『Life work of Akira Kurosawa 黒澤明のライフワーク』4.8(土)高円寺シアターバッカスで特別上映!20代の若者が見た世界のKUROSAWAの実像

  • 2023年04月02日更新
映画『Life work of Akira Kurosawa_』 映画『Life work of Akira Kurosawa_』
映画『Life work of Akira Kurosawa_』
映画『Life work of Akira Kurosawa_』

黒澤明監督の没後25年にあたる2023年、巨匠の知られざる素顔を克明に記録したドキュメンタリー映画『Life work of Akira Kurosawa 黒澤明のライフワーク』に注目が集まっている。本作は、1985年公開の『乱』の撮影現場にメイキング撮影班として参加した当時大学生の河村光彦監督が、38年の時を超えて完成させた作品。4月8日(土)には高円寺シアターバッカスにて特別上映が行われ、河村監督の舞台挨拶や『八月の狂詩曲』の照明部スタッフをゲストに迎えたトークショーも予定されている。


映画『Life work of Akira Kurosawa_』予約QR【日時】2023年4月8日(土)
13:00〜/15:00〜/17:30〜/20:00〜 *各回30名限定
【会場】高円寺シアターバッカス
東京都杉並区高円寺北2-21-6 レインボービル3F
【入場料】一般 1,500円/大学・専門生以下 500円(学生証提示)
【予約フォーム】https://forms.gle/rgwtHHamxrCswAH98
【主催・問い合わせ先】株式会社tokyowebtv
tokyowebtv@akurosawa.com
※ご予約についてのお問い合わせは、高円寺シアターバッカスへ直接ご連絡ください。

※15:00〜終了後、『八月の狂詩曲』照明部スタッフのトークショー開催! 同回の来場者全員に『乱』照明部秘話掲載の業界誌「映像照明」をプレゼント!

黒澤明監督、畢生の大作『乱』
幻の第三のメイキングが、38年の時を超えて完成

1985年公開された黒澤明監督『乱』。黒澤監督を敬愛していた当時大学生の河村光彦は、メイキング撮影班として参加する機会を得る。彼とその仲間たちが1984~85年に記録した素材は約150時間分。その素材を基にメイキングやTV特番が制作されたが、それらはすべて河村の手から離れてつくられたものだった。黒澤明の没後、1998年にその撮影素材テープを発見。当時の記録媒体はアナログの3/4インチのテープ素材だったが、河村はこの素材の一部(70時間分)をデジタル化して編集を開始。各プロダクションや出演者の許諾を得て2022年に完成&初公開を迎えた。

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20代の若者が目の当たりにした、世界のKUROSAWAの実像

上映時間91分。そこに映し出されるのは20代の河村たちが目の当たりにした、世界のKUROSAWAの実像だ。撮影現場で見せたサングラスの下の優しいまなざし。俳優に愛の籠った言葉で指導する、巨匠の真摯な仕事ぶり――。本作を観れば、世間のイメージとは違う黒澤監督の姿に驚くに違いない。2022年10月には映倫「次世代の映画推薦委員会」の推薦映画に選ばれ、40分の短縮版は7か国の国際映画祭で最優秀短編ドキュメンタリー賞や最優秀監督賞を受けた良作だ。

予告編&メッセージ

没後25年目にして完成した映画『Life work of Akira Kurosawa』は黒澤明監督の生きざまを通して、真のリーダーシップ を学べて、正しい愛の 人材育成、指導法を悟れる人生の教材だ。
これは単なるメイキングビデオではございません。
観客は黒澤監督の誠実で熱意のある仕事ぶりから多くを学ぶはずです。職場における真のリーダーシップや、親として子に接する時に、愛の籠った言葉で的確に指導すべきだということを悟ります。
黒澤監督が現場で見せる、俳優に対する穏やかな口調は、これまでマスコミが報じた黒澤天皇のイメージを180度変えます。
その善良な人格が世界を感動させてきた映画作りの原点だったのです。
大学生の時にそれを目撃した監督河村光彦が、その生涯を捧げて完成したのがこのドキュメンタリー映画です。

(2022年/日本/91分)
監督:河村光彦
撮影:谷口裕幸
音楽:山田百合子

映倫「次世代への映画推薦委員会」推薦作品
提供:株式会社tokyowebtv https://tokyowebtv.jp/
(C)2022MitsuhikoKawamura

※4/29(土)〜5/12(金)はポレポレ東中野で上映決定!『乱』も同時期上映!

【受賞歴】
イギリス・ロンドン国際月例映画祭:特別名誉賞(2022)
ウクライナ・オニコフィルムアワード:ベストドキュメンタリー映画賞(2022)
イタリア・ニューヨークネオリアリズム映画賞:ベストドキュメンタリー映画賞(2022)
インド・ブルーズドルフィンズ毎月オンライン国際短編映画祭:最優秀監督賞(2022)
イギリス・スタンリーフィルムアワード:最優秀ドキュメンタリー短編映画賞(2022)
イタリア・ミラノゴールドアワード:ドキュメンタリー短編映画・特別賞(2022)
アメリカ・ニューヨーク映画祭:ドキュメンタリー短編映画・特別賞(2022)
ブラジル・T.I.F.A. – ティエテ国際映画賞:ドキュメンタリー短編映画・アンフマ銀賞(2022)
日本・東京ショーツ:最優秀ドキュメンタリー短編映画賞(2022)
インド・ブルーズドルフィンズ毎月オンライン国際短編映画祭本選:最優秀監督賞(2022)
*海外版・短縮版含む

<河村光彦監督インタビュー>

編集:富田旻

  • 2023年04月02日更新

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