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『恋に至る病』 ― ある日、性器が入れ替わった生徒と教師の、恋のゆくえ。

思春期には、誰もが、恋やセックスにまつわる都合のいい妄想を、頭のなかで繰り広げた経験があるだろう。本作の主人公ツブラも、「大好きなひとと性器交換をしたい」という奇想天外な妄想を抱いている。その妄想が現実になってしまったことで、ツブラを取り巻くひとたちの関係に、様々な変化が生じていくのだ。第21回ぴあフィルムフェスティバルのスカラシップを得て製作された本作は、1986年生まれの新人、木村承子監督の長編デビュー作である。ゲーム音楽のような電子音が挿入されたり、コミカルなセリフが頻出したり、ポップな印象を受けるのだが、能天気な恋物語では決してない。中心を成す4人の登場人物は、ときにシビアな言葉で、互いの欠落した部分をえぐる。緊張と緩和の連続は、中毒性が高く、何度でも観たくなる作品だ。(C)PFFパートナーズ

「第21回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」 ― あなたがしびれるのはどの作品? コンペティションのグランプリは「観客投票」で決定!

「アジア最大規模」を誇るLGBT映画の祭典「第21回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」が今年も開幕! 9月14日(金)~17日(月・祝)、東京・青山のスパイラルホールにて開催だ。見逃せないプログラムとラインアップが揃う中、ミニシアが注目するのは「レインボー・リール・コンペティション」 ― 日本の気鋭の監督たちが手がけた短編映画のコンペティションで、そのグランプリは「観客投票」によって決定するのだ。あなたの琴線に触れまくるのは、どの作品だろうか? さあ、ノミネートされた全4作品を観て、「この作品が、わたしの『一番』!!」に投票をしよう(画像は、宮崎光代監督作品『TSUYAKO』 (c) TSUYAKO 2011)。