ミニシアターに行こう。

2022年12月2日（金）よりアップリンク吉祥寺ほかにて公開される定谷美海（じょうや・よしみ）監督の初中編作『ドーナツもり』の予告編が解禁された。東京・神楽坂の人気ドーナツ店「ドーナツもり」を舞台にした本作の公開を記念して、上映期間中に劇場内でドーナツを販売することも決定。映画のメインビジュアルを撮影した写真家・大林直行の写真展開催も発表された。

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ドーナツの穴は、なんの味？
小さな街の小さな店で生まれる人間模様

本作は、フリーの広告ディレクターとして活躍する定谷美海監督が、東京・神楽坂の「ドーナツもり」を舞台に描く初の中長編映画。お店で働く主人公の公子（きーちゃん）がお客さんとの交流を通じて自身の問題と向き合っていく姿を、親しみやすいテイストで紡ぐ。

撮影は「ドーナツもり」のほか、定谷監督が思い入れのある場所で行われた。象の公園や赤城神社といった地元の人々に愛されるスポットが登場し、神楽坂の魅力がたっぷりと詰まった作品となっている。時代における流動的な傾向と、人間という固定的な２つの間にできる溝に目を向けて描いたという本作。小さな街の小さなお店を介して生まれるさまざまな人間模様から、人と人との交流の大切さが浮かび上がる。

【定谷美海監督／プロフィール】
1986年生まれ、石川県出身。
CM業界で活動後、トロントへ渡航。
2020年帰国後、脚本を学び、2021年、自身初の短編「それでも幸福でいなさい」を監督。SSFF、おおぶ映画祭にて上映。

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主演は注目の女優・中澤梓佐。骨太で個性あふれるキャストが集結

主人公の公子を演じるのは、本作が初主演で、『止められるか、俺たちを』（2018／白石和彌監督）『あのこは貴族』（2021／岨手由貴子監督）などに出演して注目を集める女優、中澤梓佐。そのほか、足立智充、安藤聖、芹澤興人など、骨太で個性あふれる役者陣が脇を固める。

（下の写真1段目の左から、中澤梓佐、足立智充、髙橋雄祐、仁科かりん　2段目の左から、遊屋慎太郎、関口アナン、芹澤興人、安藤聖　※クリックで拡大表示）

映画公開に合わせた2つのイベントを開催

🍩劇中に出てくるドーナツを劇場で販売！
12月2日（金）より上映がはじまるアップリンク吉祥寺では、上映期間中の水曜～日曜日の夕方以降（月・火は販売はなし）、数量限定で「ドーナツもり」のドーナツを販売。劇中に出てくるドーナツの穴ほか、数種類を予定している。値段はすべて410円（税込）で、販売時間は上映時間確定後、公式SNSなどで告知する。【公式Twitter】【公式Instagram】

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🍩メインビジュアルを撮影した大林直行の写真展を開催！
12月9日〜11日の3日間、本作のメインビジュアルを担当した写真家・大林直行の写真展を開催する。場所は本作のロケ地となった神楽坂のカフェ「elm green coffee」2F。登場人物のひとり、カメラマンであるユータの写真はじめ、現場でシャッターを切り続けた大林の視点を垣間見ることができる。

●大林直行コメント●
今回、映画『ドーナツもり』のスチール・メイキングを撮影させていただく中で、ユータ目線で神楽坂の街や人、公子を撮影するというのは、現実なのかそうでないのかどこか不思議な感覚でした。今回の展示では劇中には登場していない作品も展示されます。ぜひ映画の世界観、神楽坂という街の魅力を感じ取っていただけたらと思います。

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