「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2012」アワードセレモニー2―川島海荷さん、松坂桃李さん、大黒摩季さん……、華やかなゲストが多数ご来場。

  • 2012年07月15日更新
俳優の松坂桃李さん、女優の川島海荷さんほか、多数のゲストがご来場。

 短編映画の祭典「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2012」 ― 略して「SSFF & ASIA 2012」のアワードセレモニー(授賞式)が、2012年6月24日(日)に、東京の明治神宮会館にておこなわれました。各受賞作の詳細は、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2012」の公式サイトをご参照ください。

 この記事では、「ストップ!温暖化部門」ほか、各部門の受賞結果をお届け致します。たっぷりの撮影画像とともに、賞に輝いた監督たちの喜びのコメントをお楽しみください。

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旅シヨーット!プロジェクト 優秀賞(国土交通大臣賞)
岸本司監督
『ニービチの条件
 / Mother of the Groom』

 本部門の審査員は、ハービー山口さん(写真家/エッセイスト、写真左)、パトリック・ハーランさん(俳優/コメディアン、写真左からふたりめ)、たかのてるこさん(旅人/エッセイスト、写真右)。

 岸本司監督がご来場になれなかったため、沖縄フィルムオフィスの名護すえこさん(写真中央)が代理でご登壇になりました。

ストップ!温暖化部門 優秀賞(環境大臣賞)
ジェイコブ・ボンド監督
『地球を救え!
 / The Environmentalist』

 本部門の審査員は、中村雅俊さん(俳優、写真左)、奥野史子さん(スポーツコメンテーター、写真左からふたりめ)、江守正多さん(気象学者、写真右)。

ジェイコブ・ボンド監督(写真中央) 地球温暖化は非常に大きな問題です。あたりまえのことですが、「リサイクル」をしましょう。そうしないと、(私たちの)子どもの、子どもの、子どもの頃には、この地球がなくなってしまうかもしれません。

ストップ!温暖化部門 J-WAVEアワード
ワン・チェンヤン監督
『物を大切に / Cherish』

 本部門の審査員は、FMラジオ局・J-WAVEのリスナーから抽選で選ばれた5名のかたがた。

ワン・チェンヤン監督(左写真) 環境保護には、みなさまも取り組んでいらっしゃると思います。今回、本作を評価していただけたのはもちろん嬉しいですが、作品そのものよりも、(このドキュメンタリーの)主人公*が評価されたのではないかと思います。主人公に代わって、申し上げます。「ものを捨てようとするときに、『ほかのことに使えるのではないか、リサイクルできるのではないか』と、ぜひ5秒間、考えてください」。
* 本作の主人公は、毎日、ゴミを集めてきてはリサイクルして、野良犬たちに餌を与えている男性。

CG部門 supported by デジタルハリウッド 優秀賞
トーマ・エシュド監督
『フラミンゴ・プライド
 / Flamingo Pride』

 本部門の審査員は、杉山知之さん(デジタルハリウッド大学 学長、写真左)、LiLiCoさん(映画コメンテーター、写真左からふたりめ)、曽利文彦さん(映画監督、写真右)。

トーマ・エシェド監督(写真中央) 自分の作品が受賞するとはまったく思っていなかったので、本当に驚いています。

女優の川島海荷さん(左写真)と、「JUNONプロデュース ガールズコンテスト」グローイングアップ賞の増田萌絵さん(右の写真、右)が、プレゼンターとしてご登場。

ミュージックShort部門 シネマチックアワード
月川翔監督
『グッドカミング~トオルとネコ、たまに猫~』
アーティスト:グッドカミング
使用楽曲:「明日に」

 レコード会社が制作するアーティストのミュージックビデオの中で、最もシネマ的な作品に贈られる賞です。グッドカミングのみなさま(写真、左から3名)と、出演者の松坂桃李さん(写真、右からふたりめ)も、会場に駆けつけました。

月川翔監督(写真、右) 松坂桃李さんをはじめとしたキャストのみなさま、レコード会社のかたがた、それぞれの作品に対する想いが通じて、全国の劇場で上映していただき、このように賞もいただいて、誠に嬉しく思います。

松坂桃李さんのコメント。
「グッドカミングさんのライヴへ行ったときに、『一緒になにかを作れたらいいね』と話したことをきっかけに、この作品が生まれました。グッドカミングさんが作ってくれた曲をモチーフにした映像作品の中に自分が存在することができたのは、嬉しくて光栄です」

ミュージックShort部門 クリエイティブアワード
岡元雄作監督
『Bubble』
アーティスト:クラムボン
使用楽曲:「Aspen」

 アーティストの楽曲をもとに制作・応募されたショートフィルムの中で、最もクリエイティブ性の高い作品に贈られる賞です。プレゼンターは、歌手の大黒摩季さん(写真、右)。

岡元雄作監督(写真、左) 本作はもともと、違う作品のために作った映像だったのですが、SSFF & ASIA 2012に応募する際に、クラムボンの「Aspen」を聴いて(映像に)合わせてみたら、「この曲のために作った映像だったのではないか」と思うくらいマッチしていました。それで、この『Bubble』を作ってみよう、と思いました。

モエ スター アワード
クリス・フォギン監督
『フレンド・リクエスト
  / Friend Request Pending』

 本年度の公式上映作品の中から、未来の映画業界を担うスターに贈られる賞です。プレゼンターは、SSFF & ASIA 代表の別所哲也さん(写真、右)。

クリス・フォギン監督(写真、左) 本作に出演してくださった(イギリスの女優の)ジュディ・デンチさんから、2011年の5月に素晴らしいチャンスをいただいたおかげで、本作を撮ることができました。私がこれからあがろうとしているはしごの1段目に、デンチさんが私を乗せてくださったということです。このトロフィーは、デンチさんにお渡ししたいと思います。

▼「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2012」
開催情報

開催期間:2012年6月15日(金)~30日(土)
会場:表参道ヒルズ スペース オー,ブリリア ショートショート シアター ほか
コピーライト:(C)Pacific Voice Inc.
「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2012」公式サイト
※7月1日(日)~30日(月)、各受賞作品がブリリア ショートショート シアターで上映されています。詳しくは、上記の公式サイトをご参照ください。

取材・編集・文:香ん乃 スチール撮影:仲野薫

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  • 2012年07月15日更新

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