アンジェイ・ワイダ監督の最新作も上映! 「EU Film Days(EUフィルムデーズ)2010」、5/28に開幕!!

  • 2010年05月25日更新

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今年で8回目となる「EU Film Days(EUフィルムデーズ)」が、2010年の5月に開幕! 例年、日本と欧州連合(EU)の市民交流の促進を目的に、「日・EUフレンドシップウィーク」の一環として催されている映画祭です。

東京と福岡の2会場でおこなわれる、この映画祭。東京は5月28日(金)から6月20日(日)まで東京国立近代美術館フィルムセンターにて、福岡は6月15日(火)から6月25日(金)まで福岡市総合図書館にて、それぞれ開催されます。

上映されるのは、EU加盟の27ヶ国中22ヶ国の選りすぐり作品。好評を博した近作から、日本初公開作品まで、ヴァラエティに富んだ魅力的なラインナップです。

話題作が揃い踏みの中、ひときわ注目を集めること必至なのは、アンジェイ・ワイダ監督の最新作『菖蒲(しょうぶ)』。
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eu1 『菖蒲(しょうぶ)』
ポーランド/2009年/85分
原題:”Tatarak”
監督:アンジェイ・ワイダ
※日本初公開。

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ポーランドの巨匠・ワイダ監督。冷戦時代のポーランドにおける歴史的事件を扱った『カティンの森』(2007年)は、記憶に新しいところです。

『菖蒲(しょうぶ)』は、「不治の病に侵されている医師夫人が、若い青年に魅了される」という物語と並行して、主演女優の実生活に起こった悲劇が語られる作品。日本初公開となる本作です。お見逃しなく!

また、日本劇場未公開作品の『パトリックは1.5歳』も必見。
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1.5 『パトリックは1.5歳』
スウェーデン/2008年/102分
原題:”Patrik 1,5”
監督:エッラ・レムハーゲン
※日本劇場未公開。

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スウェーデンの閑静な住宅街に暮らすゲイのカップルが、待望の養子に「1歳半のパトリック」を迎えることになったけれど、やってきたのは、犯罪歴のある「15歳」の少年だった ― 「スウェーデンに住むゲイのカップルが養子を迎える難しさ」を描いた作品ですが、養子の問題以前に、「同性愛者が、周囲の偏見に慣れざるをえない状況」について、問題提起がたくさん含まれた物語です。シリアスな題材でありながらも、コメディ的な描写も適度に織り交ぜられているので、ストーリーに気負いなく没頭しつつ、テーマについて自ずと考えることができます。

2007年に日本でロードショーされた際、ミニシアター系映画ファンを中心に絶賛された『Once ダブリンの街角で』が上映されるのも、嬉しい限り。
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ONCE Main 『Once ダブリンの街角で』
アイルランド/2006年/87分
原題:”Once”
監督:ジョン・カーニー

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ストリート・ミュージシャンの男と、チェコからの移民で音楽の好きな女が、ダブリンの街角で出逢い、セッションを通じて心を通わせていく ― 主人公の男女の名前は、敢えて明らかになっていません。主役の名前が不明というその手法が、男と女の象徴的な関係をより印象深くしている、ありそうでなかった恋愛映画。ふたりからあふれる音楽に身を委ねながら、人との出逢い、身の丈に合った暮らし、夢を叶える手段などについて、ロマンティックかつリアリスティックに、思いを馳せてみてください。

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当サイトでは、東京近代美術館フィルムセンターにて上映されるいずれの作品にも有効な「EU Film Days(EUフィルムデーズ)2010」招待券を、先着で3組6名さまにプレゼント致します!
※このプレゼント企画は終了致しました。ご応募、どうもありがとうございました。

▼EU Film Days(EUフィルムデーズ)2010
【東京】 開催日程:2010年5月28日(金)~6月20日(日)
上映場所:東京国立近代美術館フィルムセンター
【福岡】開催日程:2010年6月15日(火)~6月25日(金)
上映場所:福岡市総合図書館(作品リスト中、☆のついたタイトルのみ上映)
主催:駐日欧州連合代表部 EU加盟国大使館・文化機関・東京国立近代美術館フィルムセンター 福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ実行委員会
特別協力:福岡EU協会
公式サイト
※詳しい上映スケジュールは公式サイトをご参照ください。

【EU Film Days(EUフィルムデーズ)2010 上映作品リスト】
『Once ダブリンの街角で』(2006年) アイルランド
☆『湖のほとりで』(2007年) イタリア
『スラムドッグ$ミリオネア』(2008年) 英国
『映画に必要なのは女と銃だけだ』(2009年) オーストリア ※日本初公開
☆『ラブ・イズ・オール』(2007年) オランダ
『獣の心』(2005年) ギリシャ ※日本初公開
『パトリックは1.5歳』(2008年) スウェーデン
☆『デ・プロフンディス』(2007年) スペイン ※日本初公開
☆『ブルノの退屈』(2003年) チェコ
☆『エスケープ』(2008年) デンマーク
『HANAMI』(2008年) ドイツ
『反恋愛主義(2005年)』 ハンガリー
『ムルと小犬』(2008年) フィンランド
☆『海のほとり』(2002年) フランス
☆『世界は広い-救いは何処にでもある』(2008年) ブルガリア
☆『ロフト.』(2008年) ベルギー
☆『菖蒲(しょうぶ)』(2009年) ポーランド ※日本初公開
『夜顔』(2006年) ポルトガル
☆『小さな泥棒たち』(2009年) ラトビア ※日本初公開
『リトアニアへの旅の追憶』(1972年) リトアニア
『私の天使』(2007年) ルーマニア ※日本初公開
☆『アラビアン・ナイト』(2007年) ルクセンブルク ※日本初公開

文:香ん乃
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  • 2010年05月25日更新

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