天野眞由美×カトウシンスケ主演! 鈴木龍監督の短編ホラー映画『化身』がハロウィンに「Omeleto」で世界配信開始!

  • 2022年10月31日更新

主演 天野眞由美×カトウシンスケ
鈴木龍監督『化身』
“Omeleto” でハロウィンに配信開始!

実力派俳優の天野眞由美とカトウシンスケが主演を務める、鈴木龍(すずき・のぼる)監督の短編ホラー映画『化身』が、登録者数341万人のYoutubeチャンネル”Omeleto”で、ハロウィンにあたる北米東部時間の10月31日午前6時〜9時(日本時間:日19時〜22時)の間に配信開始されることがわかった。

“Omeleto” はアカデミー賞公認映画祭の入選作品であることが応募の最低条件という映画配信チャンネル。スティーブン・ユアンやメアリー・エリザベス・ウィンステッド、ガイ・ピアース、人気ゲームシリーズを米HBOが実写ドラマ化することで話題の『The Last of Us』(2023年放送予定)に主演するベラ・ラムジーのオリジナル短編といった話題作を含む、高品質な短編映画を厳選して配信しているチャンネルだ。
(“Omeleto” の詳細はページ下の ”Omeleto”について をお読みください)

『化身 ”Incarnation”』作品紹介

国内外映画祭を席巻した話題作、満を持して世界配信へ!

監督の鈴木龍は岩手県盛岡市出身。2020年に自主制作の短編映画『化身』を完成させると、「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2020」入選を皮切りに、北米最大のジャンル映画祭「ファンタジア国際映画祭」、米英アカデミー賞公認の映画祭「ロサンゼルス国際短編映画祭」に入選。開催21年目のイタリアのファンタスティック映画祭「Trieste Science +Fiction映画祭」では長編部門で大友克洋、三池崇史、塚本晋也、佐藤信介などの監督作が選出された実績はあったが、日本人監督では初めて短編部門に選出された。

開催40年目のスペインのジャンル映画祭「Terror Molins」では最優秀脚本賞で日本人初受賞を飾り、開催18年目のサンフランシコのジャンル映画祭「Another Hole in the Head」では栄えある最優秀ファンタジー短編賞を受賞。世界有数のジャンル映画祭を含む、国内外30以上の映画祭に入選した。さらに、山田孝之氏プロデュースのMIRRORLIAR FILMS plusにも選出され、全国のミニシアターでも公開された。2023年にはプロデューサーなどで参加の小路紘史監督最新作『辰巳』が公開待機中だという。

そんな話題の監督による話題の作品が、満を持して世界に配信される。
鈴木監督の作品を未見の方は是非とも“Omeleto” で『化身』を観て、その稀有な才能をチェックしてほしい。

『化身 ”Incarnation”』予告編

【STORY】自分を400年生きた吸血鬼だと名乗る謎めいた老婆と、お年寄りを騙して金をせし めようとする男。その顛末はいかに。場末な喫茶店で展開する会話劇。

出演:天野眞由美、カトウシンスケ、長月凛、藤田シイノ、前田ばっこー
監督・脚本・編集:鈴木龍
撮影:山本周平 照明:池田靖啓  制作:本多由美 助監督:久保田雅哉、細川充由 音楽 :南方裕里衣 VFX :鳥家大 吾、小田倉正弥 特殊メイク:快歩 メイク:藤原玲子 美術:野中茂樹


主演俳優2人の快演は必見! 見応えが凝縮された13分!

高品質な作品にこだわる“Omeleto”にセレクトされただけあり、13分という短編ながら実に見応えのある作品だ。天野眞由美とカトウシンスケの快演に引き込まれながら、不穏さ渦巻く先の見えないストーリーに否応なく鼓動が高鳴る。音の立体感やVFXを含めた映像の完成度も高く、ホラー作品としてのインパクトは長編作にも引けを取らない。加齢や時代の変化、社会に見せる自分と本当の姿……「化身」というタイトルが意味するものが深い余韻として心に残った。

☆ 配信開始予定 ☆
日本時間
2022年10月31日(月)
19時〜22時の間に
YouTubeチャンネル “Omeleto”にて!!!
(北米東部時間 10月31日 6時〜9時)

”Omeleto”について

次世代の優れた映画制作者による
良質な短編映画と出会えるYouTubeチャンネル

Omeleto” は、YouTubeをプラットホームに高品質な短編映画をセレクト&配信しているチャンネルだ。次世代の映画制作者と世界中の映画ファンを結ぶ新たな試みとして、オスカー、サンダンス、カンヌなどのアカデミー賞(映画芸術科学アカデミー)公認映画祭でノミネートまたは受賞歴のある作品を配信している。

YouTubeのチャンネル登録者数は341万人(2022年10月末時点)、さらにFacebookInstagramTwitte をあわせると 500 万人以上のチャンネルフォロワーと毎月数千万人の視聴者を擁しており、国・人種・世代・性別をこえた幅広い層の映画ファンにリーチしているのが特長だ。

作品のセレクト基準も高く、前述のように「アカデミー公認映画祭において選出または受賞歴があること」を最低条件に掲げ、さらに「ストーリー性に優れ、感情に訴えかける作品であること」が求められる。よって、視聴者はストーリーとクオリティに優れた短編映画のラインアップから、新たな才能や作品と出会う楽しさを享受できる。

映画制作者にとっては、インプレッション数・クリック率・視聴時間といったYouTubeならではの指標や、コメント・GOODボタンの数といったダイレクトな反応を知ることができ、透明性の高いフィードバックを得ながら、より多くの人々に作品をプレゼンテーションできる。

”Omeleto” では配信作品の募集も行っている。日本人監督の作品はまだ極めて少ないため、興味のある映画制作者はぜひ挑戦してみてはいかがだろうか。応募の詳細は公式のセレクションサイトの募集要項ページ(英語)へ。

【参照サイト(英語)】
”Omeleto”YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/c/Omeleto
”Omeleto”公式セレクトサイト  https://omeleto.com/
FilmFreeway ”Omeleto” https://filmfreeway.com/Omeleto?action=show&controller=festivals

(編集・文:富田旻)

  • 2022年10月31日更新

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