ちば映画祭がついに東京上陸! —『新年一発!ちば映画祭2020 inアテネ・フランセ文化センター ~監督特集・特集~』

  • 2019年12月26日更新

ちば映画祭2020inアテネ・フランセ文化センターメイン画像
ちば映画祭が2020年の年明け、東京に初上陸する。1月18日(土)にアテネ・フランセ文化センター(東京・千代田区神田駿河台)にて開催される『新年一発!ちば映画祭2020 inアテネ・フランセ文化センター ~監督特集・特集~』は、同映画祭主催による千葉県外初の上映会だ。


時の流れが早い東京で、いつまでも忘れてほしくない作品を上映

第4回の開催以来、気鋭の若手監督を特集してきたちば映画祭。「選りすぐりのフレッシュな才能に出会いたければ、ちば映画祭をチェックする」そんな映画ファンも多いなか、本上映会ではこれまでにちば映画祭で特集された監督から4名をピックアップし、各監督の作品を1作ずつ、3つのプログラムに分けて上映する。各プログラムとも、作品の上映とゲストによる約30分のトークが楽しめるお得な構成だ。
※最新情報は、ちば映画祭の公式サイトでご確認ください。

次々と新しい映画が撮られ、上映される時代ですが、いつまでも忘れて欲しくない映画があります。東京という、時の流れが早い場所での初上映は、敢えてそのような作品を上映します。ぜひ 皆さんで語り継いでください。——ちば映画祭実行委員会

 

【プログラムA】
開場:12時40分 開演:13時 終演:15時
ゲスト:村松正浩 監督、佐伯日菜子さん(俳優)

『シンク』

(1998年/日本/85分)
監督・脚本:村松正浩
出演:松崎ナオ、野田 慶、光安 稔、村松正浩
製作・配給:Smalllight Pictures
第20回ぴあフィルムフェスティバル(PFF アワード1997)グランプリ

この声、聞こえますか—死んでも続いてたらどうする?—

オレンジ色のダッフル・コートが良く似合う、女の子・クミ。彼女が冗談半分で実験した呼びかけ――“テレパシーのようなもの”は、全く接点のない2人の男に届いた。彼らは本来知り合うはずのない赤の他人だが、“不思議な力”で会話を続けながら、それぞれの人生を送っていく。3本の平行線は、いつか交わる瞬間があるのだろうか……。

<解説>第5回映画祭の村松監督監督特集では、ENBUゼミナールのワークショップ作品が上映されたが、今回の上映会ではPFF アワード1997にてグランプリを受賞し、翌年劇場公開された『シンク』を上映。シンガーソングライターとして活躍中の松崎ナオが主演した映画としても知られており、20年以上経っても色あせない傑作が約10年ぶりのスクリーン上映となる。

プログラムB
開場:15時20分 開演:15時40分 終演:18時05分
ゲスト:『襟売ってよ』大河原恵 監督、前田多美さん(出演者)
『海にしずめる』石橋征太郎さん、真柳美苗さん(出演者)

 

『襟売ってよ』

(2014年/日本/52分)
監督・脚本:大河原恵
出演:鶴巻紬、古賀友樹、森川しゅう、前田多美、野川雄大、松嵜翔平、鈴木もも、小池琢也、山崎遥、小出水賢一郎、谷岡千晶、川添一真、塚谷柊斗
第26回東京学生映画祭入選 、 第9回ちば映画祭上映

母と弟のフリーハグから、この日、壊れた家族は再会しあう

姉の花屋を手伝う聡子はある日、8年ぶりの母と弟がフリーハグしている光景を目にする。弟は母の襟を切っている。弟が母にお金を払った。全然フリーじゃなかった。


『海にしずめる』

(2014年/日本/53分)
監督:田崎恵美
脚本:横川僚平、田崎恵美
出演:遠藤新菜、三浦英、石橋征太郎、北村岳子、真柳美苗、小宮一葉、田村健太郎、宮部純子、カトウシンスケ、藤田健彦、藤田みか
第16回TAMA NEW WAVE ある視点 上映、 第6回&10回 ちば映画祭上映

真っすぐな少女の眼差し —なかったことに出来ますか?—

ある兄弟の元へ1人の少女がやって来る。自分の本当の父親を知りたいと言うその少女は、兄弟のかつての幼馴染みの女に瓜二つであった。互いに心当たりのある兄弟は、自分の娘かもしれない少女の存在に困惑する……。 物語の重要な後半部分を千葉県富津市で撮影。

<解説>プログラムBでは、第9回映画祭で特集した大河原恵監督と、第6回映画祭の作品集で上映した田崎恵美監督をピックアップ。「多くの方に何度でも観てもらいたい」とちば映画祭がプッシュする珠玉の2作品だ。

【プログラムC】
開場:18時25分 開演:18時45分 終演:21時
ゲスト:杉田協士監督、東直子さん(作家・歌人)

『ひとつの歌』

(2011年/日本/100分)
監督・脚本:杉田協士
出演:金子岳憲、石坂友里、枡野浩一、天光眞弓、塩見三省
配給:boid
第24回東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門正式出品

ポラロイド写真がつないだ二人の、あの夏の物語

ある日、東京郊外の駅で起きた人身事故。そこに偶然居合わせた剛が撮った写真には、命を落とした女性・妙子の、事故直前の姿が写っていた。その後、妙子に娘・桐子がいると知った剛は、彼女の前に姿を現すようになる。その写真の存在を告げることができないまま、剛は桐子との時間をすごし、二人は惹かれ合っていく……。

