7.24(日)公開イベント開催間近!豊田利晃監督『生きている。』予告編&新ポスター完成! 切腹ピストルズによる主題歌を配信販売!

  • 2022年07月14日更新

映画『生きている。』新ポスター公開イベント開催迫るなか、予告編&新ポスターが完成!

2022年7月24日(日)に渋谷WWW Xで公開イベント開催が決定している、豊田利晃監督最新作『生きている。』。このたび、予告編と新ポスターが完成し、切腹ピストルズによる主題歌『いきいづ』の配信販売決定も発表された。

主演を務めるのは、「真犯人フラグ」「ザ・タクシー飯店」などでテレビドラマでも注目を集める映画俳優、渋川清彦。完成した予告編では、神社の階段をふんどし姿で駆け上がってくる渋川が映し出される。この映像は、本編には出てこない別テイクとのことだ。

物語の舞台は現代。神社の祭りに松明を持った男が現れて騒動を起こす18分の短編映画であり、『狼煙が呼ぶ』『破壊の日』『全員切腹』と2019年から毎年、時代に挑む作品を作り続けている豊田監督の狼蘇山シリーズの新作でもある。

音楽を担当するのは、ZAZEN BOYS/NUMBER GIRLの向井秀徳と切腹ピストルズだ。

<コメント/映画ライター 森田まほ氏>

ふんどし姿の渋川清彦が咆哮を上げた瞬間、頭のてっぺんから雷がズドンと落ちた。
嫌なことありゃマスクの下で小さく舌打ち、そんな日常に爆音で響いた18分間の強烈な目覚まし時計。
ウジウジ文句言ってないで、もっと声上げて、真剣(マジ)で生きていけ!
豊田組のエネルギーに目ん玉こじ開けられた私は、胸の鼓動を感じながら生きはじめたのじゃ!!

映画『生きている。』予告編

暴かれた時代に問う
「生きているのかいないのか、自分だけが知っている」

(2022年/日本/18分/DCP/ビスタサイズ)
監督・脚本:豊田利晃 プロデューサー:村岡伸一郎 豊田利晃
撮影:槇憲治 照明:宗賢次郎 美術監修:佐々木尚 メイク:佐々木ゆう
助監督:佐和田惠 伊藤希紗 操演:小林正巳 音響演出:北田雅也 編集:村上雅樹
デザイン:大橋修 スチール:菊池修 メイキング:奥田アキラ
題字:飯田団紅 アシスタント・プロデューサー:久永光 翁長穂花
協力: にしかた有志の会 栃木県フィルムコミッション 鹿沼フィルムコミッション日光珈琲 常陸屋呉服店 EDO WONDERLAND 日光江戸村 加蘇山神社
制作プロダクション:コンチネンタルサーカスピクチャーズ
製作:豊田組 バンブービー 宣伝・配給:豊田組
©豊田組

切腹ピストルズ『いきいづ』ジャケ切腹ピストルズの2022年の宣言ともいえる
渾身の新曲『いきいづ』
豊田組ショップ内にてデジタル音源販売中!

『いきいづ』/切腹ピストルズ
1 いきいづ
2 いきいづ(楽)
3 いきいづ(宣言)

「いきいづ」というのは「生き出づ」だ。
古語で「死んだと思われたものが生き返る」とか「正気に返る」という意味で、源氏物語にも出てくるような言葉だ。 死ぬときに詠む「辞世の句」の反対、生きよう!と思う時の句(それを宣言と呼ぼう)にしようと決めた。

飯田団紅(切腹ピストルズ総隊長)

「映画『生きている。』ワールドプレミア公開イベント

ここでしか観られない!盛りだくさんのイベントと本編上映
7.24(日)は渋谷WWW Xへ集結!

映画『生きている。』イベント_チラシ

現在、映画館上映は予定されておらず、本編を観られるのは7月24日(日)の「映画『生きている。』ワールドプレミア公開イベント」会場のみとなる。

当日は豊田監督と主演の渋川清彦による舞台挨拶、イッセー尾形の一人芝居、切腹ピストルズ、向井秀徳のライブと盛りだくさんの内容だ。イッセー尾形のライフワークであり、チケット入手困難な一人芝居は、豊田監督の熱烈なラブコールにより実現。ライブハウスで一人芝居をやるのは初の試みだという。

混沌の時代に生きる意味を問う、笑いと涙と音楽の祭りを見逃すな!

日時:2022年7月24日(日)17時開場 18時開演
場所:渋谷WWW X(東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル2F)
料金:7,240円(特製ポストカード付き)1ドリンク代別

・『生きている。』上映(18分)
・舞台挨拶:渋川清彦/豊田利晃
・イッセー尾形(ひとり芝居)
・切腹ピストルズ(LIVE)
・向井秀徳(LIVE)

チケット ☞豊田組ショップ内にて販売

イベント出演者プロフィール

渋川清彦(しぶかわ・きよひこ)

1974年、群馬県渋川市出身。
第32回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞/助演男優賞を受賞。主な出演作に『偶然と想像』(2021/濱口竜介監督)、ドラマ『真犯人フラグ』(21)、現在放送中の主演ドラマ、テレビ東京水ドラ25「ザ・タクシー飯店」など。また、公開待機作に『キングダム2 遥かなる大地へ』(22/佐藤信介監督)、『異動辞令は音楽隊!』(22/内田英治監督)、『激怒』(22/高橋ヨシキ監督)などがある。


イッセー尾形(いっせー・おがた)

