【イケメン青田買い】西島隆弘さん―「アイドルでしょ?」という偏見、今すぐ捨てて。

  • 2009年12月14日更新

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【イケメン青田買い】の第3回は、日本の西島隆弘さん。そう、アイドル音楽グループ・AAA(トリプルエー)の「ニッシー」です。

2009年・冬現在、彼の主演映画は『愛のむきだし』1作のみ。

信じられない。こんなにかっこいいのに! こんなに存在感あるのに! なにより、こんなに演技が巧いのにっ!!

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ヴォーカリスト、ダンサー、そして、俳優と、多彩に才能をきらめかせている西島さん。映画の出演作は今のところ『愛のむきだし』だけですが、ミュージカル舞台の俳優としてのキャリアはかなり長いです。

『リンダリンダラバーソール』、『ココロノカケラ』、『GLORY DAYS』 ― 主演を務めたミュージカルの舞台で、朗々と歌って、軽やかに踊って、かつ、叙情的で繊細な表情を見せてくれた西島さんをまのあたりにするにつけ、「もっと映画に出演してほしいな」という気持ちが募ってなりませんでした。

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ただ、「映像で活躍する西島さんを観たい!」という欲求なら、テレビ・ドラマで叶えることができます。シェフを目指す主人公を演じた『美味學院(デリシャスガクイン)』、AAA総出演の『未来世紀シェイクスピア』、コミカル・ホラーの『ゴーストフレンズ』などなど。

とはいえ、これらのテレビ・ドラマで西島さんを堪能すると、結局は、「もっと映画にも出演してほしいんだってば!」という根本的な願いが強まるだけ。映画ファンとしては、ね。

そんなわけで、『愛のむきだし』を繰り返し観ては、「役者・西島隆弘」の映画俳優としての未来に思いを馳せる日々です。

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人気アイドルの西島さんが「盗撮のスペシャリスト」を演じているというだけでも衝撃的なのに、盗撮ごときでびっくりしていたことを忘れてしまうくらいショッキングな展開が待っている『愛のむきだし』。キー・ワードは「新興宗教」。メイン・キャラクターたちに共通しているバック・グラウンドは、「親と家庭に自己を破壊された」という点。

盗撮、新興宗教、虐待、惨殺 ― 悪寒を催すほど苦しいエピソードと、つい目を逸らしたくなる残酷なシーンがあふれているのに、この物語を貫いている柱は、西島さんが演じる主人公のユウと、満島ひかりさんが演じるヒロイン・ヨーコの「純愛」。

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「自分だけのマリアさま」を探し続けていたクリスチャンのユウは、ヨーコこそ自分のマリアさまだと信じて、彼女を救うために自己犠牲を厭いません。荒唐無稽な演出が目立つ作品なのに、悲しいまでのリアリティが決してぼやけないのは、ユウが狂おしいくらい一途だから。西島さんの個性と実力が、「命を賭(と)して愛する人を救う」という主人公を生々しく体現させたから。

『愛のむきだし』を体感した刹那、「アイドル・西島隆弘」は、私にとって「稀有な映画俳優・西島隆弘」に変わりました。ヨーコを演じた満島さんの凄絶な演技と眼力に目を奪われると同時に、ね。もし【若手女優 青田買い】をするとしたら、真っ先に彼女をピックアップしたいです。

ひとりでも多くのかたに、「映画俳優・西島隆弘」を知るという愉悦を味わっていただきたい。でもって、「西島さん、もっと映画に出演してよ!!」という渇望に、みんなで仲よく苛(さいな)まれるとしましょうよ。

▼西島隆弘(にしじま たかひろ)さん プロフィール
生年月日:1986年9月30日
出身:北海道札幌市
出演映画:『愛のむきだし』
AAA オフィシャル・ウェブサイト

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『愛のむきだし』 作品紹介

文:香ん乃 画像提供:東京フィルメックス
改行

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