『第35回PFFぴあフィルムフェスティバル』-新しい才能を発掘し育てる老舗映画祭

  • 2013年09月13日更新

巨匠最初の一歩を見逃すな-PFFアワード2013
これまでに、園子温監督、矢口史靖監督、李相日監督、内田けんじ監督、石井裕也監督ら、日本を代表する映画監督を輩出してきた「PFFアワード」。世界で活躍するあの監督もこのコンペティションからキャリアをスタートさせている。今年の入選作に選ばれた監督の平均年齢はなんと25.9 歳。巨匠への第一歩となる作品を見逃すな。「PFFアワード2013」最終審査員は安藤親広プロデューサー、橋本一監督、中井美穂さん、中村義洋監督、森山未來さん。


監督を続けるためにするべきこと。連続講座 映画監督になる5つの方法
映画監督としてキャリアをスタートしても、撮り続けなければ意味がない。制作し続けるために監督がしていることを知る連続講座が開催される。「作品配信する」「自主制作体制を極める」など継続した作品作りのためのヒントがここにある。

【配信という方法】
『不気味なものの肌に触れる』
[2013年/54分/カラー]
監督:濱口竜介/プロデューサー:北原豪、岡本英之/脚本:高橋知由/撮影:佐々木靖之
出演:染谷将太、渋川清彦、石田法嗣、瀬戸夏実、村上淳、河井青葉、水越朝弓




【自主制作体制を極める】
群青いろ13『あした家族』
[2013年/90分(予定)/カラー]
監督&原案:廣末哲万/脚本:高橋 泉
出演:並木愛枝、結、廣末哲万、高根沢光、カラトユカリ、大下美歩、礒部泰宏、籔本悟司






素晴らしい特撮の世界
【第35回PFFオープニング特別講座「今、改めて特撮】
映画の第一線で活躍する監督たちが「特撮」について、ふんだんな映像を使いながら語りつくす、約3時間半の特別講座。第一部では、昨年東京都現代美術館で開催され29万人の動員を集めた「特撮博物館」の成り立ち秘話や、ゲストスピーカーの「特撮」の失われていく技術への想いを、第二部では「何故特撮なのか」を「映画」という視点から、様々に追及して行きます。
第一部『特撮博物館とは』
聞き手:柳家喬太郎(落語家)/尾上克郎監督/樋口真嗣監督
第二部『今、改めて特撮』
聞き手:犬童一心監督/尾上克郎監督/樋口真嗣監督/矢口史靖監督


▼第35回PFF ぴあフィルムフェスティバル開催情報
会期:2013年9月14日(土)~20日(金)
会場:シネクイント
PFF公式ホームページ
※その他の上映作、上映スケジュール、期間中のイベント等に関する詳細は、公式サイトをご参照ください。








文:白玉

  • 2013年09月13日更新

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