年月の記事

『第16回 東京フィルメックス』-原点回帰。世界に羽ばたく映画作家たちが戻ってくる映画祭

11月21日より第16回東京フィルメックスがスタートする。カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭をはじめとする国際映画祭が今後注目するであろう映画作家を、世界に先駆けて、いち早く紹介し続けてきた映画祭、東京フィルメックス。東京フィルメックスをきっかけに世界に大きく羽ばたいていった映画作家は再び東京フィメックスに戻って世界が注目する一本を公開する。そのさまは川に戻ってくる鮭のよう。東京フィルメックスが原点ということもあるけれど、映画好きが集まる雰囲気のなかで作品を共有したいという思いがあるからだろう。16回目の今年はコンペティション部門10本をはじめ33作品のいずれも見逃すことのできない作品が目白押し。今回は戻ってきた鮭ならぬ東京フィルメックス出身の監督の上映作品をご紹介します。© Bandai Visual, Bitters End, Office Kitano

富田克也監督 × 写真家・吉永マサユキ @COFFEE&EAT IN toki トークセッションレポート-「ちゃんとしてる」人たちのマジメで不真面目なお話

2011年10月9日(日)。東京・西荻窪のカフェ・バー兼輸入ポスターショップCOFFEE&EAT IN tokiで、『サウダーヂ』の公開が間近に控える富田克也監督と、『族』『若き日本人の肖像』などの写真集が高い評価を受けている写真家・吉永マサユキさんのトークショーが行われました。
数々の武勇伝をもつ吉永さん、地元山梨で有名なヤンキー学校に通っていたという富田監督。そのため(?)、しょっぱなから、やんちゃトーク炸裂。ここでお届けするのは自主規制版ではありますが、それでもなお魅力的なお話が満載です。

『モーターズ』〜「空回りで、ちょうどいい」不器用な40男の愛すべき日々を綴った、渡辺大知第一回監督作品〜

うだつの上がらない40男が恋に落ちた…!どこともしれない郊外の工場で働く男たち、その日常をオフビート感覚でみせる出会いと別れの物語。主演に実力派俳優・渋川清彦。監督は、ロックバンド・黒猫チェルシーのフロントマンであり、映画『色即ぜねれいしょん』『くちびるに歌を』などで俳優として高い評価を得ている渡辺大知。本作はPFFアワード(ぴあフィルムフェスティバル)2014で審査員特別賞を受賞している。
11月14日(土)~11月27日(金)新宿武蔵野館レイトショー上映!全国順次公開
(C)2014 team モーターズ 

第一回監督作品『モーターズ』劇場公開 〜渡辺大知監督インタビュー〜

ロックバンド「黒猫チェルシー」のフロントマンである一方、俳優としても高い評価を得ている渡辺大知氏が、なんと監督としてオリジナル脚本の映画を撮り上げていた!そしていよいよ第一回監督作品『モーターズ』新宿武蔵野館での公開がスタートする。PFFアワード(ぴあフィルムフェスティバル)2014では審査員特別賞を受賞。大学の卒業制作でありながら、主演に実力派俳優・渋川清彦を迎え、整備工場で働くちょっぴり空回り気味の中年男と、一組のカップルの出会いと別れを味わい深く演出している。
劇場公開直前、渡辺監督に本作のエピソードや映画への思いについてお話を伺うことができました。

第28回東京国際映画祭・追悼特集『高倉健と生きた時代 』― 倍賞千恵子さんが語る高倉健さんとの思い出

2015年10月22日(木)〜10月31日(土)に開催された第28回東京国際映画祭。プログラムの一つ追悼特集『高倉健と生きた時代』では、昨年11月に他界した名優・高倉健さんの一周忌を前に10本の主演作品が上映された。25日(日)には会場となったTOHOシネマズ新宿に倍賞千恵子さんが登壇し、これまでに高倉さんと共演した『幸福の黄色いハンカチ』(77)、『遙かなる山の呼び声』 (80)、『駅 STATION』(81)の映画3作品の思い出と、在りし日の高倉健について公の場で初めて語った。