「狼葬2022」―豊⽥利晃監督最新作『⽣きている。』名古屋、京都、富⼭で上映イベント開催! 切腹ピストルズのLIVE、監督&渋川清彦の登壇も

  • 2022年09月06日更新

『⽣きている。』スペシャル上映イベント
「狼葬2022」3日間の上映ツアーが決定!

2022年7月24日に渋⾕WWWXで初披露された、豊⽥利晃監督の最新短編映画『⽣きている。』。その⼤反響を受けて、名古屋、京都、富⼭での上映イベントツアーが決定した。

本作の主演を務めるのは、『キングダム』『真犯⼈フラグ』『ザ・タクシー飯店』など映画やテレビの話題作にひっぱりだこの渋川清彦。物語は現代、神社の祭りに松明を持った男が現れ、騒動を起こす――狼蘇⼭シリーズの新章とも⾔える18分の短編映画だ。⾳楽はZAZEN BOYS/NUMBER GIRL の向井秀徳。エンドクレジットは切腹ピストルズが手掛ける。

イベント当⽇は狼蘇⼭ シリーズ(『狼煙が呼ぶ』『破壊の⽇』『全員切腹』)の⼀挙上映、切腹ピストルズのライブ、 舞台挨拶に豊⽥監督と渋川清彦(24、25⽇)が登場予定。残暑が残る9⽉に再び熱い狼の⾎潮が燃えたぎる!

「狼葬2022」と名付けられた3⽇間の上映ツアー。9月27 ⽇に実施される国葬にちなんだネーミングだという。

<豊⽥監督からのコメント>

国葬よりも狼葬を。混沌を⾻まで⾷い散らかして突き進む、祝祭の三⽇間。⽣きていることを⾃覚しよう。我々はまだ⽣きている。今が最⾼だと思える時間を共有しよう。

【名古屋】9⽉23⽇(祝・⾦)
17時20分開場 17時30分開演
名古屋センチュリーシネマ
料⾦ 3500円(特製ポストカード付き)
『⽣きている。』&狼蘇⼭シリーズ⼀挙上映(『狼煙が呼ぶ』『破壊の⽇』『全員切腹』)
LIVE:切腹ピストルズ 舞台挨拶:豊⽥利晃

【京都】9⽉24⽇(⼟)
14時20分開場 14時30分開演
京都みなみ会館
料⾦ 3500円(特製ポストカード付き)
『⽣きている。』&狼蘇⼭シリーズ⼀挙上映(『狼煙が呼ぶ』『破壊の⽇』『全員切腹』)
LIVE:切腹ピストルズ 舞台挨拶:渋川清彦、豊⽥利晃

【富山】9⽉25⽇(⽇)
14時10分開場 14時20分開演
富⼭ ほとり座
料⾦ 3500円(特製ポストカード付き)
『⽣きている。』&狼蘇⼭シリーズ⼀挙上映(『狼煙が呼ぶ』『破壊の⽇』『全員切腹』)
LIVE:切腹ピストルズ 舞台挨拶:渋川清彦、豊⽥利晃

ほとり座 特別企画
『豊⽥利晃×渋川清彦×飯⽥団紅(切腹ピストルズ総隊⻑)VS 全観客』
お囃⼦:せっぷくぴすとるず
時間未定
場所 ほとり座ライブホール
料⾦ 投げ銭
(事前に観客から質問を紙に書いてもらい、その質問に全て答えるというイベント)

『生きている。』狼葬2022予告編
名古屋、京都、富山の乱

混沌の時代を喰う
「生きているのかいないのか、自分だけが知っている」

(2022年/日本/18分/DCP/ビスタサイズ)
監督・脚本:豊田利晃 プロデューサー:村岡伸一郎 豊田利晃
撮影:槇憲治 照明:宗賢次郎 美術監修:佐々木尚 メイク:佐々木ゆう
助監督:佐和田惠 伊藤希紗 操演:小林正巳 音響演出:北田雅也 編集:村上雅樹
デザイン:大橋修 スチール:菊池修 メイキング:奥田アキラ
題字:飯田団紅 アシスタント・プロデューサー:久永光 翁長穂花
協力: にしかた有志の会 栃木県フィルムコミッション 鹿沼フィルムコミッション日光珈琲 常陸屋呉服店 EDO WONDERLAND 日光江戸村 加蘇山神社
制作プロダクション:コンチネンタルサーカスピクチャーズ
製作:豊田組 バンブービー 宣伝・配給:豊田組
©豊田組

イベント出演者プロフィール

渋川清彦(しぶかわ・きよひこ)

