最新作品情報
『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』~被災20年後の神戸と、福島をつなぐ青春ロードムービー。それぞれが大切なものに気づく旅
2015年放送の東日本大震災をテーマにしたNHK特集ドラマに、未公開シーンを加えた劇場版。青春ロードムービーでありながら、福島・神戸の両震災で傷ついた多くの人々の、すれ違いと「気づき」を濃厚に描く。女子高生のヒロインにE-girlsの石井杏奈、恋人の教師役に黒猫チェルシーの渡辺大知。 監督は連続テレビ小説『あまちゃん』のチーフ演出で知られる井上剛、音楽も『あまちゃん』で井上監督とタッグを組んだ大友良英とSachuko M。劇中には作品テーマに絡む重要な楽曲も登場し、音楽ファンの注目も集めている。2016年1月23日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開(1月16日(土)より、フォーラム福島、シネマート心斎橋、元町映画館にて先行公開)(C)2015 NHK
『最愛の子』-3年前に誘拐された息子が母と慕うのは、犯人の妻だった
中国では、年間20万人の子どもが行方不明になっているが、その背景には国内に広がる経済格差や、昨年廃止が決定された一人っ子政策があるという。『最愛の子』は、そうした状況下で起こった実際の事件をもとに作られた。大切な息子を誘拐された両親、犯人の妻である育ての母親。その双方の愛情の深さ、葛藤、苦しみの大きさに圧倒されるだろう。『ラヴソング』『ウォーロード/男たちの誓い』のピーター・チャン監督作品。2016年1月16日(土)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー!
© 2014 We Pictures Ltd.
『きみといた2日間』―どん底状態の女の子がネットで恋活!?
ネットでの恋活が市民権を得て久しいが、現在アメリカでは結婚したカップルの3分の1がネットで出会うといわれている。本作の主人公は「仕事なし」「オトコなし」「部屋もなくなりそう」という、どん底状態の女の子。そんな彼女に予想外のことが起こり、新しい恋の予感が……という寒い冬にぴったりのラブストーリー。
『セッション』で注目されたマイルズ・テラー、人気上昇中のアナリー・ティプトン、TVドラマ『ゴシップガール』のヴァネッサ役ジェシカ・ゾーら、勢いのある若手俳優達が出演している。
12月23日(水・祝)より、新宿武蔵野館他にて全国公開
© 2013 APARTMENT TWO, INC. ALL RIGHTS RESERVED
『ひつじ村の兄弟』―北欧の大自然の中、モフモフの羊たちを愛しすぎた老兄弟の運命は…?
北欧アイスランドの力強く雄大な自然を舞台に、40年もの間不仲だった老兄弟、そして彼らの羊との愛と絆を、独特の切り口で描いた作品。グリームル・ハゥコーナルソン監督は、長編2作目となる本作で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」グランプリを受賞した。ヒューマニズムとユーモアに溢れる世界観。老人2人の突飛な兄弟愛の行方は、観るものに新鮮な驚きと、直感的な感動をもたらしてくれる。可愛い羊たちにも注目。12月19日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
(C)2015 Netop Films, Hark Kvikmyndagerd, Profile Pictures
『イスラーム映画祭2015』-恋愛、結婚、家族、あなたが共感するイスラームの人々の感情に出会えるかもしれない映画祭
2015年をふり返ると”イスラーム”ということばが頻繁にニュースにとりあげられた。巨大な宗教であるにもかかわらず、日本にいるとイスラームの情報はあまりに断片的だ。ユーロスペースでは12日より7日間、イスラームをテーマに映画祭が開催される。コメディから社会派ドラマまで、イスラームを信仰する人々の暮らし、悩み、喜び、楽しみ、苦しみがつまった、よりすぐりの9作品が一挙に上映される。映画祭期間中は上映後にトークセッションもあるのでより深くイスラームの世界の今を知ることチャンスだ。今回は映画祭おすすめの3作品をご紹介。映画の中で、あなたが共感するイスラームの人々の感情に出会えるかもしれない。
『第16回 東京フィルメックス』-原点回帰。世界に羽ばたく映画作家たちが戻ってくる映画祭
