ミニシアター情報
『MANDALAY STAR -ミャンマー民族音楽への旅-』— ミャンマーの民俗楽器“サインワイン”と“トラッド・アイドル”に出会う旅
川端潤監督によるミャンマー伝統音楽のドキュメンタリー映画、第2弾。撮影は前作に引き続き、ミュージシャンの万琳はるえが務める。前作では、18世紀より受け継がれてきた正統派の伝統音楽を録音するとともに、急速な民主化と経済改革が進むミャンマー最大の都市・ヤンゴンの風景をカメラに記録したが、今作ではヤンゴンから約530kmの北東部に位置する古都マンダレーを舞台に、10代の少女・ピューが中心となるサインワイン楽団の演奏活動や録音風景に迫る。6月30日(土)〜7月13日(金)ポレポレ東中野にてレイトショー上映
『カメラを止めるな!』― 業界騒然! ネタバレ厳禁! 低予算&無名キャスト陣で描くホラーコメディに“してやられる”96分!
国内外の映画祭や口コミで話題沸騰し、映画業界を騒然とさせているインディーズ作品『カメラを止めるな!』がついに公開! 監督&俳優養成スクール「ENBUゼミナール」のワークショップ「シネマプロジェクト」の第7弾作品として製作された本作でメガホンを執ったのは、新鋭・上田慎一郎監督。ワークショップとオーディションを経て選出されたキャスト陣も相当な個性派揃いだ。“37分に渡るワンシーン・ワンカットで描くゾンビサバイブ”を主軸に展開する、挑戦的なホラーコメディ。6月23日(土)より新宿K’s cinema、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開。
『ブリグズビー・ベア』-外界から閉ざされた場所で育った青年の唯一の友人は、一匹のクマだった
とある理由から外の世界を知らずに育った純粋な青年の熱い想いに、家族や友人、さらに彼を保護した警官が心を動かされ、ひとつの目的に向かい力を合わせるハートウォーミングストーリー。
「サタデー・ナイト・ライブ」やYouTubeチャンネルで活躍するのコメディユニット、“GOOD NEIGHBOR”のメンバーたちが監督・脚本・主演を務めた。マーク・ハミルやクレア・デインズ、グレッグ・キニアなど俳優陣も豪華。サンダンス映画祭やカンヌ国際映画祭などでも話題になったという。6月23日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか公開。
『馬の骨』〜「イカ天」から30年……元ヴォーカリストの中年男と地下アイドルが、志を共に奮起する!〜
30年前、一世を風靡したバンド輩出番組・通称「イカ天」に、実際に出場していたバンド「馬の骨」のヴォーカリストで、現在は俳優に転身している桐生コウジが、自ら企画・主演した、オフビート音楽コメディー。悩める地下アイドルのヒロイン役に朝ドラ等で活躍してきた若手女優・小島藤子を迎え、中年男の再起と若者の成長を同時に描く。平成が終わりを告げようとしている今だからこそ作られた、不器用なアマチュアミュージシャンたちの、世代を超えた熱いハートの物語。6月2日(土)テアトル新宿ほか全国順次公開
6月公開映画 短評 ―New Movies in Theaters―
6月公開映画の中から、ミニシアライターが気になった作品をまとめてピックアップ! 今回は、北欧のキュートな映画、フジコ・ヘミングのドキュメンタリー、パレスチナの女性たちを描いた会話劇の3作品をご紹介! あなたが気になるのは、どの映画!? 【LINE UP】『オンネリとアンネリのおうち』(6/9〜)、『フジコ・ヘミングの時間』(6/16〜)、『ガザの美容室』(6/23〜)
『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』〜あまりに有名な”あの1枚”の秘話。数々の著名人による貴重なインタビュー〜
デビッド・ボウイをはじめ、イギー・ポップ、マーク・ボラン、YMO、忌野清志郎ら、名だたるミュージシャンを撮影し、時代を切り取ってきた写真家・鋤田正義(すきたまさよし)の活動歴を追ったドキュメンタリー。鋤田が撮影した、音楽ファンならずとも知る、アルバムジャケット、ポートレイトを取り上げ、その撮影にまつわるエピソードを、国内外の著名人が語る。豪華なインタビューシーンをたっぷり収録しているが、その華やかさと対照的な写真家・鋤田の真摯な姿勢と素朴な人柄も印象的だ。5月19日(土)新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
『四月の永い夢』― 若き才能が描き出す喪失と再生、そして溢れ出す“映画の力”
恋人の自死によって深い喪失感を抱えた女性の再生を優しいまなざしで描き、「第39回モスクワ国際映画祭」で国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評家連盟特別表彰の2冠に輝いた本作。監督・脚本を手掛けたのは現在28歳の新鋭・中川龍太郎。主人公の初海を透明感溢れるたたずまいで演じるのは、故・高畑勲監督作『かぐや姫の物語』でヒロインの声を演じた朝倉あき。若き才能によって生み出された秀作が、日本映画にまた一つ名を刻む。5月12日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
5月公開映画 短評 ―New Movies in Theaters―
5月公開映画の中から、ミニシアライターが気になった作品をまとめてピックアップ! 今回は、実在の事件の映画化作品や、ダニエル・デイ=ルイスの引退作など、話題の7作品をご紹介します! あなたが気になるのは、どの映画!? 【LINE UP】『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』(5/11〜)、『29歳問題』『サムライと愚か者-オリンパス事件の全貌-』(5/19〜)、『ゲティ家の身代金』(5/25〜)、『男と女、モントーク岬で』『軍中楽園』『ファントム・スレッド』(5/26〜)
『名もなき野良犬の輪舞』― 裏社会で結ばれた哀しき男たちの絆と背信をスタイリッシュな映像で描く注目作!
人を信じずに生きてきた男と、無垢に人を信じようとした男。無慈悲な裏社会で結ばれた2人の固い絆が、やがて哀しき背信と復讐の物語を生む――。名優ソル・ギョングと人気アイドルグループ「ZE:A」のメンバーで、俳優としても活躍の場を広げるイム・シワンの共演が光る本作は、第70回カンヌ国際映画祭を筆頭に2017年開催の各国映画祭で数々の授賞を果たした。新鋭ビョン・ソンヒョン監督による長編第3作。5月5日(土)新宿武蔵野館ほか全国順次公開
