「第20回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」の検索結果: 6 件

『雪の轍(わだち)』-冬のカッパドキアのホテルを舞台にした重厚な人間ドラマ。パルドール受賞作

夏は観光客で賑わうが、冬は閑散とするカッパドキアのホテル・オセロ。閉塞感に覆われた空間で、「夫と妻」「兄と妹」間の軋轢が、哲学的要素を含む会話を通して表面化していく。一方、主人公である裕福な家主と貧しい借主一家との対照的な暮らしぶりと、そこから生じる両者の言い分や考え方のずれもシビアに描かれる。監督はトルコ映画界の巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン。チェーホフの短編3作が発想源だという。カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。6月27日(土)より、角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー。

【CINEASTE3.0―デジタル世代の映画作家たち】富田克也監督と三宅唱監督を迎えて行われた上映会&トークイベントをレポート!

2013年2月4日、渋谷ヒカリエ「8/」COURTにて、映画上映&トークイベント「CINEASTE3.0―デジタル世代の映像作家たち」が開催されました。本イベントは、気鋭の監督2名を招き、第1部で作品を上映、第2部では上映した作品の話を交えつつトークショーを行うという、ユニークなもの。2回目の開催となる今回は、地方都市に住む移民労働者たちが懸命に日常を生きていく姿を描いた作品、『サウダーヂ』で注目を集めた富田克也監督と、人生の岐路に立つ役者が過去と現在を行きつ戻りつしながら再生していく姿をモノクロの映像で描いた作品、『Playback』で高い評価を得た三宅唱監督が、ゲストとして登壇しました。トークショーの内容とイベント終了後に行ったインタビューを、併せてレポートします!
(写真左:三宅唱監督、右:富田克也監督)

「20th アニバーサリー フランス映画祭」―記念すべき20回目を迎え、豪華ゲストも多数来日!

6月21日(木)~24日(日)、有楽町朝日ホール及びTOHOシネマズ日劇(レイトショーのみ)にて、第20回フランス映画祭が開催される。アニバーサリーイヤーの今年は、恒例だった団長制がなくなり、新たな制度として“Les Filles du cinéma français”「フランス映画の女たち」がスタート。来日ゲストも過去最多となり、トークショーやサイン会など各種イベントが映画祭を華やかに盛り上げる。また、作品ラインナップも充実し、長編11作品、短編6作品(1プログラム)の計12プログラムを上映。第65回カンヌ国際映画祭に公式出品された未公開アニメーション『アーネストとセレスティーヌ』や昨年の東京国際映画祭でサクラグランプリを受賞した『最強のふたり』など、話題作が目白押しだ。フランスの旬の作品を堪能できるスペシャルな機会をお見逃しなく!

『タンタンと私』 小田島等さん×白根ゆたんぽさん トークショー―80年代のタンタンブームを体験したふたりの “タンタンと私” 。

タンタンの生みの親である漫画家、エルジェの波瀾万丈な人生を綴ったドキュメンタリー『タンタンと私』が好評上映中だ。そんな本作とタンタンの魅力に迫るトークショーが、2012年2月15日(水)の上映終了後、渋谷アップリンクにて行われた。ゲストに登場したのは、デザイナー、イラストレーター、漫画家として活躍されている小田島等さんと、イラストレーターの白根ゆたんぽさん。おふたりが語る、エルジェの創作性とタンタンの魅力。興味深い話題満載のトークショーをレポート。

『タンタンと私』— 世界中を魅了するコミック「タンタン・シリーズ」に隠された真実と、作者エルジェに迫るドキュメンタリー

現在、渋谷アップリンクほかで公開中の『タンタンと私』を、皆さんはもうご覧になっただろうか。世界中で愛されているコミック「タンタン・シリーズ」に隠された作者エルジェの苦悩を、本人の肉声テープをもとに紐解いていく作品だ。本作を観ればタンタンが単なる子供向けの漫画ではないことが分かる。ひとりの作家の人生と、20世紀の苦悶の歴史を映し出す濃厚なドキュメンタリーとして必見の作品。未見の人は映画館に走ろう! (C)2011 Angel Production, Moulinsart

第20回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭―この秋、「女性同士の恋」に向きあう。

セクシュアリティやジェンダーをテーマにした映画だけを紹介する、アジア最大の映画祭 ― 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(略してLGFF)が、2011年の今年、成人式を迎えます。第20回のLGFFは、10月7日(金)~10日(月・祝)に、東京・青山のスパイラルホールにて開催。ヴァラエティに富んだラインアップの中、ミニシアが注目するのは「女が女を愛する姿」を映した4本。胸に沁みる極上のレズビアン映画を知るのに、LGFFほど絶好の機会はありません。(画像は『ブルーミントンの恋』)