11月21日より第16回東京フィルメックスがスタートする。カンヌ国際映画祭やベルリン国際映画祭をはじめとする国際映画祭が今後注目するであろう映画作家を、世界に先駆けて、いち早く紹介し続けてきた映画祭、東京フィルメックス。東京フィルメックスをきっかけに世界に大きく羽ばたいていった映画作家は再び東京フィメックスに戻って世界が注目する一本を公開する。そのさまは川に戻ってくる鮭のよう。東京フィルメックスが原点ということもあるけれど、映画好きが集まる雰囲気のなかで作品を共有したいという思いがあるからだろう。16回目の今年はコンペティション部門10本をはじめ33作品のいずれも見逃すことのできない作品が目白押し。今回は戻ってきた鮭ならぬ東京フィルメックス出身の監督の上映作品をご紹介します。© Bandai Visual, Bitters End, Office Kitano
『モーターズ』〜「空回りで、ちょうどいい」不器用な40男の愛すべき日々を綴った、渡辺大知第一回監督作品〜
うだつの上がらない40男が恋に落ちた…!どこともしれない郊外の工場で働く男たち、その日常をオフビート感覚でみせる出会いと別れの物語。主演に実力派俳優・渋川清彦。監督は、ロックバンド・黒猫チェルシーのフロントマンであり、映画『色即ぜねれいしょん』『くちびるに歌を』などで俳優として高い評価を得ている渡辺大知。本作はPFFアワード(ぴあフィルムフェスティバル)2014で審査員特別賞を受賞している。
11月14日(土)~11月27日(金)新宿武蔵野館レイトショー上映!全国順次公開
(C)2014 team モーターズ
『カミーユ、恋はふたたび』-今の記憶を持ってタイムスリップしたら人生をやり直せる?
今年は『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(’89)で、1985年からデロリアンが到着した記念すべき未来の年。この作品は(2012年製作だが)、人生に失望した中年女性が逆に現代から1985年にタイムスリップし、亡くなった両親や友人、そして自分を捨てた夫に再会する物語だ。人生をやり直す機会を得た彼女は軌道修正できるのか。切ないながらも、彼女の今後の人生の幸せを予感させるファンタジーだ。時計屋の主人役のジャン=ピエール・レオーがさすがの存在感を示している。
10月31日(土)新宿シネマカリテほか全国順次公開。
『第28回東京国際映画祭』—アジア最大の映画の祭典、今年の注目は日本のチカラ!
第28回東京国際映画祭が2015年10月22日よりスタート。今年のミニシアの注目ポイントは「世界に注目されるべき日本」だ。コンペティション部門では11年ぶりに日本映画3作品が出品される。世界から集められたよりすぐりの作品とともに日本映画を見れば、日本映画のチカラをより強く実感するはず。また、今年は新たたに「Japan Now」部門が新設され、今観るべき日本作品16作品を世界に向けて発信する。世界の人々に観てもらいたい日本の美意識、日本の文化と魅力を日本人としてあらためて発見できるかもしれない。この他にも歌舞伎座での特別上映、“ガンダム”を語るうえでは欠かせないクリエイター陣を迎えたトークショーなど、スクリーンだけではない映画祭の楽しみ方も満載。ミニシアおすすめの作品とイベントをたっぷりとご紹介します!
©SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER
『ヒトラー暗殺、13分の誤算』〜人生を謳歌してきた男が、なぜたった一人でヒトラー暗殺を決行したのか?〜
1939年ヒトラー暗殺未遂事件が勃発。被疑者として逮捕されたのは所属政党もない36歳の家具職人ゲオルク・エルザー。当時の圧倒的なヒトラー政権に、孤立無援でひっそりと抗う彼の真実とは…?数々のヒトラー暗殺事件の中でも特異性を放つ、ゲオルク・エルザーによる実在のヒトラー暗殺未遂事件を徹底的にリサーチし、謎に満ちたその人生を解き明かす物語。オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督(『es [エス]』『ヒトラー ~最期の12日間~』)による人間の心理を深く掘り下げた目線と俳優たちの豊かな演技に心揺さぶられる感動作!
10月16日(金) TOHOシネマズ シャンテ、シネマライズ他全国順次公開
(c)2015 LUCKY BIRD PICTURES GMBH,DELPHIMEDIEN GMBH,PHILIPP FILMPRODUCTION GMBH & CO.KG (c)Bernd Schuller