「タグ: K’s cinema」の検索結果: 15 件

12月公開映画 短評 ―New Movies in Theaters―

12月公開映画の中から、ミニシアライターが気になった作品をまとめてピックアップ! 今月も個性豊かな11作が登場!あなたが観たいのは、どの映画!?【LINE UP】1日(金)公開『朝がくるとむなしくなる』『アダミアニ 祈りの谷』『女優は泣かない』『スイッチ 人生最高の贈り物』『ペルリンプスと秘密の森』、3日(日)公開『メンゲレと私』、8日(金)公開『VORTEX ヴォルテックス』『ブルーを笑えるその日まで』、9日(土)公開『王国(あるいはその家について)』、15日(金)公開『99%、いつも曇り』『ポトフ 美食家と料理人』

『JUST ANOTHER』予告編解禁!— 今池ハードコアは死なず! 日本を代表するパンクバンド「the 原爆オナニーズ」初のドキュメンタリー映画!

今年で結成38 年を迎えた、日本を代表するパンクバンド《the 原爆オナニーズ》。彼らのキャリア初のドキュメンタリー映画となる『JUST ANOTHER』が、年9月18 日(金)より名古屋シネマテークにて先行上映され、10 月 24 日(土)より新宿 K’s cinema ほかにて劇場公開されることが決定し、このたび待望の予告編映像が解禁された。本編、予告編ともにメガホンを執ったのは、『MOTHER FUCKER』(2017)で映画監督デビューを飾った大石規湖監督。

「よかったよ」の言葉を糧に―『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景vol.1』主演の瀬戸かほインタビュー

女優を続けていけるかどうか、すべてを懸けてみたい。それくらい重要な作品だったと打ち明ける。10月19日(土)公開の『愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景vol.1』(越川道夫監督)で主人公のユリを演じるのは、モデルとしても活躍する瀬戸かほ。深い悲しみを抱えて生きつつ2人の男に愛されるという複雑な役どころを、体当たりの表現で演じ切っている。「やってよかったなと今、すごく思います」と晴れやかな笑顔を見せる彼女の魅力に迫った。

【スクリーンの女神たち】『いぬむこいり』主演・有森也実さんインタビュー

『いぬむこいり』主演・有森也実インタビュー片嶋一貴監督の最新作『いぬむこいり』のヒロインを演じる有森也実さんにインタビューしました。伝承民話「犬婿入り」をモチーフに、4章構成&4時間超えというスケールで綴る物語は、“魂の救済”という普遍的かつ根源的なテーマを辛辣な風刺とユーモア、そしてエロスを交えて描く現代絵巻物語。女優を辞めてもいいと思うほど全身全霊で役に挑んだという有森さんに、本作への思いや撮影時の様子などを伺いました。

映画の暴動ふたたび!!! 実践映画塾「シネマ☆インパクト」が2016年、再起動!!!

鬼才・山本政志監督率いる、実践映画塾「シネマ☆インパクト」が今年いよいよ再起動!!! それを記念して、これまでに「シネマ☆インパクト」が生み出した13監督による全15作品を3月5日(土)〜18日(金)、新宿 K’s cinemaにて上映。『恋の渦』『水の声を聞く』ほか、海外映画祭で上映された話題作など見逃せない作品ばかり!!「シネマ☆インパクト2016」開講は3月22日。

『スライ・ストーン』― スライの波乱に満ちた半生に迫る、オランダ人監督による執念のドキュメンタリー

伝説のファンクスター、スライ・ストーンの半生を追ったドキュメンタリー映画『スライ・ストーン』が、5月16日より新宿 K’s cinemaにて公開中だ。監督はオランダ人の映像作家ウィレム・アルケマ。1993年から20年以上におよぶ執念の取材で、スライの生い立ちから華々しい活躍と挫折、謎に満ちた隠遁生活と今年1月に勝訴を迎えた元マネージャーとの5年間におよぶ裁判の様子までを追い続け、これまでベールに包まれていた彼の波乱の半生を明るみにしていく。
© Dwars Productions

ブエノスアイレス恋愛事情―都会のひとごみで意中の人とどう出会う? リアル版『ウォーリーを探せ』

恋人と別れて何週間か過ぎた頃、ふと、こんな不安が頭をかすめる ―また誰かと出会うことができるのだろうか? 目的地までの距離がわからない時、その道のりがひどく遠く感じるように、誰かとの出会いを待つ時間というのは永く果てしない気がするものだ。
『ブエノスアイレス恋愛事情』は、人であふれかえる都市のなかで、交差し、接近し、けれど互いの存在に気がつかない男女を追った物語。観客は、彼らの共通の友人であるかのごとく、「この2人はうまくいくかもしれない」なんて恋のキューピッド役を買って出たい気持ちになるかもしれない。果たして、2人は出会うことができるのだろうか? 彼らが歩くブエノスアイレスの街の素晴らしき建築群とアートの数々もどうかお見逃しなく!© Rizoma Films 2011

『書くことの重さ~作家 佐藤泰志』-幻の小説家はいかに生き、書き続けたか

 2010年に公開された『海炭市叙景』(加瀬亮主演・熊切嘉和監督)は、原作者・佐藤泰志の故郷である函館市の有志の発案により制作された映画である。この映画が話題を集め、絶版となっていた佐藤泰志の過去の著作が復刊される運びとなった。村上春樹、中上健次らと並び評されながら賞に恵まれず、41歳で自ら命を絶った小説家、佐藤泰志。本作『書くことの重さ』は、文学と真摯に向き合い、文学に苦悩し続けた泰志の生きざまを描いたドキュメンタリーである。いま改めて評価され直しつつある現状に泰志は何を思うのか―知り得ぬ故人の感情に、思いを馳せずにはいられない1作だ。

『アルマジロ』-刺激的なゲームを待ち望む兵士。アフガニスタンの荒んだ土地で、現実の戦闘が始まろうとしている

2009年、アフガニスタン、南部ヘルマンド州にあるタリバンの拠点まで1キロ足らずという対タリバン基地『アルマジロ』。デンマーク軍とイギリス軍の200名が駐留するこのキャンプは過去に死者を出したこともある最も危険なエリアの一つ。『アルマジロ』で治安維持活動に従事するデンマーク兵士達の6ヶ月間を追うドキュメンタリー。ここで描かれているのはフィクションではなく全て、実際アルマジロ基地とその周辺で起こった現実の出来事である。前線で任務を遂行する兵士達の息遣い、アフガニスタンの住人の表情を生々しく捉えた一本だ。渋谷アップリンク、新宿K’s cinema、銀座シネパトスほか全国順次公開

『ル・コルビュジエの家』 脚本家アンドレス・ドゥプラットさん トークショー ― この映画を味わい尽くすヒントと知識のすべてがここにある。

8月3日(金)、『ル・コルビュジエの家』の脚本家アンドレス・ドゥプラットさんが来日して、東京都内某所でトークショーをおこなった。9月15日(土)より新宿K’s Cinemaほかにて全国順次公開の本作の舞台は、ブエノスアイレスに実在する「クルチェット邸」という家。20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計した家である。この家も主人公といえる本作を味わい尽くすために、建築家でもあるアンドレスさんのお話にじっくりと耳を傾けよう。トークショーの模様を、ほぼノーカットでお届けする。