<解説>第8回映画祭で特集された杉田協士監督。今回の上映では、第24回東京国際映画祭 日本映画ある視点部門に出品され、劇場公開もされた初長編作品『ひとつの歌』を上映する。また、今年劇場公開され好評を博した杉田監督の『ひかりの歌』は、第8回と第9回映画祭でプレミア上映を行ったの4本の短編を1つの作品として長編化した作品だ。『ひかりの歌』は、2020年1月17日(金)〜19日(日)に、アップリンク渋谷の「見逃した映画特集2019」でも上映される。

 

監督プロフィール&コメント

村松正浩(むらまつ・まさひろ)

卒業制作の『シンク』がPFFアワード1997でグランプリを受賞し、当時としては異例の劇場公開に発展。俳優ワークショップで制作された中編作品の『兄兄兄妹』(2009)、『グレイト・グランマ・イズ・スティル・アライブ』(2011)、『ロング・サマー・スクール』(2012)らが高評価を受け、これまで多数上映されたほか、2013年にはちば映画祭でも特集上映が組まれた。

【コメント】ちば映画祭の企画が東京都千代田区で行われるとのことで、少し混乱したのですが、お声がけいただいた映画が僕の初めての長編『シンク』で、二重に混乱し、緊張しています。おそらく僕の監督作のなかで、最も多くの人に観られた映画ではないかと思うものの、いささか月日が経っています。願わくば、現在でも響くなにかがビデオテープに残されていますように。

 

大河原恵(おおかわら・めぐみ)

1994年生まれ。多摩美術大学入学時より映画監督、俳優として活動。監督作『みんな蒸してやる』は下北沢映画祭グランプリ、PFFアワード入選。第9回ちば映画祭で監督作が特集され、2019年には同映画祭のMVを監督。近年の主な出演作品は『21世紀の女の子』『エレファントソング』、Youtube連ドラ『主人公』など。

【コメント】ちば映画祭がまさかの東京上陸!さらにまさかまさか上映の機会をいただき、大変大変嬉しいです。『襟売ってよ』は、ちば映画祭に出会う前に作った映画です。どうしようもなく閉ざしているのにどうしようもなくとっておきの出口を探していた年頃に。

ちば映画祭との出会いは明らかに私に影響を及ぼしました。出会ってしまってよかったとずっとずっと思っています。あなたにもぜひ出会ってほしいです。お待ちしております!

 

田崎恵美(たざき・めぐみ)

1987年生まれ、鳥取県出身。監督作に『アンナと二階の部屋』(第32回PFFアワード企画賞、エンタテインメント賞)、『ハイランド』(第22回東京学生映画祭グランプリ)、『ふたつのウーテル』(第64回カンヌ国際映画祭短編部門正式出品)がある。

【コメント】過去を抱えて日常を送ることに少し疲れたら、この映画を見てください。願った未来とは違う現在を懸命に生きるすべての人に、愛と初期衝動を込めて。

 

 

杉田協士(すぎた きょうし)

1977年、東京生まれ。映画監督。2012年に長編第1作『ひとつの歌』、2019年に第2作『ひかりの歌』が劇場公開。

【コメント】ちば映画祭で作品を取り上げられた人たちは、どうして? と思ったことがあるかもしれません。どうしてこの作品を選んだんだろう。こんなに熱心なんだろう。愛情深いんだろう。うれしいし、たまに戸惑う。今回は情が溢れすぎて、開催場所が東京の御茶ノ水になってるけど、たぶん総武線で1本だから千葉ですと言うんだと思います。『ひかりの歌』の公開後、見たいと伝えてくれる人の多かったデビュー作『ひとつの歌』が上映されます。私にとっても貴重で、やっぱりうれしいです。

開催概要

○会場:アテネ・フランセ文化センター
東京都千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ4階

▶︎JR御茶ノ水駅 「御茶ノ水橋口」出口より徒歩7分
▶︎JR水道橋口出口 「東口」出口より徒歩7分
▶︎東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅 徒歩10分 ※出口は1箇所。
▶︎都営三田線 水道橋駅 「A2」出口より徒歩10分
※ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。

○入場料:全席自由・各プログラム入替制(定員130名)
▶︎各プログラム券(プログラム指定)前売予約1,000円 /当日1,200円
▶︎1日通し券(前売予約のみ)前売予約2,200円(限定30セット)

<前売予約>2020年1月14日(火)まで受付中
詳細→ちば映画祭公式サイト
受付専用メールアドレス:wassyoi.c.ticket@gmail.com
※料金は、当日会場の《映画祭チケット販売所》にてお支払いください。
※会場(アテネ・フランセ文化センター)でのチケットの事前販売はございません

<入場方法>会場の《映画祭チケット販売所》にて、当日12時20分よりチケット販売及び前売予約の精算をします。その際、その日の上映・全回分の「入場整理券」を配布します。
※ご入場は「入場整理券」の番号順です。開場時にいらっしゃらない場合は「入場整理券」の番号は無効となりますので、ご注意ください。
※満席の際及び上映開始後は入場をお断りする場合がございますのでご了解ください。

〇主催:ちば映画祭実行委員会
〇協力:アテネ・フランセ文化センター
〇Special Thanks:花くまゆうさく
〇お客様お問い合せ先:ちば映画祭実行委員会 メール:chibaeigasai@gmail.com

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