俳優・カトウシンスケに魅せられる4作品を上映!—『誰かの花』公開記念! <カトウシンスケ祭り>in 横浜シネマ・ジャック&ベティ

  • 2022年02月24日更新

「カトウシンスケ特集上映」@横浜シネマ ジャック&ベティ_1横浜シネマ・ジャック&ベティ30周年企画映画『誰かの花』の公開を記念して、本作の主演を務めるカトウシンスケの出演作特集上映(公式略称:カトウシンスケ特集/カトウシンスケ祭り)が2022年2月26日(土)~3月4日(金)に横浜ジャック&ベティにて開催される。絶賛上映中の『誰かの花』(奥田裕介監督)のほか、『ケンとカズ』(小路紘史監督)、『風の電話』(諏訪敦彦監督)、『ONODA 一万夜を越えて』(アルチュール・アラリ監督)の4作品が上映され、開催初日の2月26日には、カトウ本人と小路紘史監督、奥田裕介監督が登壇するトークショーも行われる。無二の存在感と表現力で、観る者を惹き付けてやまない魅惑の俳優・カトウシンスケをたっぷりと堪能できる7日間だ。


映画を愛し、映画に愛される俳優 <カトウシンスケ祭り>開催!

現在、横浜シネマ・ジャック&ベティと渋谷ユーロスペースで公開中の『誰かの花』(以降、全国順次公開)。観る者の正義と思いやりを根底から揺さぶるストーリーと、俳優陣の演技を絶賛する口コミが連日SNSを賑わし、渋谷ユーロスペースでは二度目の上映延長も発表されたばかり。なかでも、カトウが体現した主人公・孝秋の葛藤に心をぐしゃぐしゃにかき乱された人も多いだろう。

一度観たら忘れられない存在感を持つ俳優・カトウシンスケ。今回の特集上映、略称<カトウシンスケ祭り>では、『誰かの花』のほか、『ケンとカズ』、『風の電話』『ONODA 一万夜を越えて』など豊かな作品性と、カトウの魅力の両方を楽しめる4作品が集結する。


横浜シネマ・ジャック&ベティ×カトウシンスケ! 12種類のイメージビジュアルにも注目!

本特集上映を記念し、ジャック&ベティを舞台に撮影された12種類のイメージビジュアルも公開された。カット毎にストーリーを感じさせる、映画のような写真たち。あなたはどのカトウシンスケがお気に入り?(画像はクリックで拡大表示

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上映作品&スケジュール

●『ケンとカズ』(2016)

2月26日(土)、28日(月)、3月2日(水)、4日(金)/15:45~
※2月26日は上映後トークショーあり

●『風の電話』(2020)

2月27日(日)、3月1日(火)、3日(木)/15:45~

●『ONODA 一万夜を越えて』(2021)

2月26日(土)~3月4日(金)/連日12:40~

●『誰かの花』(2021)

連日上映中。3/5(土)以降も続映!

特集上映初日にトークショー開催決定!
2月26日(土)『ケンとカズ』上映後
登壇者:カトウシンスケ、小路紘史監督、奥田裕介監督(『誰かの花』)

【コメント】特集上映に寄せて

上映作品の各監督たちと、カトウと親交のある俳優・染谷将太さんよりコメントが到着!


俳優 染谷将太さん

親愛なるカトウさん、特集上映おめでとうございます! いつも私の話を優しく聞いてくれるカトウさん、いつもカフェの1席で役と向き合っているカトウさん、様々な映画で素敵な表情を見せてくれるカトウさん、また仕事でも会いたいカトウさん、これからも素敵な作品を残し続けてください。P.S.また美味しい雲丹を待っています。


『ONODA』アルチュール・アラリ監督

カトウさんは私が深く敬愛する俳優です。繊細な身振りや、眼差し、そして、沈黙によって底しれぬ感情の豊かさを体現し、その身体性と内面性の豊かさによってカメラを惹きつける稀有な俳優です。しかも彼はそうした複雑な演技を極自然にやってのけてしまう。ただ、忘れてはならないのは、そうした彼の資質は驚異的な努力と日々の弛まぬ鍛錬によるものだということです。しかし、彼はその努力を他者には微塵も感じさせない……彼ほど寛大で誠実な人物と仕事ができたのは私にとって大変な名誉であり大きな歓びです。みなさんと同じ場で、彼に直接この言葉をかけることができたらどんなに嬉しかったか……ありがとう島田伍長!


『風の電話』諏訪敦彦監督

カトウさんが、友であるアルチュール・アラリの『ONODA』に出演したことがとても嬉しかった。長いジャングルでの撮影で異様な髭を蓄えていた彼に、私は思わず「その髭、剃らないで」と電話して『風の電話』への出演をお願いした。その時送ったシナリオのカトウさんの出演場面だけはほとんど白紙だったと思う。あの絶妙な姉弟のやりとりはほぼ即興で作り上げられたのだ。役やシナリオについて考え抜く人だけれど、彼は役をひとりでコントロールしようとはしない。状況や相手の存在を繊細に受け止めて空気の中に漂うことができるから映画は息づく。そんな彼の包容力が、この映画の中で氷のように固まったハルの表情を一瞬溶かすのだ。別れ際、ハルにそっと現金を渡すというアイディアはカトウさんの即興だ。そんなぶっきらぼうだがとても人間的な優しさが、その後の私たちの長い旅を支えてくれた。


『ケンとカズ』小路紘史監督

この “宝物” のような映画たちを映画館に観に行こう。役者 “カトウシンスケ” 彼の生き様を目に焼き付けよう。この特集はまさに “事件” だ!


『誰かの花』奥田裕介監督

堂々と言う。
「カトウシンスケは面白い顔をしている」
それは喜劇にも悲劇にもなり得る可能性をもつ面白さだ。
こちら側が「さぁオレをどう撮るか?」と試されているようにも感じる。
それでいて「人ってものは一言じゃ表せないよな」と忘れがちなシンプルなことに気が付かせてくれる。
映画監督に愛され、映画ファンに愛され……いや、人に愛されるカトウさん。
特集で組まれている作品に存在するカトウシンスケはどれも味わい深く、力強い。
私はジャック&ベティからの「全部のカトウシンスケを観て!」というメッセージとして受け取りました。
楽しみ。

開 催 概 要

【企画名カトウシンスケ出演作特集上映/略称 <カトウシンスケ特集>、<カトウシンスケ祭り>

【上映日程】2022年2月26日(土)~3月4日(金)1週間限定開催

【上映劇場】横浜シネマ・ジャック&ベティ 神奈川県横浜市中区若葉町3-51 TEL:045-243-9800

【入場料金】
・『ONODA 一万夜を越えて』『誰かの花』
一般:1800円、大専:1500円、シニア:1100円、高校以下:1000円

・『ケンとカズ』『風の電話』
一般:1500円、大専:1200円、シニア:1100円、高校以下:1000円

横浜シネマ・ジャック&ベティ公式サイト

 

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(文・編集:min)

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