ちば映画祭の活動再開に喜びのコメント続々到着! 来春1月22日(日)に『距ててて』『春原さんのうた』上映会を開催!

  • 2022年12月12日更新

フレッシュな才能の溢れる監督と作品をいち早く特集し、多くの映画人と映画ファンに愛されながらも、2021 年1月に活動休止を発表した「ちば映画祭」。多くの人が復活を待ち望んでいた同映画祭の活動再開がついに決定し、来春1月22日(日)には第1回上映会を実施することも発表された。上映作品は、加藤紗希監督『距ててて』と、杉田協士監督の『春原さんのうた』の2作品。さらに、活動再開に向けて「ちば映画祭」にゆかりのある監督や俳優たちからの応援コメントも解禁された。

「ちば映画祭」コメント

ちば映画祭が、年間2~3回の定期上映会として再始動します!

休止中、千葉の映画祭として千葉で若手監督の映画を上映すること、千葉の方々に若手監督を紹介することの必要性を改めて考えたとともに、市民活動として、無理なく継続することの重要さも考えました。

結果、どうしても千葉に若手監督の作品を届けたいとの気持ちは消すことが出来ませんでした。そこで、映画祭という大きなイベントではありませんが、「映画文化を盛りあげる」「千葉を盛りあげる」という目的は引き続き変わらず、若手インディーズ映画の作品上映をメインに、より身近に、より気軽に、そしてより定期的に、小さな上映活動として再出発することといたしました。

早速ですが2023年1月22日(日)に第1回の上映会を実施し、2022年を代表するインディーズ映画『距ててて』『春原さんのうた』の2作品をお届けします。

『距ててて』は日本各地の主要映画祭で入選後に劇場公開された愛すべきオムニバス映画で、『春原さんのうた』は第32回マルセイユ国際映画祭グランプリほか世界で評価された傑作です!

ちば映画祭定期上映会vol.1
〜 初期衝動再び!!〜

日 時/上映作品:2023年1月22日(日)
【1】『距ててて』11時- 【2】『春原さんのうた』14時-
会 場:千葉市生涯学習センター 小ホール B1(千葉市中央区弁天3丁目7番7号)
料金:各前売 1,000円、各当日 1,300円 ※前売12月12日(月)発売開始
定員:各60名
主催:ちば映画祭実行委員会
問い合わせ先:chibaeigasai@gmail.com
共催:千葉市生涯学習センター 後援:千葉市
協力:株式会社両見英世デザイン事務所
※詳しくは「ちば映画祭」公式サイト

上 映 作 品

『距ててて』

映画『距ててて』メイン画像1監督:加藤紗希 脚本:豊島晴香
出演:加藤紗希、豊島晴香 ほか

【受賞】第43回ぴあフィルムフェスティバル観客賞、 第15回田辺・弁慶映画祭入選、第22回TAMA NEW WAVEコンペティション入選

【STORY】写真家を目指すアコとフリーターのサン。二人は共通の友人とともに共同生活を始めたものの、事情により友人が家を出た今やむを得ず二人暮らしをしている。アコは几帳面でストイック、サンはだらしなく自由気まま。正反対な二人の生活が順風満帆なわけもなく、日々の暮らしは微妙な空気に包まれている。 噛み合わない二人と二人が出会う人々、日常の中の違和感と小さなおかしみを軽妙な語り口で紡いだ四章構成のお話。

【プロフィール】
加藤紗希(監督・出演)
振付師・俳優。幼少期よりダンスを始め、中学生でミュージカルを経験。舞台製作・振付・出演などを経て、映画
美学校アクターズコースを修了し、映画製作に興味を持つ。豊島晴香との創作ユニット[点と]にて、演じること
を起点に作品創作を行う。初監督作の短編映画『泥濘む』が 2019 年に PFF 入選。『距ててて』が初長編作品。

豊島晴香(脚本・出演)
俳優。小劇場の舞台を中心に活動する。近年はウンゲツィーファの作品に企画段階から携わっているほか、レズビ
アンアイデンティティを主題にした作品で話題を集めたムニ『ことばにない』に出演。映画美学校 アクターズコー
スで出会った加藤紗希の誘いで脚本を書き始め、ともに映画製作を開始。その俳優にしか演じられない、個人の魅
力を最大限生かした当て書きを得意とする。


