EUフィルムデーズ2011―国もジャンルも多様なヨーロッパ映画23本が一挙上映!

  • 2011年05月28日更新

日本と欧州連合(EU)の市民交流の促進を目的とした「日・EUフレンドシップウィーク」の一環として催される映画祭「EUフィルムデーズ2011」が、5月27日(金)に開幕しました。東京国立近代美術館フィルムセンターでの上映を皮切りに、京都、広島、岡山、山口、高松に巡回して、3週間に渡って開催。選りすぐりのヨーロッパ映画が、東京では23作品、各地では17作品、それぞれ上映されます。

国もジャンルも多様なラインアップの中から、当サイトでは3作をピックアップ。ポルトガルの夏の情景が鮮やかな『私たちの好きな八月』、ウディ・アレン監督がスペインを舞台に描いたコメディ『それでも恋するバルセロナ』、そして、ブルガリアから届いた苦く切ない青春映画『ソフィアの夜明け』です。

『私たちの好きな八月』

ポルトガルの小さな町、アルガニル。ヴァカンス期の8月ということで、音楽のフェスティバルが開催されるなど、町はにぎやかに。そんな中、美しい少年と少女が、夏の恋に落ちて……。

― ドキュメンタリー的な前半部から、スウィートなドラマの後半部へ。

ポルトガルの新鋭、ミゲル・ゴメス監督の長編第2弾。ドキュメンタリー的な前半部と、甘いラヴ・ストーリーの後半部が、途切れることなく移行していく、鮮烈な構成の作品です。

原題:”Aquele Querido Mês de Agosto”
2008年/ポルトガル・フランス/147分
監督:ミゲル・ゴメス
出演:ニア・バンデイラ ファビオ・オリヴェイラ ジョアオン・カルヴァリョ ほか

『それでも恋するバルセロナ』

休暇でバルセロナにやってきたふたりのアメリカ人女性が、スペイン人のセクシーな画家にふりまわされるラヴ・コメディ。情熱の国で繰り広げられる、刺激だらけの恋の結末は?

― 4大スターが演じるエキセントリックな四角関係に注目!

スカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール、ペネロペ・クルス、そして、ハビエル・バルデムが、はた迷惑でエキセントリックなキャラクターを、余裕と個性たっぷりに演じています。「自分も旅先で恋に落ちている」という感覚で、非日常的な疑似恋愛を楽しんでみては?

原題:”Vicky Cristina Barcelona”
2008年/スペイン・アメリカ/96分
監督:ウディ・アレン
出演:スカーレット・ヨハンソン レベッカ・ホール ペネロペ・クルス ハビエル・バルデム ほか

『ソフィアの夜明け』

ブルガリアの首都、ソフィア ― 閉塞感にとらわれたまま薬物とアルコールに溺れる兄のイツォと、力と居場所を求めてギャングに加担する弟のゲオルギ。ひと組の兄弟が不器用に生きる姿から、ブルガリアの格差社会の実情も見えてくる青春映画。

― 主人公のモデルとなった人物が自ら主演。

第22回 東京国際映画祭で、東京サクラグランプリ、最優秀監督賞、最優秀男優賞の三冠に輝いた作品です。カメン・カレフ監督は、友人のフリスト・フリストフをモデルに主人公のイツォを作りあげ、フリストフ自身がイツォ役で出演しています。しかし、本作の完成を目前に、フリストフは不慮の事故で他界しました。

原題:”Източни пиеси”
2009年/ブルガリア/89分
監督:カメン・カレフ
出演:フリスト・フリストフ オヴァネス・ドゥロシャン サーデット・ウシュル・アクソイ ほか

▼EUフィルムデーズ2011
期間:2011年5月27日(金)~6月26日(日)
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター ほか
主催:駐日欧州連合代表部 在日EU加盟国文化機関 東京国立近代美術館フィルムセンター
協力:社団法人日本コミュニティシネマセンター
EUフィルムデーズ2011 公式サイト
※期間・会場・ラインアップは、開催地によって異なります。詳細は公式サイトをご参照ください。

文:香ん乃


  • 2011年05月28日更新

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