代官山の宵をチャップリンと共に 第2夜―粋な空間で美味しい食事を味わいながら、サイレント映画を「ライヴ」で愉しむ。

  • 2012年01月27日更新

代官山の粋なカフェで、サイレント映画の妙に浸る。

 サイレント映画といえばチャールズ・チャップリン ― 「無声映画は観たことがない」というかたも、チャップリンの名前と顔はご存じだろう。そんな「サイレント映画ヴァージン」のかた、お洒落なカフェ・バーで、美味しい食事を味わいながら、「無声映画初体験」をなさってみるのはいかがだろうか。2012年2月2日(木)、東京・渋谷は代官山の風土カフェ&バー「山羊に、聞く?」にて、「代官山の宵をチャップリンと共に 第2夜」が開催される。もちろん、サイレント映画に詳しいかたにも楽しんでいただけるイベントだ。

チャップリンの初期作品に加えて、日本の「大スタア」林長次郎主演の『野狐三次』も上映!

 上映作品は、チャップリンの初期作品から、『キャバレー御難の巻』(1914)、『ノックアウト』(1914)、『チャップリンの移民』(1917)の3本に、日本の「大スタア」林長次郎(のちの長谷川一夫)が主演を務めた『野狐三次』(1930)の、計4本である。

【主催よりコメント】
 近年、プロジェクターの高性能化や3D映画の普及等で映画をみる環境は大きく変わってきています。誰もが抱いていた「映画とはこうしてみるものだ」という形に拘らない上映形態が増える中で、弁士・生演奏付の無声映画は新たな可能性を獲得しつつあります。
「山羊に、聞く?」での上映会は映画を観るだけでなく、弁士と音楽を聴き、食事を味わい、空間を感じる、そんな場を提供すべく企画されています。
 上映作品は無声映画の代名詞とも言えるチャップリンの初期作品を中心に、活動弁士・片岡一郎の語りでご案内致します。海外映画祭では常連のサイレント映画ピアニスト柳下美恵が、生演奏でサイレント映画の世界を彩ります。
 さらに今回は時代劇も併映での特別企画。
 チャップリンの笑いと林長次郎(後の長谷川一夫)の江戸の粋をお食事と共にお楽しみ下さいませ。

活動弁士・片岡一郎による語りと、ピアニスト・柳下美恵による伴奏。映画を「ライヴ」で愉しむ。

 前述の主催からのコメントにもあるように、このイベントでは、活動弁士・片岡一郎氏の語りと、サイレント映画ピアニスト・柳下美恵氏による伴奏とともに、作品が上映される。語りと音楽を聴きながら観るサイレント映画の上映会は、演劇や音楽会にも通じるライヴ感満載の贅沢なひとときとなること、うけあい。活動弁士の語る内容には、代々伝わる台本のようなものはほとんど存在しない。つまり、語りの内容は基本的に、活動弁士が自ら考えて構成している。また、サイレント映画ピアニストの伴奏には、映画の内容とその場の雰囲気に合った、美しく味わい深い即興が織り交ぜられる。これまでにも多くの上映会でタッグを組んできた片岡氏と柳下氏による息の合った妙技も、存分に堪能させていただける上映会である。

【片岡一郎 プロフィール】
昭和52年11月生まれ。東京都出身。日本大学芸術学部演劇学科卒業。平成14年2月、活動弁士・澤登翠に入門。同年同月、門下生としてデビュー。平成14年8月、福岡詩二門下でヴァイオリン演歌師としてもデビューし、幅広く活躍している。
片岡一郎 オフィシャル・ブログ:閑話休題
【柳下美恵 プロフィール】
サイレント映画ピアニスト。武蔵野音楽大学器楽科(ピアノ専攻)卒業。1995年、朝日新聞社主催「映画生誕100年記念 上映会」でデビュー。紀伊國屋書店クリティカル・エディション・シリーズ『裁かるるジャンヌ』『魔女』の音楽を担当。 2006年度日本映画ペンクラブ 奨励賞受賞。NPO法人映画保存協会正会員。「ロスト・フィルム・プロジェクト」「フィルム救済プロジェクト」「活動倶楽部」に参加。日本のサイレント映画ピアニストの第一人者として、国内外の上映会・映画祭で活躍している。
柳下美恵 オフィシャル・サイト:サウンド・オブ・サイレント

▼「代官山の宵をチャップリンと共に 第2夜」
日時:2012年2月2日(木)19:00開場 20:00開演
上映作品:『キャバレー御難の巻』(1914)・『ノックアウト』(1914)・『チャップリンの移民』(1917)・『野狐三次』(1930)
出演:片岡一郎(活動弁士) 柳下美恵(サイレント映画ピアニスト) 他
料金:前売り/当日 3,000円(軽食1プレート+1ドリンクつき)
会場:風土カフェ&バー「山羊に、聞く?」(代官山)
ご予約はこちらから。その他詳細は、上記「山羊に、聞く?」公式サイトをご参照ください。

文:香ん乃

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