『春原さんのうた』

監督・脚本:杉田協士 原作短歌:東直子
出演:荒木知佳、新部聖子、伊東沙保、金子岳憲
©Genuine Light Pictures

【受賞】第32回マルセイユ国際映画祭グランプリ、俳優賞、観客賞

【STORY】美術館での仕事を辞めてカフェでのアルバイトを始めた沙知( 24 )は常連客から勧められたアパートの部屋
に引越しをする。そこでの新しい生活を始めた沙知だったが、心にはもう会うことの叶わないパートナーの姿
が残っている。

【プロフィール】
杉田協士(監督・脚本)
『ひとつの歌』( 11 )、『ひかりの歌』( 17 )がそれぞれ東京国際映画祭などへの出品を経て劇場公開。『春原さんのうた』( 21 )が第 32 回マルセイユ国際映画祭にてグランプリ・俳優賞・観客賞の3冠を獲得、第 70 回マンハイム=ハイデルベルク国際映画祭では ライナー・ヴェルナー・ ファスビンダー賞特別賞を受賞し、 2022 年に劇場公開。 2023 年にフランスで公開予定。第4作『 Following the Sound (英題)』の企画が第 33 回マルセ
イユ国際映画祭での企画コンペティション「 FIDLab 」にて COMMUNE IMAGE 賞を受賞し、現在制作進行中。

応援コメント(敬称略)

真利子哲也(映画監督/第4回映画祭特集監督)

待ってました!
ちば映画祭はスタッフたちがみんな楽しんでいることが良いところ。
再始動と聞いて、また会えると思うと嬉しくなります。
休憩挟んでこっからがクライマックス、更なる新しい発見を楽しみにしてます!!



村松正浩(映画監督/第5回映画祭特集監督)

「続け!!ちば映画祭!!!!!」


大河原恵(映画監督・俳優/第9回映画祭特集監督)

ちば映画祭、ふたたびの開催おめでとうごさいます!あのあったかくて映画愛にまっすぐ満ちた、オリジナルな場所にまた出会えるなんて……!存在感が凄すぎる公式(?)キャラクター、ちば日菜津にもまた会いたい…!楽しみにしています!



井樫彩(映画監督/第9回映画祭『溶ける』上映)

ちば映画祭は、作品ひとつひとつに対してとても愛をもって接している。作品のみならず作家に対してもそうで、熱量を持ちながら向き合い、応援してくれる。形を変えて復活するとのことをとても嬉しく思っています。そこで生まれるものも沢山あると感じながら。



清原惟(映画監督/第10回映画祭特集監督)

ちば映画祭の熱量はほんとうにすごい。お祭りの楽しさはもちろん、小さな映画であっても、ひとつひとつにじっくり大切に向き合ってくれる熱量が、とても嬉しかった。再始動、心から応援しています。



中川奈月(映画監督/第10回映画祭『彼女はひとり』上映)

ちば映画祭復活おめでとうございます!

作品を押し上げようと一生懸命に応援してくれる映画の味方のちば映画祭、ここでの上映があったからこそ私がいると言っても過言ではないくらい感謝しています。そんな映画祭がこれからどんな映画を見せてくれるのか、楽しみでしょうがありません!



今村左悶(作曲家/第6回映画祭上映『故郷の詩』ほか)

映画祭がお休みに入った時点で、すでに頑張り尽くしてたと思うので、(応援コメントとしては変だけど)再開にあたっては、あまり頑張らないで欲しいです。



富岡英里子(俳優/第4回映画祭上映『犀の角』)

“俳優”も“映画”もわからないあの頃。映画祭のMV撮影の為に、ふんどし一丁で旗をふる実行委員の方々の勇姿に洗礼を受けた。『初期衝動、忘れない!』を刻みつけられ、気がつけば10年が経った。あのちば映画祭が帰ってくる!見逃すわけにはいかない!!



橋野純平(俳優/第5回映画祭上映『兄兄兄妹』ほか)

プログラマーが劇場にコツコツと通い、見つけ集めた映画を宝物のように愛する姿が好きです。また宝物を観れる機会が訪れるとは。
ちば映画祭、再始動おめでとうございます。



木村知貴(俳優/第7回映画祭上映『SLUM-POLIS』ほか)

初期衝動を忘れない映画祭が充電期間を経て帰ってくる。どんな映画に出逢えるか楽しみでしょうがない。
皆さん一人一人がちば映画祭です。



福永朱梨(俳優/第10回映画祭上映『彼女はひとり』)

ちば映画祭再始動!待ってました!
またやらないのかな……と思っていたのでほんとに嬉しいです。『映画が好きだ』という初期衝動を、いつも『ちば映画祭』と一緒に思い出します。これからもずっとずっと続けてね!

  • 2022年12月12日更新

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