【イケメン青田買い】岡本竜汰さん―ノーブルさと長台詞に腰砕け。

  • 2009年11月16日更新

【イケメン青田買い】の第1回は、日本の俳優・岡本竜汰さん。↓この1枚は、映画『PASSION』の1シーンです。

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右の男性が、『PASSION』に主演した岡本さん。1974年生まれの、俳優でモデルでもあります。

183cmの長身で、スーツやジャケット姿が、ため息ものに洗練されてるったら。『PASSION』で岡本さんが演じた智也役がまた、かっちりとしたファッションが多いのね。「男はスーツで3割り増し」と信じている私は、「うわー、ノーブルな役者さんだなぁ~」と、『PASSION』を観ながら、岡本さんへの好奇心で目がまんまるになっちゃいました。

「岡本さん=襟つきシャツにジャケット」というイメージが強かったから、第9回東京フィルメックスでおこなわれた『PASSION』の舞台挨拶で、↓こーんな私服姿の岡本さんを見たときには、今度は別の意味で、目がまんまる。

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右からふたりめのかたね。カジュアルなファッションだと、笑顔に茶目っ気が混じって、愛嬌と親しみが弾けてくる感じ。この舞台挨拶を見たあと、衝動の赴くままに、インターネットで「岡本竜汰」を検索したのを憶えています。

テレビ・ドラマ『こちら本池上署』シリーズや『アルジャーノンに花束を』、第18回東京国際映画祭で4冠に輝いた映画『雪に願うこと』の厩務員・富永役、23区HOMMEのイメージ・キャラクターなど、多岐に渡ってご活躍ですが、岡本さんを堪能するなら、やっぱり、主演映画『PASSION』をご覧になっていただきたい。

濱口竜介監督が、東京藝術大学大学院の修了作品として撮った『PASSION』。「大学院の卒業制作? 学生映画でしょ?」と軽い気持ちで観たら、熱い人物描写で火傷をしちゃうよ。

キーワードは「30歳」。岡本さん演じる智也をメインにした4人の男女の群像劇で、30歳代特有の仕事・人生に対する悩みに、当然の魔物のごとく恋愛問題が付随してきます。

膨大な量の台詞が応酬していて、ワン・カット、ワン・カット、すべてが濃密。三十路ど真ん中の私のような女は(いや、きっと男だって)、次から次へと飛び出す「30代の微妙な部分を衝きまくる台詞」に、胸をぐりんぐりんとえぐられます。ひとつひとつの台詞が、また長いんだ。この長台詞を迫力満々に炸裂させる岡本さんが麗しくてどきどきするわ、えぐられまくった胸は痛いわ、ああ、もう、心が忙しい映画でしたよ。

現在、岡本さんは、ご本名の「岡本浩太郎」で、モデル・エージェンシー〔SUPERBALL〕の代表を務めてもいらっしゃいます。キャリアの長いかたなので、「青田買いをする」という表現は失礼なんですが、「もっと多くの人に岡本さんを知ってほしい! 今後、たくさんのメディア(特に映画)で岡本さんを見たい!!」という想いをこめて、<イケメン青田買い>の第1回は、この辺で。

▼岡本 竜汰(おかもと りゅうた)
生年月日:1974年7月28日
出身:東京都国立市
デビュー作:『救命病棟24時』(テレビ・ドラマ)
代表作:『PASSION』(映画) 『雪に願うこと』(映画) 『水戸黄門スペシャル』(テレビ・ドラマ)

公式ホームページ
〔SUPERBALL〕公式サイト

文:香ん乃
改行

  • 2009年11月16日更新

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