東京国際映画祭がついに10月23日開幕 – 深まる秋、吹いてくるのは「アジアの風」

  • 2010年10月21日更新

Let_the_Wind_Carry_Me_Main.jpg_cmykアジアの最大の映画の祭典、東京国際映画祭がついに10月23日より開幕。東京国際映画祭の魅力は何と言っても約200作品という、その上映作品の豊富さ。日本未公開の作品をはしごしたり、イベントに参加したりしながら、お気に入りの一本を探す9日間。今回は「アジアの風」部門から注目の「台湾電影ルネッサンス2010」特集の見どころをご紹介します。© Yonder Pictures Limited Inc.

「ミニシアターに行こう。」では東京国際映画祭の模様をレポートしていきます。

 

The_Four_Portrait_Main.jpg_cmykスターきらめく台湾映画。世界が注目する台湾新世代を特集上映
ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤン、ツァイ・ミンリャンなど巨匠を排出している台湾。東京国際映画祭では「台湾電影ルネッサンス2010」と題し、黄金期を経て、再び活気を見せている台湾映画の“新世代”6作品を特集上映。会期中は『モンガに散る』のニウ・チェンザー監督をはじめ、台湾ドラマ界で旬のイーサン・ルアン、マーク・チャオやチャン・チュンニン、日本でもおなじみのビビアン・スーらが舞台挨拶に登壇。台湾スターと台湾映画にどっぷりつかるチャンス。© Cream Production

 

Monga_Main_NEW.jpg_cmykモンガに散る
2010年 台湾 141分 配給:ブロードメディア・スタジオ
「台湾電影ルネッサンス2010~美麗新世代」 のオープニングを飾るのは本年度、台湾映画として最高動員記録を樹立した、話題作、『モンガに散る』。1980年代、黒社会の抗争が絶えない、台北一の歓楽街、モンガを舞台に、極道の世界に染まっていく若者たちの友情と絆、それぞれに待ち受ける哀しい運命を描いた人間ドラマ。監督はF4主演のドラマ「部屋においでよ」、台湾版「花ざかりの君たちへ~花様少年少女~」の演出を手掛けた、ニウ・チェンザー。©2010 Green Days Film Co. Ltd. Honto Production All Rights Reserved.

 

JULIETS_Main.jpg_cmykジュリエット
2010年 台湾 105分 
1970年代、1980年代、2010年代3つの時代のオムニバスラブストーリー。全てを犠牲にしても叶えたい切ない恋に悩む3人のジュリエットの姿を描く。東京国際映画祭がワールドプレミアとなる。日本でも人気の高い、ビビアン・スーが第一話に出演。© Khan Entertainment Co., LTD.

 

 

Taipei_Exchanges_Main.jpg_cmyk台北カフェ・ストーリー
2010年 台湾 81分
ドゥアルが経営するカフェは、居心地のよい空間。しかし、ドゥアルが反対するのを無視して、彼女の姉妹チャンアルは客と品物を交換し始め、評判になる。ある日、店を訪れたひとりの男は物々交換のために、いろいろな町から集めてきた物語を持ち出して….
観光客としてゲスト出演している中孝介が劇中で披露する「ふるさと」を歌うシーンも見どころ。エグゼクティブプロデューサーはなんと侯孝賢(ホウ・シャオシェン)。© BIT Production

 

Zoom_Hunting_Main.jpg_cmykズームハンティング
2009年 台湾86分
ルーイーはファッション雑誌の写真家で、探偵小説作家の姉ルーシンと共同生活をしている。ルーイーはひょんなことから、狂おしいまでに情熱的にセックスしているカップルの姿を写真に撮る。姉妹はそのカップルを観察し始め、次第にルーシンは見たことを小説に書くようになるが… 
見どころはチャン・チュンニンとチュウ・チーイン の美人姉妹っぷり。ぜひ映画館で堪能して。©2010 OCEAN DEEP FILMS

 

 

Poster_B1_ol▼第23回東京国際映画祭
2010年10月23日(土)~10月31日(日) 9日間
六本木ヒルズ(港区)をメイン会場に、都内の各劇場及び施設・ホールを使用(予定)
主催 公益財団法人 ユニジャパン (第23回東京国際映画祭実行委員会)
第23回東京国際映画祭サイト
※上映スケジュール、チケット購入方法等の詳細は、公式サイトをご参照ください。

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文:白玉

  • 2010年10月21日更新

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