ポーランド映画祭2013-今年も開催! スコリモフスキ監督監修、戦後ポーランド映画の傑作を一挙上映

  • 2013年11月28日更新

昨年大盛況のうちに幕を閉じた「ポーランド映画祭2012」。今年もファンの熱い要望に応え、2週間限定で「ポーランド映画祭2013」が開催される。
今回メインとなるのは、戦後ポーランド映画界を代表するアンジェイ・ワイダ監督の作品。50年代後半ポーランド派時代の代表作、『灰とダイヤモンド』のズビグニェフ・ツィブルスキを追悼した60年代の異色作、70年代後半に “連帯”を支持した時期の社会派作品など、実に多彩な7本が揃った。
なお、御年87歳になる巨匠の最新作は、“連帯”元議長で元大統領のレフ・ワレサ氏の半生を描いた「ワレサ」(仮題)。日本では、2014年に公開が予定されている。





また、上記のワイダ映画を含め、60年代を中心とした作品を新たに10本、昨年人気の高かったアンコール作品7本、さらに60年代の人気児童アニメやジャパンプレミア作品も上映。そのラインナップの充実ぶりに注目が集まる。




昨年に引き続き、今回もイエジー・スコリモフスキ監督が監修に参加。期間中は、彼が監督・主演を務めた『不戦勝』(65)も上映される。映画祭初日には、同監督の開幕舞台挨拶とトークショーが行われる予定だ。




それにしても、昨年の同映画祭の盛り上がりは凄かった! 連日満員で、開場前は劇場の外にまで人が溢れ返っていた。それもそのはず、このイベントは、戦後のポーランド映画史に名を刻む監督たちの名作や傑作を堪能できる貴重な機会。今年も渋谷のイメージ・フォーラムは、昨年と同様、大変な熱気に包まれることだろう。




[上映作品リスト](『不戦勝』、『大理石の男』、『鉄の男』、『不運』、アニメーション以外はデジタル・リマスター版による上映)
アンジェイ・ワイダ監督作品
『地下水道』(1957年/96分/モノクロ)<アンコール上映>
『灰とダイヤモンド』(1958年/104分/モノクロ)<アンコール上映>
『すべて売り物』(1968年/100分/カラー)
『戦いのあとの風景』(1970年/107分/カラー)
『大理石の男』(1977年/160分/カラー)
『鉄の男』(1981年/152分/カラー)
『コルチャック先生』(1990年/118分/モノクロ)

『沈黙』(カジミェシュ・クッツ監督/1963年/102分/モノクロ)
『サルト』(タデウシュ・コンヴィツキ監督/1965年/106分/モノクロ)
『不戦勝』(イエジー・スコリモフスキ監督/1965年/70分/モノクロ)
『夜の第三部分』(アンジェイ・ズラウスキ監督/1972年/105分/カラー)
『砂時計』(ヴォイチェフ・イエジー・ハス監督/1973年/125分/カラー)



アンコール上映作
『夜行列車』(イエジー・カヴァレロヴィッチ監督/1959年/100分/モノクロ)
『さよなら、また明日』(ヤヌシュ・モルゲンシュテルン監督/1960年/87分/モノクロ)
『不運』(アンジェイ・ムンク監督/1960年/113分/モノクロ)
『沈黙の声』(カジミェシュ・クッツ監督/1960年/83分/モノクロ)
『サラゴサの写本』(ヴォイチェフ・イエジー・ハス監督/1965年/182分/モノクロ)



児童アニメーション作品
『ボレック&ロレック』(80分/カラー)
『魔法のえんぴつ』(62分/カラー)

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ジャパンプレミア作品
『イーダ』(パヴェウ・パヴリコフスキ監督/2013年/80分/モノクロ)
『ライフ・フィールズ・グッド』(マチェイ・ピェプシツァ監督/2013年/107分/カラー)
『巻き込まれて』(ヤツェック・プロムスキ監督/2011年/123分/カラー)




▼「ポーランド映画祭2013」情報
2013年11月30日(土)~12月13日(金)2週間限定
渋谷シアター・イメージフォーラムにて開催!
●「ポーランド映画祭2013」 公式サイト










文:吉永くま

  • 2013年11月28日更新

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