年月の記事

『信さん・炭坑町のセレナーデ』 平山秀幸監督 インタビュー

hirayama昭和38年の福岡の炭坑町を舞台に、人々が慎ましくも肩を寄せあって懸命に生きている姿を描いた『信さん・炭坑町のセレナーデ』。平山秀幸監督にとっては、長いキャリアにおいて初めて、故郷の福岡でロケをおこなった作品です。主演に小雪さんを迎えたハート・ウォーミングな本作について、平山監督にたっぷりとお話を伺ってまいりました。独占ロング・インタビュー、ゆっくりとお楽しみください。

『信さん・炭坑町のセレナーデ』

shinsan_main福岡の炭坑町に、「綺麗なお姉さん」が現れた ― 平山秀幸監督の新作『信さん・炭坑町のセレナーデ』は、昭和38年を舞台に、少年の淡い恋と、炭坑町のリアリティあふれる情景を描きだした、心温まるヒューマン・ドラマ。CGを使わずにロケ中心で作った、映画作りの原点ともいえる作品です。小雪さん、石田卓也さん他、出演者が駆けつけた初日舞台挨拶の模様も、併せてリポート!

第11回 東京フィルメックスでのQ&A、続々開催!―『ミスター・ノーバディ』・『夏のない年』・『トーマス、マオ』

fc05dir11月20日(土)から大盛況開催中の、第11回 東京フィルメックス。この映画祭の名物といえば、監督・スタッフ・キャストが登壇するQ&A。ジャコ・ヴァン・ドルマル監督登壇『ミスター・ノーバディ』、サウンドデザイナーのピート・テオさん登壇『夏のない年』、チュウ・ウェン監督と女優のジン・ズーさん登壇『トーマス、マオ』のQ&Aから、厳選の一問一答をリポートします。※写真は、『トーマス、マオ』のチュウ監督です。

「フィルメックスが待ち遠しい!Vol.2」-行定監督が語る、東京フィルメックスの楽しみ方。

IMG_1305ついに開幕した第11回東京フィルメックス。開催に先駆けて行われたトークイベント、「フィルメックスが待ち遠しい!Vol.2」では11年前の第1回東京フィルメックスのコンペティションに参加後、数多くの国際映画祭で活躍する行定勲監督をゲストに迎え、作り手としての国際映画祭の面白さ、存在意義について熱のこもったトークが来り広げられた。東京フィルメックスで行定監督が「気になる」作品の話も満載。世界基準の監督のお墨付き作品をチェックしよう。

公開目前の『海炭市叙景』、徹底予習!―第23回 東京国際映画祭より舞台挨拶・記者会見

kaiken4熊切和嘉監督の新作『海炭市叙景』。ロケ地・函館市のシネマアイリスでは11月27日(土)より、東京では12月18日(土)よりユーロスペースにてロードショーです。去る第23回 東京国際映画祭では、熊切監督と出演者のみなさまが来場して、舞台挨拶と記者会見をおこないました。目前に迫った劇場公開の予習として、その模様をたっぷりとお楽しみください。

第11回東京フィルメックス開幕―極上の映画セレクトショップへようこそ

fc04sub2アジア作品を中心にこれから花開く,若き才能を紹介する映画祭、東京フィルメックスが11月20日よりスタートする。セレクトショップの“ブランドは知られていないけれどハイセンスな商品”のように、日本を代表する映画の目利きが選んだ上映作品はどれも個性的な光を放つ逸品ばかり。東京フィルメックスを経て、カンヌやベルリンなど主要国際映画祭で賞を取る映画製作者も多く、未来の巨匠の才能に触れる数少ないチャンスだ。今回は活躍が期待される監督のコンペティション参加の4作品をご紹介。日本での上映が決まっていない作品もあるので、この機会を逃さないで。

『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』

「ハーブ&ドロシー」main気がつけば世界屈指の現代アート・コレクターとなっていた、ハーバートとドロシーのヴォーゲル夫妻。彼らが作品を選ぶ基準はたった二つで、「自分の給料で買える値段であること」と「アパートに収まるサイズであること」。ふたりの言葉を聞いていると、難解なイメージがつきまとう現代アートが、身近で楽しくなること請け合い。趣味と興味を確実に広げてくれるこのドキュメンタリーは、11月13日(土)よりシアター・イメージフォーラム他にて全国順次公開。

『スプリング・フィーバー』ロウ・イエ監督インタビュー―禁令中にも関わらず、撮影を続ける監督の最も伝えたかったメッセージ

20101025_47前作『天安門・恋人たち』では、中国電影局の許可が降りなかったにもかかわらず、カンヌ国際映画祭コンペティションに出品したために、当局より5年間の映画製作・上映禁止処分を受けたロウ・イエ監督。禁令中、ロウ・イエ監督が家庭用ビデオカメラで撮影された『スプリング・フィーバー』は再びカンヌ国際映画祭で上映され、脚本賞を受賞。世界の注目を集める。『スプリング・フィーバー』公開前に来日した監督に撮影現場と、最も監督が描きたかった“社会の圧力のもとで生きる普通の人々”について、たっぷりと語っていただきました。

『パン屋再襲撃』 カルロス・キュアロン監督×ルーカス・アコスキンさん インタビュー

カルロス・キュアロン監督村上春樹さんの短編小説『パン屋再襲撃』。日本人にはなじみ深くてファンも多いこの小説を、メキシコ人のカルロス・キュアロン監督が短編映画化しました。2010年10月31日(日)に東京都写真美術館でおこなわれた「フォーカス・オン・アジア」のワークショップに、キュアロン監督とプロデューサーのルーカス・アコスキンさんが講師として来日。ワークショップが始まる前、おふたりにインタビューをおこないました。『パン屋再襲撃』を映画化するに至った経緯を、じっくりと伺いましょう。

無名の人物から届いた脚本が始まり―フィンランド映画祭2010 『ヤコブへの手紙』 クラウス・ハロ監督 ティーチ・イン

マイク210月に恵比寿ガーデンシネマで開催されたフィンランド映画祭2010。10月31日(日)の『ヤコブへの手紙』上映後、クラウス・ハロ監督によるティーチ・インが開催されました。本作の脚本はハロ監督が手がけていますが、原案はヤーナ・マッコネンさんという女性によるものです。 マッコネンさんの原案と出会った驚くべき経緯を、ハロ監督は詳しく語りました。さて、その経緯とは?