『ぼくらのよあけ』ロケ地となった小学校で公開直前特別試写会を開催! 杉咲花と黒川智之監督が登壇!
- 2022年10月18日更新
2022年10⽉21⽇(⾦)より全国公開となるアニメーション映画、『ぼくらのよあけ』の特別試写会が2022年10月16日に、本作の主人公・悠真たちが通う小学校の舞台となった杉並区立杉並第二小学校の体育館で行われ、沢渡悠真のボイスキャストを務める杉咲花と黒川智之監督が登壇した。
杉咲「映画を通して自分の大切な存在を想う気持ちになっていただけたら」
本作は「月刊アフタヌーン」で2011年に連載された今井哲也による傑作SFジュブナイルコミックの映画化作品。この日、映画を鑑賞した観客には杉並第二小学校の在校生や卒業生、物語の舞台である阿佐ヶ谷在住者も多数。しかも同校校舎および試写会が行われた体育館は2024年に建てかえのため、取り壊されることが決まっており、在りし日の姿が作品という形で残されることになった。
そんな物語の舞台の一つになった場所での特別試写会実施に杉咲は「劇中の舞台になっている場所にお邪魔させていただく経験はなかなかないこと。先ほど(劇中に出てくる)下駄箱にも行ってきて、悠真としての時間を過ごせた気がしてワクワクしました。小学校に来られる機会はあまりないので、思わずニコニコする時間だなと思いました」と笑顔で語った。
自身の小学生時代も思い出したようで「想像以上に下駄箱が小さくて、小学生時代の身長や当時見ていた世界を思い出して “はあ~” となった。待機場所としてお借りした音楽室も懐かしい空間。普段あんなに楽器が置いてある場所に行くこともないので、エモーショナルな気持ちになりました」と懐かしんだ。
黒川監督は「地元の皆様や在校生が体育館という馴染みのある場所で映画を観るのは特別なことなので、この作品でその機会に恵まれたのは光栄なことです」と喜びを語り、制作開始前の2020年頃にロケハンで同校を訪れたそうで「校庭も工事が始まる前で、その際に撮った写真を資料としてアニメ制作に活かしました。学校に対する自分のイメージと実際のスケールが違っていて、ロケハンは面白く良い経験になりました」と関係各所に感謝を表した。
同校在校生たちは先んじて本作を鑑賞しており、ナナコ人気も高かったという。スクリーン上には在校生が描いたイラストなどが投影された。ナナコ役の悠木碧と同日にアフレコ収録に臨んだという杉咲は「繊細で温かみのあるナナコの声に自分の気持ちを引っ張りだしてもらいながら、とても尊い時間を過ごさせていただきました」と述懐。ちなみに実際に自宅にナナコがいたら「ナナコは離れていても繋がれる存在なので、テレビの録画などを忘れたときにナナコに頼みたい!」と素朴すぎる妄想で笑いを誘った。
観客とのQ&Aも実施。杉咲は小学校時代の様子を聞かれると「活発でしたね。休み時間になると男の子たちと鼻血を出しながらドッジボールをしていました。竹馬と鉄棒にもハマっていて、竹馬は一番高くして歩いたり、鉄棒では足かけ回りをしてひたすら回ったりしていました」と意外にワンパク。夢を叶える秘訣については「何がしたいのかを家族や周りの人に話すこと。そして行動を起こすこと。やってみたいという思いは周りの人と共有するようにしていました」と有言実行の重要性を説いていた。楽しい交流時間もあっという間に終了。劇場公開を目前に控えて杉咲は「宇宙との繋がりを感じられるとても夢のある物語。悠真とナナコが大切なものを信じて一歩一歩進んでいく姿は現実的で、SFとのバランスが魅力的です。私はこの作品を通して自分の大切な存在を想ったり、抱きしめたい気持ちになったりしたので、皆さんにも同じような気持ちになっていただけたら嬉しいです」と期待。黒川監督は「今週の10月21日の金曜日から映画館でも上映されるので、友人やご家族を連れて映画館という環境でもう一度観ていただければと思います」とさらなる広がりを祈願していた。
公開日翌日の10月22日(土)には、杉咲花、黒川智之監督、そして宇宙飛行士・毛利衛による公開記念舞台挨拶も予定している。
▼『ぼくらのよあけ』作品・公開情報
【STORY】「頼みがある。私が宇宙に帰るのを⼿伝ってもらえないだろうか?」⻄暦2049 年、夏。阿佐ヶ⾕団地に住んでいる⼩学4 年⽣の沢渡悠真は、間もなく地球に⼤接近するという“SHⅢ・アールヴィル彗星”に夢中になっていた。そんな時、沢渡家の⼈⼯知能搭載型家庭⽤オートボット・ナナコが未知の存在にハッキングされた。「⼆⽉の黎明号」と名乗る宇宙から来たその存在は、2022 年に地球に降下した際、⼤気圏突⼊時のトラブルで故障、悠真たちが住む団地の1 棟に擬態して休眠していたという。
その夏、⼦どもたちの極秘ミッションが始まった――。
声の出演:杉咲 花(沢渡悠真役)、悠⽊ 碧(ナナコ役)
原作:今井哲也 「ぼくらのよあけ」(講談社「⽉刊アフタヌーン」刊)
監督:⿊川智之
脚本:佐藤 ⼤
アニメーションキャラクター原案・コンセプトデザイン:pomodorosa
ニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:吉⽥隆彦
⾳楽:横⼭ 克
アニメーション制作:ゼロジー
配給:ギャガ/エイベックス・ピクチャーズ
ⓒ今井哲也・講談社/2022「ぼくらのよあけ」製作委員会
◆『ぼくらのよあけ』公式サイト
※2022年10⽉21⽇(⾦)より全国公開
- 2022年10月18日更新
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