1974年、群馬県渋川市出身。
第32回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞/助演男優賞を受賞。主な出演作に『偶然と想像』(2021/濱口竜介監督)、ドラマ『真犯人フラグ』(21)、現在放送中の主演ドラマ、テレビ東京水ドラ25「ザ・タクシー飯店」など。また、公開待機作に『キングダム2 遥かなる大地へ』(22/佐藤信介監督)、『異動辞令は音楽隊!』(22/内田英治監督)、『激怒』(22/高橋ヨシキ監督)などがある。


切腹ピストルズ/せっぷくぴすとるず/又の名を江戸一番隊

全国に隊員二十数名、鉦・三味線・笛・太鼓での神出鬼没の路上演奏を得意とし、町・村おこし、祭、ライブハウス、フェス、デモ、神社仏閣奉納演奏、小学校から介護施設まで、あらゆる場所に現る。地方探索・民俗の研究、農、工商(雪駄・がまぐち・野良着・大工・意匠)、寺子屋、寄席、尺八指導など、隊員各々が展開。人呼んで「江戸へ導く装置」、自称「ニホンオオカミの残党」。近年では、映画監督・豊田利晃作品への協力(2019—2022)、ニューヨーク(2018)やドバイ万博(2022)などの海外演奏も増え、動乱の時代においても独自の活動が続くが、その完全な意図は未だ紐解かれていない。愛用の袢纏は新潟小千谷片貝の老舗・紺仁製。大紋は丸一。判じ絵は矢鎌志(やかまし)。出囃子は「一丁入り」。
せっぷくぴすとるず名物本店


監督・脚本:豊田利晃(とよだ・としあき)

1969年大阪府生まれ。91年、阪本順治監督『王手』の脚本家として映画界にデビュー。1998年、千原浩史(千原ジュニア)主演『ポルノスター』を初監督し、日本映画監督協会新人賞、みちのく国際ミステリー映画祭・新人監督奨励賞を受賞。2001年、初のドキュメンタリー映画『アンチェイン』を監督。02年には人気漫画家・松本大洋原作『青い春』(松田龍平)を映画化し大ヒット。ドイツのニッポン・コネクション映画祭で観客賞を受賞。03年『ナイン・ソウルズ』(原田芳雄、松田龍平)、2005年に直木賞作家・角田光代原作『空中庭園』(小泉今日子)を監督。06年にはアテネ国際映画祭で全作品がレトロスペクティブ上映されるなど、国内のみならず世界各国からも高い評価を受ける。また、中村達也、勝井祐二、照井利幸と音楽ユニット「TWIN TAIL」を結成。ライジングサンロックフェスティバルに出演、現在も活動中。09年に中村達也主演『蘇りの血』、11年に瑛太(永山瑛太)を主演に『モンスターズクラブ』、12年に藤原竜也、松田龍平主演の『I’M FLASH!』を監督。13年、NYで行なわれた日本映画祭JAPAN CUTSで世界を魅了する業績を残した監督へ贈られるCUT ABOVE AWARDを受賞。14年、東出昌大主演『クローズ EXPLODE』を監督。15年、16年、舞台『怪獣の教え』(窪塚洋介、渋川清彦ほか)を演出。18年『泣き虫しょったんの奇跡』(松田龍平、松たか子)監督。写真集『MOVIE STILLS FROM TOSHIAKI TOYODA FILMS 1998-2018』を刊行。2019年、短編映画『狼煙が呼ぶ』(渋川清彦、浅野忠信、高良健吾、松田龍平、切腹ピストルズ)を全国のミニシアター50館で初の同日公開を成し遂げる。自伝『半分、生きた』を出版。2020年4月、小笠原諸島を舞台としたドキュメンタリー『プラネティスト』(窪塚洋介、GOMAほか)を公開。7月24日、『破壊の日』(渋川清彦、マヒトゥ・ザ・ピーポー、イッセー尾形)を公開。イタリアのオルトレ・ロスペッキオ国際映画祭2020で監督賞受賞。21年2月、日野浩志郎と鼓童の音楽映画『戦慄せしめよ』を配信で公開。7月、『全員切腹』(窪塚洋介、渋川清彦、芋生悠)を公開。窪塚洋介を主演に迎え、真っ向から生き方の美学を問う作品が話題を呼んだ。写真集『映画戦争2019-2021』(講談社)を出版。22年佐渡島の鼓童の音楽映画『戦慄せしめよ』を全国劇場公開中。7月、短編映画『生きている。』公開。
公式サイト
映画『生きている。』新ポスター

  • 2022年09月06日更新

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