『世界の果てまでヒャッハー!』-おバカなフランス人が南米リゾートで繰り広げる抱腹絶倒のアドベンチャー

  • 2016年11月19日更新

人気TV番組とゆるキャラの決め台詞(?)が合体したような能天気な邦題。内容も期待を裏切らないハイテンションなコメディだ。フランスでは昨年興行収入2週連続No.1、8週連続Best10入りを果たす大ヒットを記録した。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のように手持ちカメラで撮影された、洞窟や密林での予測不能の冒険シーンに思わず心が躍る。オシャレや難解な作品だけがフランス映画じゃない!


リゾートでプロポーズの予定がまさかの展開に!
フランクは恋人ソニアや友人たちと、ソニアの父親が経営するブラジルの高級リゾートホテルを訪れる。彼はそこで父親に認められソニアにプロポーズしようと計画していた。

だが楽しいバカンスもつかの間、ソニアの祖母ヨランドの世話を押し付けられることに。仕方なくヨランダを連れ、男友達とジャングルツアーに出かけるが、途中行方不明になってしまう。彼らが残したビデオカメラを見つけたソニアと父親は、ホテルでその映像を確認する。そこには想像を超えた彼らのハチャメチャな冒険が映っていた。


ハプニング続出のバカンス
プールサイドで美女と戯れながらリゾートを満喫するはずが一転、洞窟で遭難しかけたり、毒蜘蛛に襲われたり、先住民に追いかけられたり、飛行機から脱出するためにスカイダイビングをしたり(飛んでいるのは出演者本人!)、とハプニングに次々襲われる。

本人たちにとっては必死(&爆笑)のサバイバル。だが、日常に退屈する人の多くは「生きている実感」を味わえる“冒険”に憧れる。それが古今東西アドベンチャー映画の人気が高い所以なのだ。ちなみに本作は、ロマンチック冒険活劇の王道『ロマンシングストーン/秘宝の谷』(84)も参考にしているという。


ワクワク感と笑いと癒しの三重奏
不謹慎なセリフや下ネタをオブラートにくるむことなく連発し、エコリゾートの胡散臭さもぷんぷん漂わせる。それなのに何故か癒されるのは、リゾート特有の開放的な雰囲気だけでなく、人に対する優しさが根底にさりげなく流れているから。カートを暴走させるヨランダばあちゃんや唐突に出てくるナマケモノも、ゆるりといい味を出している。パスポートなしで海外リゾート気分や冒険気分を味わいながら、ひたすら楽しい時間が過ごせるかも!?


▼『世界の果てまでヒャッハー!』作品・公開情報
2015年/フランス/93分/R15+
監督・脚本:ニコラ・ブナム、フィリップ・ラショー
出演:フィリップ・ラショー、アリス・ダヴィッド、クリスチャン・クラヴィエ他
配給:アルバトロス・フィルム
提供:日活、ニューセレクト
●『世界の果てまでヒャッハー!』公式サイト

© AXEL FILMS – MADAME FILMS – M6 FILMS – CINEFRANCE 1888
2016年11月19日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマートほか全国Roadshow!!

文:吉永くま

  • 2016年11月19日更新

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