足立智充&玉置玲央 主演!『夜を走る』公開決定&コメント解禁 — 構想9年、佐向大監督がオリジナル脚本で描く衝撃作!

  • 2022年03月08日更新

構想9年、佐向大監督がオリジナル脚本で現代社会の相貌を描き切る!

足立智充・玉置玲央が主演を務める佐向大監督の最新作『夜を走る』が、2022年5月にテアトル新宿、ユーロスペースほか全国で、公開されることが決定した。

2018年公開の『教誨師』が大きな話題を呼んだ佐向監督が、構想9年をかけたオリジナル脚本で現代社会の相貌を描き切る。


映画『夜を走る』メインビジュアル郊外の鉄屑工場。そこで働く二人の男。ひとりは不器⽤で上司にも取引先にも軽侮されながら、実家で暮らす秋本。ひとりはうまく世の中をわたってきた⾕⼝。あまりに退屈な、しかし平穏な毎日を送ってきた彼らだったが、ある夜の出来事がきっかけで、⼆⼈の⽇常と運命は⼤きく揺らぎ始める……。

機械も人間も簡単にスクラップ・アンド・ビルドされ、部品の入れ替わりなどお構いなしにぐるぐる回り続ける社会。嘘が嘘を生み、弱い者たちが更に弱い者を叩く。そんな無情な世界の中、それでも通常運転を続ける人間の絶望と再生が、驚きの展開で紡がれてゆく。

監督・脚本は、“死”と隣り合わせの死刑囚たちと、彼らと対峙する聖職者の“生”を描いた大杉漣主演作『教誨師』(2018)で高く評価された佐向大。前作に続き完全オリジナル脚本の構想は9年前。本来ならば、本作が大杉の初プロデュース作品となるはずだったが、先に製作された『教誨師』が大杉初のプロデュースにして最後の主演作となり、本作の企画は一旦頓挫。その後全世界をパンデミックが覆う中、再び企画が始動。佐向にとってまさに集大成にして新境地たる渾身の一作だ。

足立智充、玉置玲央主演! 松重豊、宇野祥平ら豪華俳優陣の怪演も必見!

主演の秋本役に、『きみの鳥はうたえる』(18)や『ふたつのシルエット』(20)の足立智充。予想だにできない怒涛の運命を辿る男を鬼気迫る怪演で魅せる。同僚の谷口役に、『教誨師』の死刑囚役で映画初出演し、毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞、NHK ドラマ「おかえりモネ」などでも印象的な姿を見せる玉置玲央。秋本と対照的に、家族を持ち、要領よく生きてきた男を見事に演じる。

脇を固める登場人物には、日本を代表する実力派俳優が集結。廣木隆一監督『夕方のおともだち』(22)でSM 女王に扮し話題を集めた菜葉菜ほか、宇野祥平、松重豊、高橋努、川瀬陽太といった個性豊かな俳優たちが圧倒的な存在感で魅せる。またTV ドラマを中心に多彩な役を演じる新進女優・玉井らんが、本作で本格的映画デビューを飾る。

撮影は、堀禎一監督『夏の娘たち ひめごと』、宮崎大佑監督『VIDEOPHOBIA』の渡邉寿岳。ビジュアルデザインは、銀杏BOYZ やcero、雑誌「STUDIO VOICE」(No.411-415)等のアートディレクターを務めた坂脇慶。

著名人コメント

中原昌也(ミュージシャン、作家)

映画は夢か?現実か? ファスビンダーが死んでも、いまだ彼の描いた世界が現実なのに……その揺るぎない事実をこの映画が証明した! 映画は時限爆弾だ! 全部吹っ飛ばせ!


夏目知幸(ミュージシャン/Summer Eye)

真っ赤な灰皿。箱のカタチの、足がついてる、缶でできたやつ。底に溜まった汚い汚い汚い水、粘る唾液が染み込んだ大量のタバコの吸い殻、そのエキスをじっくりと時間をかけて抽出した、もう、水って言っちゃいけない汁。あの、臭い臭い臭い臭い臭い汁。黒い黒い黒い黒い黒~い黒~い汁って、一気飲みしたら死ぬらしいから、味を知りたければ代わりにこの映画を観るといい。飲んだことがある事に気づくだけだとしても。


町山広美(放送作家)

ドストエフスキーの至言「囚人を逃亡させない最良の方法は、監獄に入っていると気づかせないことだ」がついに映画化された。快挙であり暴挙であるこの映画は、今見られなければならない。「日常を続けましょう」は看守の声だと、気づく時が来たのである。


門間雄介(ライター、編集者)

現実を不条理が侵食していく。
それは一人の映画作家が格闘し、認識するにいたった世の中のある断面なんだろう。
恐れを知らない、この野心的な映画は、観る人に激しい揺さぶりをかける。
ぶっ壊れているのは自分か、世界か?

作品・公開情報

▼『夜を走る』
脚本・監督:佐向 ⼤
(2021 年/日本/125 分)
出演:⾜⽴智充、⽟置玲央、菜葉菜、⾼橋努/⽟井らん、坂巻有紗、⼭本ロザ、信太昌之、杉⼭ひこひこ、あらい汎、潟⼭セイキ、松永拓野、澤純⼦、磯村アメリ、川瀬陽太、宇野祥平 /松重 豊

製作:⼤杉弘美 プロデューサー:村⽥信男、⽚⼭武志 撮影:渡邉寿岳 照明:⽔瀬貴寛 ⾳響:弥栄裕樹 助監督:⽟澤恭平 編集:脇本⼀美
撮影協⼒:武蔵野⾦属 制作協⼒:SS ⼯房
製作:TOEKICK★12、クイーンズカンパニー、Takano プロモーション、 プロジェクト ドーン、マーメイドフィルム、パロマイン
配給:マーメイドフィルム、コピアポア・フィルム
©2021『夜を走る』製作委員会

『夜を走る』公式サイト   公式Twitter

※2022年5月よりテアトル新宿、ユーロスペースほか全国順次公開

(編集:min)

  • 2022年03月08日更新

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