ミニシアターに行こう。

体感型プレミアムシート【FLEXOUND】（フレックスサウンド）日本初上陸！

フィンランドの拡張音響システム開発会社 FLEXOUND™ 社の特許技術を搭載し、音と振動を発生させるスピーカー内蔵の劇場用シート【FLEXOUND Augmented Audio】（フレックスサウンド・ オーギュメント・オーディオ。以下、フレックスサウンドと表記）が2022年12月1日（木）よりユナイテッド・シネマアクアシティお台場（東京都港区）に導入された。耳で聴くと同時に、椅子の枕や背部からの振動で “音を体感できる” 日本初上陸のプレミアムシートだ。

（取材：富田旻）

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ミニシアターを飛び出して、いざお台場へ！ 

映画館に通う理由、その一つが音響だという読者も多いだろう。大きなスクリーンに映し出される映像と、迫力のサウンドが導く“非日常感” は、自宅ではなかなか味わえない感覚だ。

ミニシアター好きの筆者も、より深い音との一体感や没入感を求め、4DXやドルビーアトモスなどを導入したシネコン系映画館や爆音上映へ行くこともしばしばあり、 “音好き” が高じて某社の劇場用音響システムの記事広告を執筆していたこともある。そんな個人的な興味もあり、11月29日（火）にユナイテッド・シネマアクアシティお台場で開催された「フレックスサウンド体験会」に行ってきた。

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【体験レポート】
映画の世界に包まれているような音響体験！

あらためて、フレックスサウンドとはなにかを説明しよう。
正式名称【FLEXOUND Augmented Audio ™ 】は、前述したようにフィンランドの拡張音響システム開発会社 FLEXOUND™社の特許技術による音と振動を発生させるスピーカーが内蔵された椅子のことである。イヤフォンにも骨伝導といった空気の振動以外の方法で音を聴く技術があるが、フレックスサウンドも振動技術を応用し、耳で音を聴くと同時に椅子の枕や背部からの振動により身体でも音を感じることができる。音量の増幅とは別方向で、これまでにない音響体験ができるプレミアムシートなのだ。

ジャンルや作品、座席の位置を選ばずに音の臨場感を楽しめる！

例えばドルビーアトモスのように専用のフォーマットで制作された作品だけでなく、すべての上映作品に対応できるのもフレックスサウンドの大きな特長だ。アクションやSF大作だけでなく、コメディ、恋愛、ホラー、青春もの、アニメなど、ジャンルに関係なく臨場感いっぱいに映画の音を楽しめる。

また、シートごとにスピーカーが内蔵されているため、座席とスピーカーの位置関係によって音の聞こえ方が変わるなどの心配もない。一人ひとりが個別に音に包まれるような上質な音響環境を “体感” できる。

映画を全身で感じる!?

スピーカーはシートの上部（上の画像右の黒い部分）にあり、体格によって多少の差はあるものの耳の後ろあたりから音が聞こえる仕様になっている。さらに独自の振動技術により身体全体で音を感じられるため、椅子全体がスピーカーになっているような感覚で映画を楽しむことができる。

実際のデモ上映では今までにない音の臨場感と没入感があった。そう、映像を “観た” のではない、全身で “感じた” のだ。心なしか椅子の振動で血行がよくなり、肩こりが軽減した気もする……（※あくまで個人の感想であり、同様の効果を謳ったシステムではない）。

通常料金プラス200円で楽しめてお得感満載！ いつもの映画鑑賞が特別な体験に！

ユナイテッド・シネマアクアシティお台場では、このたび10 スクリーンにフレックスサウンドを導入。現状では各スクリーンに7席程度ではあるが、いずれも劇場中央列に配置されている。座席と座席の間も通常の椅子より少し間隔が広くなっており、通常の鑑賞料プラス200円（一部作品をのぞく）で隣の席を気にすることなく思い切り映画に没入きるだろう。

冬休みやクリスマスのイベントごととして映画を観に行く人は、フレックスサウンドでの鑑賞を検討してみてはいかがだろうか。ちょっと特別な気分を味わえるに違いない。この体感型映画鑑賞は、やみつき必至である。

音響体感プレミアムシートFLEXOUND Augmented Audio ™ 日本初導入について

劇場名：ユナイテッド・シネマアクアシティお台場
（東京都港区台場 1 -7 -1 アクアシティお台場内）
導入スクリーン：10 スクリーン
（スクリーン：2 番、3 番、4番、5番、6番、 7番、9番、10 番、11番、12番）
導入開始日：2022 年 12 月 1 日（木）
利用料金：通常料金 プラス 200 円（ 一部作品除く）

●FLEXOUND Augmented Audio　公式サイト

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