カナダから「末っ子」も来日!―『トイレット』初日舞台挨拶で、もたいまさこさんが裏話を披露!!

  • 2010年09月03日更新

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2010年8月28日(土)、新宿ピカデリーで『トイレット』の初日舞台挨拶が行われました。登壇者は、荻上直子監督、“ばーちゃん”役のもたいまさこさん、カナダからこの日のために来日した末妹役のタチアナ・マズラニーさん。

←の写真、左から、荻上監督、もたいさん、マズラニーさんです。

映画の余韻がまだ残る会場で、終始和やかな雰囲気に包まれながら、いろいろなエピソードが披露されました。

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― カナダ人のキャストとスタッフとの撮影はいかがでしたか。

「もたいさんの圧倒的な存在感やオーラで作品を見せてくれるだろうなと思っていました」(荻上監督)

荻上直子監督(以下、荻上) 『かもめ食堂』の時のフィンランド人スタッフは結構のんびりしていたのですが、カナダの方々は日本人と同じぐらいスピーディーに働いてくださったので、本当にやりやすく楽しかったです。皆さんエネルギッシュで真剣で、優しくて良い方々ばかりでした。

― もたいさんの魅力がぎゅっと凝縮された作品でした。

荻上 脚本を書く時からもたいさんを想定していたのですが、台詞がなくても、もたいさんの圧倒的な存在感やオーラで作品を見せてくれるだろうなと思っていました。

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― もたいさんは台詞がかなり少ない役で、日本人キャストが一人だけという環境でしたが。

「映画という共通語があるので、アクシデントで撮影が進まないということはなかったです」(もたいさん)

もたいまさこさん(以下、もたい) 台本を見た時に「ラッキー、しゃべらないですむ」と思ってすごく嬉しかったです。撮影時は若いスタッフやキャストの表情などをずっと観察していました。

― カナダでの撮影で苦労したことは?

もたい 2009年の9月の半ばぐらいから撮影に参加させて頂いたのですが、もう既に寒かっったですね。もうちょっと暖かかったらいいなあと。現場は、映画という共通語があるので、それほど大きな食い違いはなく、アクシデントで撮影が進まないということはなかったです。監督がビル一棟建てるんじゃないかと思えるほど、頼もしくて男前なので。監督にとって3年ぶりの作品で、ぐっと力をためて映画を作ろうという気持ちがひしひしと伝わってきました。

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― マズラニーさんは、日本人の荻上監督とのお仕事はいかがでしたか。

「荻上監督と私はとても似ているのではないかなと思います」(マズラニーさん)

タチアナ・マズラニーさん(以下、マズラニー) ナーバスになったことは一度もありません。自由に演じさせもらい、一方、ご自分のビジョンもはっきり言ってくださったので、とても仕事がしやすかった。言葉の弊害はあったかもしれませんが、お互いを理解し合えたという実感がありました。多分、監督と私はとても似ているのではないかなと思います。

荻上 こんなに可愛くて周囲を明るくする彼女に、似ていると言われてとても嬉しいです。私はどちらかというとじっと一人で暗くしているタイプなので(笑)。

― でも、リサ役は監督ご自身の境遇に似ているとか。

荻上 私は3人兄弟の末っ子で、わがままで自分勝手で兄と姉に威張り散らしているような子だったのですが、その部分が(作品で)表現されています。

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― トイレをはじめとした日本的な文化、また、作品中の“ばーちゃんと孫”という関係についてはどう思われましたか。

「家族同士のつきあい、特に祖母と孫の関係というのはどこの文化も同じだなと思いました」(マズラニーさん)

マズラニー この映画の餃子のように、カナダでも家族が集まって伝統的な料理を一緒に食べたりします。家族同士のつきあい、特に祖母と孫の関係というのはどこの文化も同じだなと思いました。トイレはやはりカナダとは違いますね。今回日本ではじめてウォシュレットを使ってみました。

― エアギターはだいぶ練習されたのですか。

マズラニー 何度も何度も家で特訓しました。あのシーンの撮影が今回の撮影で一番楽しくて、お仕事でこんなに楽しい思いをさせて頂いて申し訳ないと思うほどでした。

もたい 目の前でやってくれたのですが、もう本当に最高でした。私も一気にテンション上がっちゃって。とてもがんばっていましたね。

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― 監督にとって、全編英語の作品はチャレンジだったのでは?

「(次の荻上作品では)私はサボテンの役で(笑)」(もたいさん)

荻上 はい。外国で、しかも母国語でない英語で撮影して、『かもめ食堂』や『めがね』で何となくわかってきた自分のカラーが出せるかどうかということが課題だったのですが、チャレンジして良かったです。反省点はありますが、そういう意味ではとても満足しています。

― 他の場所や言語でも撮影してみたいですか?

荻上 そうですね。メキシコなどでずーっと酒飲みながら、訳分からなくなりながら、というのもいいなと思っています。

もたい 私はサボテンの役で(笑)。
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モリオ 荻上直子監督初の小説集。『トイレット』原案となった「モリオ」他1編を収録。荻上監督の世界観をたっぷり堪能できます。

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▼『トイレット』作品・公開情報
日本・カナダ/2010年/109分
脚本・監督:荻上直子
出演:アレックス・ハウス
タチアナ・マズラニー デイヴィッド・レンドル
サチ・パーカー
もたいまさこ
配給:ショウゲート/スールキートス
フードスタイリスト:飯島奈美
衣装:堀越絹衣
コピーライト:(c)2010“トイレット”フィルムパートナーズ
『トイレット』公式サイト(注:音が出ます)
※2010年8月28日(土)より、新宿ピカデリー、銀座テアトルシネマ、シネクイントほか全国ロードショー。

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『トイレット』 作品紹介

取材・編集・文:吉永くま スチール撮影:荒木理臣
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《フォト・ギャラリー》
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