酔ってから観るか、観てから酔うか―「太田和彦編 映画と酒場と男と女」

  • 2010年08月21日更新

14たそがれ酒場 (C)国際放映会社の仲間でも、初めて会った合コンの人でも、学生時代からの友人でも、旅先で隣り合わせになったおじさんでも、酒をくみかわせば時間や時を超えて親密になれる。酒とは不思議なもの。素面の時には上品ですましていても、いったん酒を飲み始めたら、切ない恋心が口をついたり、懐かしい母親の手料理について語ったり。人間の本音が見えて、心がぶつかりあう場所。それが酒場。「酒場の出てくる映画にハズレはない」これは神保町シアター、細谷支配人の名言。確かに、酒場を舞台にした映画が面白くないわけがない。神保町シアターでは8月21日から酒場を舞台にした特集上映「太田和彦編  映画と酒場と男と女」を開催。期間中はールがもらえるイベント実施。ほろ酔い気分で映画を楽しんでみてはいかが?©国際放映

劇場招待券(9/10まで有効)を5組10名様にプレゼント。(応募締切8月26日)
 

ビールを片手に映画を見よう
8月21日、9月4日、9月10日の最終回はほろ酔い気分で映画を見るイベントを開催中。マキノ正博監督「泡立つ青春」を特別料金の500円で上映。当日会場ではビールがふるまわれる。昭和9年、ビールが珍しくて高級品だった時代。マキノ監督らしいミュージカル的演出でビールを楽しむ人々の生活が描かれている。※スケジュールは公式サイトでご確認ください。

4東京おにぎり娘1 1961(C)角川映画悲しさ、うれしさが交錯する人情酒場へようこそ
手軽に安く酔うための屋台や立ち飲み屋、大勢で飲みたいのなら居酒屋、座っているだけで何十万もする一流クラブ…酒場の種類は多種多様。飲む酒も行きかう人も違う人も違うけれど、酒を酌み交わしたら心がほどけて、人は繋がっていく。酒場でだから語れること、酒場でだから許せること、居酒屋映画はそんな素の人間の面白さが満載。映画を見たら、きっと酒場に足が向くはず。1961©角川映画






 2父子草(C)東宝
父子草
ガード下のおでん屋で偶然隣り合わせになった初老の土木作業員、義太郎(渥美清)と苦学生の茂(石立鉄男)。口の悪い義太郎の言葉に喧嘩を始める二人だが、茂の苦しい身の上をおでん屋の女将(淡路恵子)から聞き、義太郎は。。。
「男はつらいよ」の渥美清が口が悪く粗暴な土木作業員を好演。淡路恵子との小気味の良いやり取りを見るとまさに「寅さん」の原型。ユーモラスで人情味あふれる渥美ワールド全開です。©東宝

20夜の蝶2 1957(C)角川映画夜の蝶
マリ(京マチ子)は政治家や文化人の交流する銀座のクラブ「フランソワ」のやり手マダム。日本を動かす大物をうまくあしらって、店は繁盛している。しかし、舞妓上がりのおきく(山本富士子)が京都から新たなクラブを銀座に出店するためにやってくるところから、銀座を制する因縁の女の戦いが始まる。マリとおきく、店のため、自分自身の夢、恋のため、引くに引けない二人のやり取りが見もの。京マチ子の恐怖で震えあがるような睨みは必見。華やかで美しい世界もいいけれど、その裏の女の素顔はかわいく、切なく、そしてやっぱり怖い。1957©角川映画

 
チラシ表紙
太田和彦編 映画と酒場と男と女
2010年8月21日(土)~9月10日(金)
会場:神保町シアター (公式サイト)
入場料金(当日券のみ)一般 ¥1,200/シニア・学生 ¥1,000

 

 

文:白玉

  • 2010年08月21日更新

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