしている。作家の伝記を書くため、一度は断れた公認をなんとか取り付けようと大学教員がアメリカから訊ねてくるが、家族の反応はそれぞれで… 作家の兄にアンソニー・ホプキンス、その恋人に真田広之、作家の愛人にはシャルロット・ゲンズブール、作家の妻にはローラ・リニー。80歳を超えたジェームス・アイヴォリー監督の描く重厚で艶のある文芸絵巻をたっぷりと。

『第9回ラテンビート映画祭』-ラテンの魅惑的で挑発的な映画をいち早く

今年で9回目を迎える日本で唯一のスペイン、中南米の映画祭が開幕。ラテン各国からコメディ、ヒューマンドラマ、ドキュメンタリーなどバラエティーに富んだ17作品が上映される。市民運動を始めとする“ムーブメント”をラテンらしいユニークな視点から捉えた見ごたえある作品が集結。今回もミニシアお勧めの作品をご紹介します。

第5回したまちコメディ映画祭in台東-この週末はひと笑いしに下町に

日本の喜劇発祥の地「浅草」と、日本有数の芸術・文化施設の集積地域「上野」を舞台に地元の人々が作り上げる映画祭『したまちコメディ映画祭in台東』。喜劇映画にこだわった映画祭の面白さはなんといっても総合プロデューサーで“笑いの目利き”でもある、いとうせいこうさんが世界中のコメディ作品から、「今一番観るべき喜劇映画」をセレクトして上映するという事。もちろんいとうせいこうプロデュースは作品セレクションにとどまらず、劇場空間でなければ味わえない、しかけやパフォーマンスも楽しみの一つ。今回はミニシア流笑いのツボとともにお勧め上映作品をご紹介。この週末はひと笑いしに下町に出かけてみてはどうだろう。(c) 2012 みうらじゅん/「したまちコメディ映画祭in台東」実行委員会

海外映画祭が注目。アカデミー賞外国語映画賞部門日本代表に選ばれた『かぞくのくに』 ジャパンプレミアをレポート

ドキュメンタリー映画『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』で海外から高い評価を得ているヤン・ヨンヒ監督の『かぞくのくに』が第85回米国アカデミー賞外国語映画賞部門の日本代表作品に選出された。『かぞくのくに』は北朝鮮に渡った兄の25年間ぶりの帰国を描く、監督の実体験を基にした家族の物語だ。政治的な背景を持ちながら、どこにでもある普遍的な家族の姿を安藤サクラさん、井浦新さんが好演。また北朝鮮の影を感じさせる監視役のヤン・イクチュンさんの存在感にも注目が集まる。モントリオール世界映画祭、釜山国際映画祭を始めとする12の海外映画祭へ正式出品され、ベルリン国際映画祭フォーラム部門C.I.C.A.E.<国際アートシアター連盟>賞受賞の快挙を果たしたこの作品に『おくりびと』に続くアカデミー賞受賞が期待される。今回は7月に行われたヤン・ヨンヒ監督、安藤サクラさん、井浦新さん、ヤン・イクチュンさん登壇のジャパンプレミアの模様をレポートします。

『かぞくのくに』―25年ぶりに北朝鮮から兄が帰国するということ

「地上の楽園」と謳われた北朝鮮に16歳で移住したソンホ。25年間日本の土を踏むことのなかったソンホが病気療養のために三カ月の一時帰国が許可される。日本でソンホを待つ妹のリエと両親は喜びを隠しきれないが、ソンホの滞在中に家族を監視するヤン同志の存在が家族の空気を重くしていく。25年間の空白を家族、友人は埋めようとソンホと接するが北朝鮮での暮らしをするソンホとの間に大きな隔たりを感じていく。。。『ディア・ピョンヤン』『愛しきソナ』といったドキュメンタリー映画で海外の映画祭で高い評価を得ているヤン・ヨンヒ監督が実体験を基に描く初のフィクション映画。ベルリン国際映画祭 フォーラム部門 国際アートシアター連盟賞受賞作品。テアトル新宿、109シネマズ川崎他にてロードショー(C)2011『かぞくのくに』製作委員会

レッドカーペット写真館-ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2012編

2012年6月24日(日)明治神宮会館にてショートショートフィルムフェスティバル&アジア2012の授賞式が行われた。本映画祭グランプリは次年度米国アカデミー賞短編部門ノミネート選考対象として出品される国際的なコンペティション。アワードセレモニーには様々な国々からフィルムメーカーや出演者、豪華なゲストが続々と出席され、注目度の高さがうかがわれた。「ミニシアターに行こう。」ではレッドカーペットの模様をレポートします。審査員を務める北村一輝さん、萬田久子さんを始め豪華なファッションにぜひご注目を。