「映画馬鹿のススメ ~80s⇒ 90s PFFリバイバル上映~」—人気監督3人のPFFアワードグランプリ受賞作品を1日限定上映!

  • 2012年01月22日更新
「我らは映画馬鹿である。そんな彼らが集う秘密の一夜。」

2012年1月28日(土)、オーディトリウム渋谷でバンタンデザイン研究所の学生有志による上映会「映画馬鹿のススメ~80s⇒90s PFFリバイバル上映~」が開催される。フィルムからデジタルへと映画制作の現場が大きな転機をむかえている今、その相違点や自主制作における展望について改めて考えようという趣旨の上映&トークイベントだ。当日は過去に「ぴあフィルムフェスティバル」のPFFアワードグランプリを受賞した矢口史靖監督、橋口亮輔監督、塚本晋也監督の貴重な8ミリ作品を上映。さらに橋口監督と2011年度グランプリの北川仁監督をゲストに迎えた新旧PFFアワードグランプリ監督の対談を予定している。「我こそは映画馬鹿」という諸兄姉はオーディトリウムに集合しよう!

人気監督3人のPFFアワードグランプリ受賞作品を1日限定上映!

《上映会コンセプト》
フィルム撮影では、コストが非常に掛かり、尚且つ現像するまでどの様に映っているのか分からないので慎重かつ繊細に撮影は行われてきた。一方、デジタル撮影はフィルム撮影時のコストパフォーマンス等の弱点をカバーし、自主制作でもクオリティーの高い作品を制作・発信することが容易になった。しかし、その発展により制作者側の「覚悟」が失われているように感じる。本上映会ではフィルムからデジタルへの技術変化を経験し、インディーズ映画界の登竜門的映画祭であるPFFで受賞した経歴のある監督の自主制作作品を上映し、ティーチインを行うことで、フィルム撮影の「覚悟」とデジタル撮影の「表現・発信の自由さ」を再発見し、「デジタル撮影における自主制作の可能性」を導き出したい。

《上映作品》

『夕辺の秘密』
(1989年PFFアワードグランプリ&最優秀女優賞)
監督:橋口亮輔(『ハッシュ!』『ぐるりのこと。』)
※橋口監督本人所有の8mmフィルムでの上映。

伊藤、吉田、奸原、春美は高校の同級生。伊藤は親友の吉田に秘かに想いを寄せている。吉田はそんな伊藤の気持ちを、困惑する風でもなくただ自然に受けとめている。ところが吉田の家に集まったある晩、春美が勢いで言った「伊藤君って吉田君のこと好きなんでしょ」という言葉によって、彼らの心の中に波紋が広がり始める。否応なく抱え込んでしまった同性愛という“秘密”の前で、彼らは苛立ち、戸惑い、気持ちを探ろうとひっかきあう。思春期の若者の心の微妙な揺らぎを、丁寧かつ大胆な手法で描く。

『雨女』
(1990年PFFアワードグランプリ)
監督:矢口史靖(『ウォーターボーイズ』『ロボジー』)
※8ミリ作品。上映形態はDVDとなります。

降りしきる雨の中、他人の迷惑をもかえりみず突っ走る常軌を逸した2人の女。生きるためには畑を荒らし、スーパーを襲い、牛をも殺す。雨が降る限り続く2人の奇妙な共同生活。何故? そして、晴れたとき2人はどうなるのか? そんな観客の疑問にはおかまいなく映画は疾走する。

『電柱小僧の冒険』
(1988年PFFアワードグランプリ)
監督:塚本晋也(『鉄男』『KOTOKO』)
(C)1987 KAIJYU THEATER
※ 8ミリ作品。上映形態はDVDとなります。

背中に大きな電柱が生えているため、昔から“電柱小僧”といじめられている孤独な少年。彼はある日突然、吸血鬼グループが人類を支配しようとする恐るべき未来へタイム・トリップしてしまう。そこで彼を待ち受けるのは!? コマ撮りの手法を駆使した血と汗と涙のSFXとスピーディな演出がド肝をぬく近未来オリエンタルSF巨編。

PFFアワード、新旧グランプリ監督の対談も見逃せない!

《ゲストトーク 橋口亮輔監督×北川仁監督》

橋口亮輔監督:プロフィール
高校1年生の頃から自主制作で映画を撮り始め、大阪芸術大学を経て1985年に映画監督・脚本家として活動を開始。1989年、『夕辺の秘密』がPFFアワードグランリを受賞するなど高く評価される。その後テレビ局でアシスタントディレクターの活動を経て、1992年にPFFスカラシップを得て映画撮影を再開。1993年に第一回監督作品『二十才の微熱』を発表。2001年発表の『ハッシュ!』では第54回カンヌ国際映画祭において監督週間部門正式招待作品となり、高く評価され、2008年『ぐるりのこと。』を制作・公開した。(C)黒田光一
〜橋口監督から本上映会への賛同コメント〜
デジタル等については私もこれから勉強することになりますが、技術面より若い才能とやる気のある人たちが、映像業界で働くなり、自己の表現活動を続ける上で、どうモチベーションを失わずに続けていけるか、私の経験から何かアドバイスできることがあればと思った次第です。

北川仁監督:プロフィール
東京都出身の現在29歳。慶応大学在学中から劇団「とくお組」に参加。現在は実家の寺でお坊さんをしながら映画を撮っており、スタッフは基本的に弟と自分のみ。最新作『ダムライフ』ではPFFアワード2011グランプリを受賞。第16回釜山国際映祭New Currents Award招待作品。

《スケジュール》
17:30 開場・チケット販売開始
18:00 矢口史靖監督『雨女』
20:00 橋口亮輔監督『夕辺の秘密』
20:55 ゲストトーク(橋口亮輔監督×北川仁監督)
21:40 塚本晋也監督『電柱小僧の冒険』
23:00 イベント終了予定
※各上映は完全入替制となります。
上映ならびにイベント・ゲストは予告なしに変更の可能性がありますのでご了承ください。

▼ 「映画馬鹿のススメ~80s⇒90s PFFリバイバル上映~」スケジュール&開催情報
日付 2012年1月28日(土)
場所 オーディトリウム渋谷
料金
 前売・当日共に各回 学生1000円、一般1300円
お問合せ先 
eigabaka.vantan@gmail.com
主催 映画馬鹿のススメ上映実行委員会
協賛 VANTANデザイン研究所
協力 PFF マコトヤ オーディトリウム渋谷
「映画馬鹿のススメ~80s⇒90s PFFリバイバル上映~」公式サイト
※前売りチケット販売・上映スケジュール等は公式サイトをご覧下さい。前売りで完売した場合は当日分の販売は御座いませんのでご了承ください。

編集・文:min

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