東京国際映画祭 アジアの風特集上映『台湾電影ルネッサンス2010~美麗新世代』記者会見レポート

  • 2010年10月29日更新

集合b10月24日、東京国際映画祭、「アジアの風」部門の特集上映『台湾電影ルネッサンス2010~美麗新世代』の記者会見が六本木TOHOシネマズで行われた。『台湾電影ルネッサンス2010~美麗新世代』は台湾本国で大ヒットを記録した『モンガに散る』を始め、注目をされている新世代の作家と俳優の作品6本の特集上映。記者会見では監督、プロデューサーとともに、今一番熱い台湾映画俳優たちが登壇し、台湾映画への思いを語った。ほぼノーカットで記者会見の模様をレポートします。

 

イーサンマークbファンの熱気であふれる会場。憧れの華流俳優勢ぞろい。
侯孝賢、エドワード・ヤン、ツァイ・ミンリャンといった個性的な監督がリードした80年代以降、低迷が続いていたが、2008年の『海角七号 君想う、国境の南』のメガヒットを皮切りに、興行収入的にも成功し、活気を帯びている台湾映画。今回は大ヒットを記録している『モンガに散る』からイーサン・ルアンさん、マーク・チャオさん、東京国際映画祭が世界初上映となる『ジュリエット』からはビビアン・スーさん、『ズーム・ハンティング』からはチャン・チュンニンさんが登壇。キラキラと輝く華流スターに会場は一気にヒートアップ。台湾パワーの威力を見せ付けた。また、記者会見では23日のグリーンカーペット不参加の点についてコメントしている。
(MCは「アジアの風」部門プログラムディレクター石坂健治さん)

 

まずは恒例セレブの靴チェック!
男性俳優陣は黒の衣装に黒の皮靴シックに。チュンニンさんは落ち着いた黒の蛇皮テクスチャーにヒールの赤がアクセント。対してビビアンさんは元気な印象のミュール。

《セレブの靴チェック!》
イーサン・ルアンさん マーク・チャオさん チャン・チュンニンさん ビビアン・スーさん
イーサン靴 マーク靴 チュニン靴 ビビアン靴

 

 

陳「一分以上はしゃべりません。彼ら(俳優)を見に来たんですよね」(陳映画處長)
石坂健治(「アジアの風」部門プログラムディレクター 以下石坂):この特集は台湾電影ルネッサンス2010といいまして、5年前にも特集を組んだことがありますけれども、2010年と銘打ちまして、美麗新世代というタイトルをつけました。台湾というのは古い言葉で美麗島と言われておりまして、それとスマートな監督さんと見目麗しい俳優さん。そういうことをかけてつけたタイトルです。今、台湾映画はどんどん元気になってきていまして。官民挙げて映画の振興を盛り上げているような動きが加速しています。これからも台湾との良い関係が続いていけばいいなと思っているところでございます。

陳志寬(新聞局映画處長):私を見に来たのではないことはよく分かっております。ですので、一分以上はしゃべりません。東京国際映画祭は台湾の素晴らしい作品、人気の俳優さんたちを呼んでくれたことに感謝します。台湾で人気があるだけでなく、日本にもたくさんファンのいる俳優ばかりです。台湾、日本、そしてそれだけではなく世界で映画を愛する皆さんの交流がうまくいきますように、この映画祭の成功をお祈りしております。ありがとうございました。

マークリーa謝小韞(台北市文化局局長):皆さんこんにちは。このたび、台湾の今年の代表する6本の作品を監督、プロデューサー、俳優を招いて頂いたこと、感謝いたします。まず、大ヒットした「モンガに散る」、そしてこれから続けてヒットするであろう5本がこれから日本で見られる訳ですけれど、聞くところによりますと、前売り券が全てソールドアウトだということで、本当に応援ありがとうございます。台湾映画界はますますいい作品をお送りできることと思います。ありがとうございます。

リー・リエー(『モンガに散る』プロデューサー):ぜひこの6本の作品をご覧になりましたら、お友達にご紹介、応援をお願いします。「モンガに散る」は間もなく12月に日本で公開されます。私たち台湾映画人がずっと夢見たことです。これからも私たち台湾人はもっともっといい作品を送り出せるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございます。

 

マークb「質問なんですが…コンヤアイテル?」ニウ・チェンザー監督
「監督の後だと何を言っていいか分かりません。」イーサン・ルアン
マーク・チャオ:(日本語で)コンニチハ。本当に僕たちの映画を見に来てくれてうれしく思います。映画の中のモスキートのように日本に来れて、またきっと桜をみれると思うんですけれど、そうできれば喜ばしく思います。

ニウ・チェンザー(『モンガに散る』監督):(マークに)君が来なくても、僕が桜の頃に来て、桜の絵葉書を送るよ(会場笑、そして拍手)
僕達の映画に時間を割いてくれてありがとうございます。どなたもお席を立ってないみたいなのできっと気に入ってもらえたんだなと思います。台湾映画界は、大きく変わっておりますので、注意深く見て応援してください。私たちはスタッフキャスト、情熱を傾けまして皆さんとコミュニケートできる、心血を注いだ作品を撮ろうとしておりますので、ぜひ応援してください。6本の他にも海角七号の監督の新作も、それからリー(リエー)さんの新作もありますので、ぜひぜひそれもよろしくお願いします。まだ(皆さんから)お答えを頂いてないない質問があるのですが。(日本語で)コンヤアイテル?(会場爆笑)

石坂:ええ、はい、どんどん行きましょう(またまた爆笑)

