『選挙』

  • 2010年07月02日更新
senkyo100620 2010年の参院選は目前!
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選挙気分がいやが上にも盛りあがってくる中、選挙運動の裏まで見せた史上初のドキュメンタリー、想田和弘監督作『選挙』は、「Let’s Go 選挙! 割引キャンペーン」を実施中です!!


Let’s Go 選挙! 割引キャンペーン

すべて、当日券購入時に窓口で提示することで、鑑賞料金が一律1000円に!

★マニフェスト割引(マニフェストを持っていれば、誰でも提示可能)★
マニフェスト、読んでいますか? 大切な一票の行方をじっくり決めましょう!
※今夏の選挙期間中に配布されているマニフェストを1枚以上提示。
※配布チラシ、ダウンロードしたもの、webからのプリントアウト、モバイルでアクセスしてその画面を提示する形もOK。

★投票案内割引(自分宛てに届いたものを本人提示で有効)★
案内が届いてもそのままにしていませんか? 受け取ったあなたには、大切な一票を投じる権利があります!
※お住まいの市区町村の選挙管理委員会より届けられる、「投票案内状」を提示。

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※@senkyo2010に、「twitter割引、選挙なう」とつぶやいている画面を提示。
選挙公式twitterアカウント

<注意>
※各割引の併用は不可。
※実施劇場は、「新宿K’s cinema」(東京)、「シネ・ヌーヴォX」(大阪)、「十日町シネマパラダイス」(新潟)。
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ガッツ石松さんと山内和彦さんのトーク・イベントが開催されました!

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2010年6月20日(日)、『選挙』の主演・山内和彦さんと、「選挙経験者」のガッツ石松さんのトーク・イベントが新宿K’s cinemaにて開催されました!

- 選挙活動時代を振り返って、いかがですか?

山内和彦さん:今は主夫をしていますが、「どうして、任期後チャレンジしなかったの?」と、よく言われます。落下傘で出馬して、1年半だとなかなか馴染めなかった。しがらみのきつい政党だなって感じました。

ガッツ石松さん(以下、ガッツ):この映画にあるように、朝から晩まで、もう人を見たら投票用紙に見えるし、猫でも犬でも電信柱でもなんでも頭を下げろって。どこか行くとニコッて笑って、ビール注いだり。ご飯食べるのにお金積まないといけないしね。会費として払うんですよ。政治とカネと言いますけど、本当にお金かかりますよ。

- 首相も変わりました。今の政策などで気になることは?

ガッツ:首相があんなに変わっては、会社の社長がころころ変わって会社が発展しないのと一緒でしょ! 子ども手当ても考えものだけど、もっと高齢者のことも考えてほしいよ。消費税の使い道も考えて! 生活必需品には消費税はなし!

- タレント候補や有名人も立候補していますが、それについては?

ガッツ:半分以上は、政治に担ぎ込まれている。タレントでも政治をしてなにがしたいかの志があれば、立候補すればいいじゃない。でも国民の目もバカじゃないからね!

「まず投票に行かなければ何も変わらない」、「投票へ行こう!」と、山内さんとともに“熱い”メッセージを送り、最後はお決まりの「OK牧場!」でしめて大いに盛り上がったまま、トークイベントは終了。
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この映画を観ているあいだに、何回、「山内和彦」という名前を耳にするか、数えた人はいるだろうか。いたとしたら、教えてほしい。
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2005年・秋 ― ひょんなことから、市議会議員の補欠選挙に出馬することになった、「山さん」こと山内和彦さん。当時の総理大臣は小泉純一郎氏。東京で気ままに切手コイン商を営んでいた山内さんは、いわば「政治の素人」だった。しかし、突如として自民党に白羽の矢を立てられて、「自身にとって、縁もゆかりもほとんどない神奈川県川崎市宮前区」で、いわゆる落下傘候補として、選挙戦を戦うことになる。それも、自民党にとっては、山内さんが敗北を喫したら市議会与党の座を奪われてしまうという、重要な選挙だった。果たして、山内さんはこの選挙戦に勝てるのか!?
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……こう書くと、まるで、「コメディ・タッチの劇映画」のように見えるが、『選挙』はドキュメンタリーである。いや、想田和弘監督の手になる「観察映画」なのだ。
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「電柱にもおじぎ」という勢いで、山内さんは「山内和彦です!」と繰り返し名前を叫びながら、世にも過酷な「どぶ板選挙」を戦う。その一部始終を、山内さんに完全密着して撮り続ける想田監督のカメラ。慣れない選挙を一心不乱かつひたむきに戦っている山内さんには申し訳ないが、思わず爆笑したり、つい失笑したりしてしまうシーンも多数。多様な笑いの衝動に襲われつつも、おのずと見えてくるのは、「選挙戦を通じて浮き彫りになる『ニッポン民主主義』の本質」だ。
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観察映画はドキュメンタリーだが、私たちがなじみ深いドキュメンタリーとは違って、ナレーションや音楽、テロップ等が一切挿入されない。「あらかじめ台本があって、それに添った映像を撮る」という従来のドキュメンタリーのありかたに疑問を感じた想田監督は、シナリオの存在しない「観察映画」を手がけている。
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『選挙』が初めてロードショーされたのは2007年だが、2009年の衆議院選挙の際にリバイバル上映された。参議院選挙を控えた2010年の今年も、「ニッポン再生」を掲げて再々ロードショーが決定。本作の上映は、もはや、「選挙シーズンの風物詩」である。
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▼『選挙』作品・公開情報
日本・アメリカ/2007年/120分
英題:”CAMPAIGN”
監督・撮影・編集:想田和弘
出演:山内和彦 山内さゆり 小泉純一郎 川口順子 石川伸晃 他
製作:ラボラトリーX
協力:IFP
配給・宣伝:アステア
コピーライト:(C) Laboratory X, Inc.
『選挙』公式サイト(注:音が出ます)
※2010年6月19日(土)より、新宿K’s cinema(東京)、シネ・ヌーヴォX(大阪)にて、同7月3日(土)より、十日町シネマパラダイス(新潟)にてロードショー。
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文:香ん乃
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想田和弘監督作品・著書
選挙 [DVD] 精神 [DVD] 精神病とモザイク タブーの世界にカメラを向ける (シリーズCura)

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