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『何かが壁を越えてくる』 ― 『見えないほどの遠くの空を』の榎本憲男監督による待望の新作が、第25回 東京国際映画祭で上映。
東京のTOHOシネマズ六本木ヒルズをメイン会場に、10月20日(土)に開幕した第25回 東京国際映画祭。今年、この映画祭では、『見えないほどの遠くの空を』を手がけた榎本憲男監督の新作短編『何かが壁を越えてくる』が上映される。「一見」、3人の若者たちが織りなす青春ロードムービーに映る本作。しかし、「壁を越えてくる『何か』」に圧倒された、そのとき……? 「日本映画・ある視点」部門にて、10月21日(日)と24日(水)に上映。©ドゥールー
『都市霊伝説 クロイオンナ』 完成プレス試写会 ― 小沼雄一監督、高部あいさん、大野未来さんほか、出演者が大集合。
「平穏だったはずの日常へ、密やかに、だが、確実に忍びこんでくる恐怖」 ― 名手・小沼雄一監督が手がけるホラー『都市霊伝説』シリーズの最新作『都市霊伝説 クロイオンナ』の完成プレス試写会が、10月3日(水)に東京・アップリンクにて開催されました。舞台挨拶に駆けつけたのは、主演の高部あいさん、その妹役を演じた大野未来さん、出演者のみなさま、そして、小沼監督です。ひと組の姉妹とひとりの男が関わりあった末に浮き彫りになる、「黒ずくめのオンナ」の正体と真実とは……?
【イケメン青田買い】 相葉裕樹さん ― 『王様とボク』で厭世的な青年を演じた彼は、照れ屋の子どもだった?
9月22日(土)、『王様とボク』が劇場公開初日を迎え、前田哲監督、出演者のみなさま、主題歌を歌ったGood Comingのみなさまが、シネマート新宿での舞台挨拶に駆けつけました。12年間昏睡状態だった主人公をめぐる青春ドラマの本作には、菅田将暉さん、松坂桃李さん、そして、相葉裕樹さんの、今をときめく若手俳優3人が出演しています。ミニシアが注目するのは、相葉さん。人との関係に壁を作って厭世的になっているトモナリを演じた相葉さんは、実際には笑顔がきらめく爽やかな青年。舞台挨拶の模様をお届けしながら、映像に舞台にと、幅広く活躍する相葉さんの魅力に迫ります。
『ル・コルビュジエの家』 脚本家アンドレス・ドゥプラットさん トークショー ― この映画を味わい尽くすヒントと知識のすべてがここにある。
8月3日(金)、『ル・コルビュジエの家』の脚本家アンドレス・ドゥプラットさんが来日して、東京都内某所でトークショーをおこなった。9月15日(土)より新宿K’s Cinemaほかにて全国順次公開の本作の舞台は、ブエノスアイレスに実在する「クルチェット邸」という家。20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計した家である。この家も主人公といえる本作を味わい尽くすために、建築家でもあるアンドレスさんのお話にじっくりと耳を傾けよう。トークショーの模様を、ほぼノーカットでお届けする。
『ル・コルビュジエの家』 ― ある日、突然、隣家から自分の家が丸見えになってしまったら……?
ル・コルビュジエは20世紀を代表する建築家。この映画の主人公は、コルビュジエが設計した家に住んでいる。しかし、コルビュジエに関する知識は、本作を観る上で必ずしも必要ではない。「ある日、突然、隣人が不穏なことをやらかし始めた」 ― 誰もがどきっとして不安を禁じえないこの点に興味と共感をいだければ、必ずや存分に愉しめる作品だ。非社交的な主人公と、やたらとフレンドリーでずうずうしい隣人が繰り広げる、おかしくも不気味さが漂う、巧妙な皮肉にあふれた物語である。ラストには、唖然とすること必至。その驚愕を体験するために、ぜひ映画館へ駆けつけていただきたい。9月15日(土)より、新宿K’s Cinemaほか全国順次公開。
「第21回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」 ― あなたがしびれるのはどの作品? コンペティションのグランプリは「観客投票」で決定!