イーサンcイーサン・ルアン:ニウ・チェンザー監督の後だと何を言っていいか分かりません。日曜日の午前中こんなにたくさんの方々が見に来てくれたことは感謝感謝感謝という感じです。(日本語で)ゼヒミテクダサイ。ヨロシク。

チャン・チュンニンさん:(
日本語で)ミナサンコンニチハ。(拍手)『ズーム・ハンティング』の監督が新しい作品にとりかかっていて、来れないことを残念に思っております。今夜、私どもの映画は上映されますので、ぜひ皆さん観てみてください。

石坂:はい、こういう時に「今夜あいてる?」っていうんですよね(会場からは同意の笑い)

 

  

チュンニンb「ビビアンも本当に一生懸命お化粧して…婚礼に参加できなかったみたいで、とっても残念です。」リー・ガン
リー・ガン(『ジュリエット』プロデューサー):『ジュリエット』は短編のオムニバスなんですけれども、ニウ・チェンザー監督が良いと言われた6本の中に入っています。今回は3人の監督がそれぞれ愛をテーマにしたオムニバスになっています。この27年間の台湾映画界の大きな変化をご覧になっていただけると思います。過去ではなくて、今後の台湾映画の未来の可能性を感じ取っていただければ。ずっと台湾映画は、個人的なものであったのですが、(現在)映画というのは一つの大きな産業になっています。それぞれが自分の分担、役割を全うして、力を合わせて大きな力になってきていると思っています。

 

リー・ガンリー・ガン:昨日は(グリーンカーペットの不参加は)大変残念でした。ビビアンも本当に一生懸命お化粧して、きれいにして待っていたんですけれど、なにか、婚礼に参加できなかったみたいで、とっても残念です。映画というのは長い時間、みんなが努力を傾けて作る作品です。そして映画祭と言うのはそのパーティーです。それがあんまり映画と関係ないことで台無しになるというのは、大変残念だと思いました。確かに政治の問題は映画の問題に非常に大きなものがあります。数十年間の歴史、十数年間の内戦、その他もろもろ、やっと最近、話し合いのテーブルにつくようになった訳です。そうした政治の問題を解決するのは、私達映画人の仕事ではありません。色々な文化、スポーツ、経済の交流はあるわけなんですけれど、私達にとっては映画が一番大切なのです。映画に関して言いますと、中国も台湾もとっくに一つになっています。同じ言葉をしゃべり、そして一緒に力を合わせて作品を撮っている訳です。なので私達にとって一番大事なのは「映画」という一つの国だということだと思います。(会場から拍手)そして同じ言葉で、同じ作品を作ることで、地球に貢献できることが、私達映画中国の存在意義だと思います。

 

ビビアンb「4人で朝まで飲んでいました。それでも解決できないこと」
「私も昨日きれいだったんです」ビビアン・スー
ビビアン・スー:こんにちは。お久しぶりです。実は昨日、残念なことがあって、(ニウ・チェンザー)監督さんとイーサンと大好きな妹のような存在のチュンニンと4人で朝までお酒を飲んでいました。それでも、解決できないですね。残念なことです。私達にはがんばっても、どうにもならないこと、すごい残念だと思います。昨日、レッドカーペットに行く前にマークは鏡を何回も見ていて、蝶ネクタイを調整したりして、すごいかわいいなと思って、自分の携帯で(写真を)いっぱい撮ったんです。

ビビアン:イーサンはこのネクタイをつけることが大嫌いで、すごいきつくて、それでもずっと我慢して、一日我慢して最後キャンセルのニュースが来た時に、すぐに(ネクタイを)取っちゃって。それもすごいかわいくて、写真を撮りました。首に青筋が出ちゃった位きつかったんです。チュンニンさんは背中がすごいセクシーなドレスを着ていて、レッドカーペットでお見せできないのが残念ですが、それも後ろから写真を撮りました。(会場から大きな拍手)うるさいかもしれないですけれど、明日からアメーバでだしてもいいですか?(会場再び拍手)
私も昨日もすごくきれいでした。(会場からまたも大きな拍手)自分では写真を撮れないので、スタッフに頼んで、横からも後ろからも、前のアップも全部撮りました。ビビアンc

ビビアン:私はここに立っている皆さんの映画(『モンガに散る』)を観ました。大好きな映画です。チュンニンが大好きですから、チュンニンの映画(『ズーム・ハンティング』)も観ました。まだ、自分の映画、『ジュリエット』だけ見ていません。今日の午後、何時でしたっけ?午後3時20分からすごい楽しみにしています。満席になるといいなと思います。『ジュリエット』の3つのストーリーの一番最初のストーリーに私は出ます。私の役は脳性麻痺の役です。私にとって大きな挑戦で、難しい役でした。でも、がんばりましたので、好きになってくれるといいなと思います。(会場から拍手)台湾の映画を応援してください。

《フォトギャラリー》
 集合a  チュンニンa
 イーサンニウa  集合4

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Poster_B1_ol▼第23回東京国際映画祭
2010年10月23日(土)~10月31日(日) 9日間
六本木ヒルズ(港区)をメイン会場に、都内の各劇場及び施設・ホールを使用(予定)
主催 公益財団法人 ユニジャパン (第23回東京国際映画祭実行委員会)
第23回東京国際映画祭サイト
※上映スケジュール、チケット購入方法等の詳細は、公式サイトをご参照ください。
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取材・編集・文・スチール撮影:白玉
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文 編集 撮影:白玉

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