「フランス映画祭2013」ラインナップ&来日ゲスト発表記者会見

  • 2013年05月23日更新

今年も6月21日(金)から24日(月)まで、フランス映画祭2013が開催されます。それに先駆けて、去る5月10日(金)、上映ラインナップと来日ゲストが発表されました。記者発表の模様をレポートします。







今年の映画祭団長にはフランスの名女優ナタリー・バイが就任。彼女が出演する『私はロランス』(グザヴィエ・ドラン監督)のほか、フランソワ・オゾン監督の『In the House』、セザール賞5部門にノミネートされ本国でも大ヒットしたエンターテイメント『Populaire』など、話題の新作が勢揃いします。ユニフランス・フィルム東京支局長ヴァレリ=アンヌ・クリステン氏によると「今年はラブコメディを多めに選びました」とのこと。また、フランス映画祭初となるクラシック作品の特別上映に選ばれたのは、ジャック・ドゥミ監督のデビュー作『ローラ』。デジタル修正完全版の日本初披露となります。

来日ゲストも豪華な顔ぶれとなります。団長のナタリー・バイはもちろん、フランソワ・オゾン監督と新人俳優エルンスト・ウンハウラー、ジャック・ドワイヨンとルー・ドワイヨンの親子らが来日予定です。


会見レポート
記者発表には、映画祭を後援する在日フランス大使館を代表してクリスチャン・マセ大使が出席。
「映画は、日本とフランスの関係をより近しいものにするひとつの大きな原動力。日本のみなさんにもたくさんのフランス映画を見ていただくことによって、フランスをもっと理解していただき、そういった絆を大切にすることによって日仏関係をこれからさらに豊かなものにしていきたいと考えています」と挨拶がありました。


映画祭の上映14作品と、関連企画「ナタリー・バイ特集」の紹介に続き、ナタリー・バイ団長のビデオレターが披露されました。ナタリーは「フランス映画の一番の魅力は多様性で、それが日本人がフランス映画を愛する理由では。日本人は芸術的な感性を持っていて、それはフランス人の感覚と異なるようで似ています」とコメント。さらに「これまでの来日時は忙しくて外に出る時間がありませんでしたが、今回は長めに滞在し楽しむつもりです。皆様のもとを訪れることが待ちきれません。では、またすぐに」と、彼女らしいチャーミングな笑顔とともに語りかけてくれました。

今年は、東京だけでなく京都、福岡、大阪でも、フランス映画祭2013の上映作品や、ゲストの過去の作品の上映が決まっています。詳しくは公式サイトをご確認ください。注目される上映作品の一部をご紹介します。


● In the House(英題)
2012年/フランス/105分
監督:
出演:ファブリス・ルキーニ、クリスティン・スコット・トーマス、エマニュエル・セニエ、ドゥニ・メノーシェ、エルンスト・ウンハウワー、バスティアン・ウゲット
配給:キノフィルムズ

かつて作家を志していたジェルマンは、今は高校で国語の教師をしていた。凡庸な生徒たちの作文の採点に辟易していたとき、才気あふれるクロードの文章に心をつかまれる。ジェルマンは危険を感じ取りながらも文章の才能に魅せられ、クロードに小説の書き方を手ほどきしていく。やがて才能を開花させたクロードの書く文章は、次第にエスカレートして行き・・・。若き作家と教師の個人授業は、いつしか息詰まる心理戦に変わっていく。第60回サン・セバスチャン国際映画祭で最優秀作品賞と最優秀脚本賞をダブル受賞、第37回トロント国際映画祭では国際映画批評家連盟賞を受賞するなど、ますます国際的に評価が高まっているフランソワ・オゾンのスリリングな最新作。
© 2012 Mandarin Cinéma – Mars Films – France 2 Cinéma – Foz


● わたしはロランス
2012年/カナダ=フランス/168分
監督:グザヴィエ・ドラン
出演:メルヴィル・プポー、スザンヌ・クレマン、ナタリー・バイ
配給:アップリンク

モントリオール在住の国語教師ロランスは、恋人のフレッドに「女になりたい」と打ち明ける。それを聞いたフレッドは、ロランスを激しく非難するも、彼の最大の理解者であろうと決意する。あらゆる反対を押し切り、自分たちの迷いさえもふり切って、周囲の偏見や社会の拒否反応に果敢に挑む長い年月。その先に待ち受けるのは…? 10年に渡る美しく切ない愛を描いたラブ・ストーリー。ロランス役をメルヴィル・プポー、ロランスの母をナタリー・バイが演じる。


▼『フランス映画祭2013』開催概要
期間 2013年6月21日(金)~6月24日(月)
会場 有楽町朝日ホール TOHOシネマズ 日劇 ※東京会場
団長 ナタリー・バイ
『フランス映画祭2013』公式サイト









文・編集:柴﨑 朋実 スチール撮影:仲宗根美幸

  • 2013年05月23日更新

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