「アジア最大規模」を誇るLGBT映画の祭典「第21回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」が今年も開幕! 9月14日(金)~17日(月・祝)、東京・青山のスパイラルホールにて開催だ。見逃せないプログラムとラインアップが揃う中、ミニシアが注目するのは「レインボー・リール・コンペティション」 ― 日本の気鋭の監督たちが手がけた短編映画のコンペティションで、そのグランプリは「観客投票」によって決定するのだ。あなたの琴線に触れまくるのは、どの作品だろうか? さあ、ノミネートされた全4作品を観て、「この作品が、わたしの『一番』!!」に投票をしよう(画像は、宮崎光代監督作品『TSUYAKO』 (c) TSUYAKO 2011)。
【実践映画塾 シネマ☆インパクト】実践映画塾からシネマ☆インパクトから生まれた、とんでもなく粋のいい映画5本。
本サイトで連載取材している、実践映画塾シネマ☆インパクトから生まれた映画5本がいよいよ上映される。『「シネマ☆インパクト」はワークショップではない。選ばれた精鋭の監督達が、限られた時間と予算の中で“映画作り”を凌ぎ合う映画の格闘場だ。』と主宰の山本政志が語るこのプロジェクト、第一弾の参加監督は大森立嗣監督、瀬々敬久監督、鈴木卓爾監督、深作健太監督、山本政志監督という豪華な面子。彼らの短編は、どれも自由でパワフルでカオティック。閉塞感停滞感あふれる時代をものともしてない感じに勇気をもらえる。日本でもハリウッドでもなんでもいいけど「これが映画だ!」とこの作品群にこそ言いたい。オーディトリウム渋谷で、9月1日(土)~14日(金)上映。(C)シネマ☆インパクト(画像は、山本政志監督『アルクニ物語』)
『I’M FLASH!』 ― 藤原竜也と松田龍平が演じる、囚われた男と囚われない男
『ナインソウルズ』『空中庭園』などの豊田利晃監督と、舞台俳優として世界的に名を馳せ、映画でも『カイジ』シリーズなどで活躍する藤原竜也の初タッグは、速度と熱量のある刺激の強い作品だ。新興宗教の教祖である吉野ルイは運命の女と出会ったことから、自分の人生に疑問を感じていく。その時から、ルイを守るために雇われていた3人のボディガードは、一転して彼の暗殺者となった。神としての生を捨てようとしたルイの前に立ちはだかる殺し屋・風との闘いは熾烈を極めていく。生と死、希望と絶望、光と闇、どちらを選ぶか、突きつけられる作品だ。9月1日(土)テアトル新宿ほか全国ロードショー!(C) 2012「I’M FLASH!」製作委員会
ドキュメンタリー『LIGHT UP NIPPON ~日本を照らした、奇跡の花火~』 ― 坂本龍一氏を迎えてトークイベントを開催。
ドキュメンタリー映画『LIGHT UP NIPPON ~日本を照らした、奇跡の花火~』が、7月7日(土)より全国公開されている。7月9日(月)、新宿バルト9で、同作の“主人公”である高田佳岳さんと、テーマ曲を担当した坂本龍一さんによるトークイベントが行われた。「LIGHT UP NIPPON」は、「東日本大震災の被災地を花火で明るく照らしたい」という高田さんの思いが多くの人を動かし、花火大会を実現させたプロジェクトで、この映画はその姿を追いかけたドキュメンタリーである。
『孤島の王』公開記念 知られざる北欧・ノルウェーの魅力 トークショー ― 渡辺芳子さんが語る「北欧映画の魅力」。
ノルウェーに実在した少年矯正施設を舞台に、1915年に実際に起こった衝撃的な事件が題材になっているサスペンス『孤島の王』が、全国で順次、絶賛公開中。7月21日(土)からは、静岡シネギャラリー、愛媛のシネマルナティックで、8月18日(土)からは沖縄の桜坂劇場で公開されます。5月2日(水)にヒューマントラストシネマ有楽町で開催されたトークショーで、北欧映画専門家の渡辺芳子さんが「北欧映画の魅力」についてたっぷりと語ってくださいました。