年月の記事

『自分の事ばかりで情けなくなるよ』― 不器用に生きる若者たちと「クリープハイプ」の音楽が共振する異色の青春群像劇

新鋭・松居大悟監督が人気ロックバンド「クリープハイプ」のフロントマン・尾崎世界観の原案をもとに書き上げたオリジナルストーリーは、空回りしながら不器用にもがく主人公たちの姿と音楽が共振する、異色の青春群像劇。 同コンビでこれまでに制作したミュージックビデオ3作に新作を加え、劇場用作品として完成した本作品は、池松壮亮、黒川芽衣、山田真歩、大東駿介、安藤聖、尾上寛之ら実力派若手俳優たちの演技が、時に切なく、激しく、観るものの感情を揺さぶる。10/26(土)よりユーロスペースにてロードショー他全国順次公開。
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『僕が星になるまえに』-友情が叶えた青年の人生最後の願い。カンバーバッチ初主演作。

あらゆる命はいつかその時を迎える。ジェームズは29歳、末期がん患者。普通なら「死はまだ先のこと」「別の世界の話」だと感じる年代だ。だが、彼のように、思いもかけない出来事にその考えが打ち砕かれることもある。自分の余命を知ったジェームズは、友人たちと旅に出て生と死に真っ向から向き合おうとする。BBCのTVシリーズ『SHERLOCK/シャーロック』で大ブレイクしたベネディクト・カンバーバッチ初主演作。10月26日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー。

【画像で楽しむイベントレポート】-第26回東京国際映画祭グリーンカーペット

2013年10月17日、アジア最大の映画祭、第26回東京国際映画祭が開幕。映画俳優、制作スタッフをはじめ、映画祭を祝う多くの著名人が集い、オープニングセレモニーを盛り上げた。直にサインや写真撮影の依頼ができるとあってセレモニーの何時間も前からファンが整理券の列に並び、スターを迎え入れる準備はばっちり。今回はグリーンカーペットの一部をミニシア視点流に速報でお伝えします。

『天使の処刑人 バイオレット&デイジー』―ブルーの瞳で撃ちまくる、処刑人は夢見るティーンエイジャー―

『プレシャス』でアカデミー賞最優秀脚色賞を受賞したジェフリー・フレッチャーが、再びティーンエイジャーの女の子を題材に、脚本を執筆。監督デビューを果たした。魅惑のヒロイン2人組には、シアーシャ・ローナンとアレクシス・ブレデル。ハリウッド注目の若手女優2人をW主演に迎え、異色のロリータ・バイオレンスを誕生させた。ブルーの瞳の天使たちが、気持ちよいほど撃ちまくる! 刺激的でキュートなガーリー・ムービー!
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10月12日(土)より 新宿シネマカリテ ほか全国 ロードショー。

『書くことの重さ~作家 佐藤泰志』-幻の小説家はいかに生き、書き続けたか

 2010年に公開された『海炭市叙景』(加瀬亮主演・熊切嘉和監督)は、原作者・佐藤泰志の故郷である函館市の有志の発案により制作された映画である。この映画が話題を集め、絶版となっていた佐藤泰志の過去の著作が復刊される運びとなった。村上春樹、中上健次らと並び評されながら賞に恵まれず、41歳で自ら命を絶った小説家、佐藤泰志。本作『書くことの重さ』は、文学と真摯に向き合い、文学に苦悩し続けた泰志の生きざまを描いたドキュメンタリーである。いま改めて評価され直しつつある現状に泰志は何を思うのか―知り得ぬ故人の感情に、思いを馳せずにはいられない1作だ。

『ロード・オブ・セイラム』― 極彩色で際立つ、オカルト感。 ロブ・ゾンビ節が炸裂するサイケデリッ ク・トリップ・ホラー!

ヘヴィーメタル界の巨匠にしてホラー映画界の異端児、ロブ・ゾンビが監督・脚本を手掛けた最新作『ロード・オブ・セイラム』がいよいよ日本公開! 1692年にマサチューセッツ州・セイラムで実際に起きた「セイラムの魔女裁判」を独自解釈した完全オリジナルストーリーは、魔女狩りや悪魔崇拝、宗教冒涜といった禁断の世界を極彩色の映像美で描く、サイケデリック・トリップ・エンターテインメント! ©2012 Alliance Films (UK) Limited, All Rights Reserved.