福岡県生まれ。
「一人芝居」の第一人者として独自のスタイルを80年代に確立。90年代には国内のみならず、海外からも招致され、NY、ベルリン、ミュンヘン他、数多くの都市で上演を果たす。2015年から創始された夏目漱石の作品を題材にした『妄ソーセキ劇場』、そして『妄ソー劇場』は今日においても全国各地で公演し、高い評価を得ている。一方、数多くの映画、ドラマにも出演。
主な映画出演:『太陽』(アレクサンドル・ソクーロフ監督)、「ヤンヤン夏の思い出」(エドワード・ヤン監督)、「沈黙」(マーテイン・スコセッシ監督)、「泣き虫しょったんの奇跡」(豊田利晃監督)、「ONODA」アルチュール・アラリ監督。主なテレビ出演「未解決事件・警察庁長官狙撃事件」「スカーレット」「青天を衝け」「相棒」など。著書に「シエークスピア・カバーズ」がある。


切腹ピストルズ/せっぷくぴすとるず/又の名を江戸一番隊

全国に隊員二十数名、鉦・三味線・笛・太鼓での神出鬼没の路上演奏を得意とし、町・村おこし、祭、ライブハウス、フェス、デモ、神社仏閣奉納演奏、小学校から介護施設まで、あらゆる場所に現る。地方探索・民俗の研究、農、工商(雪駄・がまぐち・野良着・大工・意匠)、寺子屋、寄席、尺八指導など、隊員各々が展開。人呼んで「江戸へ導く装置」、自称「ニホンオオカミの残党」。近年では、映画監督・豊田利晃作品への協力(2019—2022)、ニューヨーク(2018)やドバイ万博(2022)などの海外演奏も増え、動乱の時代においても独自の活動が続くが、その完全な意図は未だ紐解かれていない。愛用の袢纏は新潟小千谷片貝の老舗・紺仁製。大紋は丸一。判じ絵は矢鎌志(やかまし)。出囃子は「一丁入り」。
せっぷくぴすとるず名物本店


向井秀徳(むかい・しゅうとく)

1973年生まれ、佐賀県出身。1995年、NUMBER GIRL結成。99年、「透明少女」でメジャー・デビュー。2002年解散後、ZAZEN BOYSを結成。自身の持つスタジオ「MATSURI STUDIO」を拠点に、国内外で精力的にライブを行い、現在まで5枚のアルバムをリリースしている。また、向井秀徳アコースティック&エレクトリックとしても活動中。
2009年、映画『少年メリケンサック』の音楽制作を手がけ、第33回日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。2010年、LEO今井と共にKIMONOSを結成。2012年、ZAZEN BOYS 5thアルバム『すとーりーず』リリース。今作品は、ミュージック・マガジン「ベストアルバム2012 ロック(日本)部門」にて1位に選出された。2019年 NUMBER GIRLを再結成。著書に『厚岸のおかず』『三栖一明』がある。
公式サイト


監督・脚本:豊田利晃(とよだ・としあき)

1969年大阪府生まれ。91年、阪本順治監督『王手』の脚本家として映画界にデビュー。1998年、千原浩史(千原ジュニア)主演『ポルノスター』を初監督し、日本映画監督協会新人賞、みちのく国際ミステリー映画祭・新人監督奨励賞を受賞。2001年、初のドキュメンタリー映画『アンチェイン』を監督。02年には人気漫画家・松本大洋原作『青い春』(松田龍平)を映画化し大ヒット。ドイツのニッポン・コネクション映画祭で観客賞を受賞。03年『ナイン・ソウルズ』(原田芳雄、松田龍平)、2005年に直木賞作家・角田光代原作『空中庭園』(小泉今日子)を監督。06年にはアテネ国際映画祭で全作品がレトロスペクティブ上映されるなど、国内のみならず世界各国からも高い評価を受ける。また、中村達也、勝井祐二、照井利幸と音楽ユニット「TWIN TAIL」を結成。ライジングサンロックフェスティバルに出演、現在も活動中。09年に中村達也主演『蘇りの血』、11年に瑛太(永山瑛太)を主演に『モンスターズクラブ』、12年に藤原竜也、松田龍平主演の『I’M FLASH!』を監督。13年、NYで行なわれた日本映画祭JAPAN CUTSで世界を魅了する業績を残した監督へ贈られるCUT ABOVE AWARDを受賞。14年、東出昌大主演『クローズ EXPLODE』を監督。15年、16年、舞台『怪獣の教え』(窪塚洋介、渋川清彦ほか)を演出。18年『泣き虫しょったんの奇跡』(松田龍平、松たか子)監督。写真集『MOVIE STILLS FROM TOSHIAKI TOYODA FILMS 1998-2018』を刊行。2019年、短編映画『狼煙が呼ぶ』(渋川清彦、浅野忠信、高良健吾、松田龍平、切腹ピストルズ)を全国のミニシアター50館で初の同日公開を成し遂げる。自伝『半分、生きた』を出版。2020年4月、小笠原諸島を舞台としたドキュメンタリー『プラネティスト』(窪塚洋介、GOMAほか)を公開。7月24日、『破壊の日』(渋川清彦、マヒトゥ・ザ・ピーポー、イッセー尾形)を公開。イタリアのオルトレ・ロスペッキオ国際映画祭2020で監督賞受賞。21年2月、日野浩志郎と鼓童の音楽映画『戦慄せしめよ』を配信で公開。7月、『全員切腹』(窪塚洋介、渋川清彦、芋生悠)を公開。窪塚洋介を主演に迎え、真っ向から生き方の美学を問う作品が話題を呼んだ。写真集『映画戦争2019-2021』(講談社)を出版。22年佐渡島の鼓童の音楽映画『戦慄せしめよ』を全国劇場公開中。7月、短編映画『生きている。』公開。
公式サイト

(編集:min)

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