ミニシアター情報
ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が開幕-20年後の巨匠を先物買い
自主映画を中心に新しい才能を発掘し育てる映画祭、『ぴあフィルムフェスティバル』。グランプリ受賞者は森田芳光監督、犬童一心監督、園 子温監督など世界的に高い評価を受ける映画監督を数多く輩出している。33回を迎える今年度のコンペティション部門には602作品から厳選された17作品を上映。20年後には巨匠と呼ばれる監督の作品を探しに行こう。この他、塚本晋也監督、岩井俊二監督、川瀬直美監督、黒沢清監督らによる映画製作者のためのイベント「映画のレッスン」も開催。9月30日まで東京国立近代美術館 フィルムセンターにて(毎週月曜休館)
『ドーバーばばぁ 織姫たちの挑戦』-全長34km。水温16℃以下。過酷な天の川を平均年齢58歳の織姫達は泳ぎ切れるのか?
平均年齢58歳!立川を中心に多摩地区在住の女性達で結成された“チーム織姫”がドーバー海峡横断リレーに挑戦。全長約34km、真夏でも水温は16℃の過酷なこのリレーに6人で渡り切る。ドーバー海峡の環境を考えたトレーニングから、実際のドーバー海峡リレーまでの2年間を追ったドキュメンタリー。渋谷アップリンクXにてロードショー。
『ブリリア ショートショートシアター アートプログラム』-3年に一度のヨコハマトリエナーレ。横浜でアートを楽しみつくそう。
3年に1度開催される日本を代表する現代アートの国際展ヨコハマトリエンナーレにちなんで、ブリリア ショートショートシアターでは“アートプログラム”を特集。人気テレビ番組「ザ・ベストハウス123」のオープニングアニメーションを手がけるイラストレーター、木村タカヒロ氏の『MEAT』を始め、イギリス、バングラディッシュ、オーストラリア、カナダから集まった厳選アートフィルム6作品を上映。ヨコハマトリエンナーレでアートを体感したら、アートフィルムを見に出かけよう。
『ムカデ人間』-口と肛門がつながる?!狂気の外科医が生み出す新しい生命体とは?
ヨーゼフ・ハイター博士はかつてシャム双生児分離手術のエキスパートとして名を馳せた外科医。分離手術を極めた博士の夢は切り離すのではなく、人の肛門と口を“結合させて”新しい命を作り出すこと。そんな博士のもとに旅行中の美しいアメリカ人女性二人組が迷い込んでくる。実験台の出現に博士の夢が実現する時が近づいてきた。本作の続編『ムカデ人間2』はイギリスで公開上映のみならず、DVD発売までもが禁じられた問題作。シネクイント にて レイトロードショー。©2009 SIX ENTERTAINMENT
『美女と探偵 ~日本ミステリ映画の世界~』芦辺拓さん、北村薫さん、有栖川有栖さんトークイベント―『混浴露天風呂連続殺人』、うな重とシャーロット・アームストロング、そして…止まらないミステリ映画話
神保町シアターでは本格ミステリ作家クラブ十周年の連動企画として特集上映「美女と探偵 ~日本ミステリ映画の世界~」の会期中「本格ミステリ作家クラブ」会員の芦辺拓さん、有栖川有栖さん、北村薫さんのトークイベントを開催。同じミステリでも表現方法も楽しみ方も異なる『小説と映画』。本格ミステリをこよなく愛するお三方ならではの『映画と小説』それぞれの奥深い楽しみ方をレポートいたします。
『戦争と文学』-戦地ではなく、日々を生きる人々にとっての戦争とは?
集英社創業85周年を記念した『コレクション 戦争と文学』の刊行を記念して、神保町シアターでは『戦争と文学』と題し、21作品の特集上映を開催。「銃後」「復員」「一銭五厘(召集令状)」と3つのキーワードから戦地そのものを描くのではなく、戦争という時代に翻弄され毎日を必死で生きる人々にフォーカスをあてた作品をセレクト。『兵隊やくざ』©角川映画
『グッド・ハーブ』—切なくも不思議な温もりに満ちた作品
メキシコシティを舞台に、アルツハイマー型認知症と診断された母と娘の絆を描くこの作品は、世界各国の映画祭で上映され多くの人々に感動を与えた。監督はメキシコ映画界で、唯一、女性を主人公に映画を撮り続けるマリア・ノバロ。初の日本公開作品となる本作では、生と死というテーマを女性らしい感性で繊細に編み上げ、美しい映像と音楽で優しく包み込んでいる。7月23日よりシネマート新宿他全国順次公開。
レッドカーペット写真館-ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011編
2011年6月26日(日)明治神宮会館にてショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011の授賞式が行われた。映画祭を締めくくる、アワードセレモニーには様々な国々からフィルムメーカーや出演者、また日本からも豪華なゲストが続々と出席され、注目度の高さがうかがわれた。
「ミニシアターに行こう」では、ショートショートフィルムフェスティバルのレッドカーペットの模様をレポート。恒例の靴チェックも見逃すな。
フレデリック・バックの映画-宮崎駿監督、高畑勲監督に影響を与えるアニメーション作品
神保町シアターでは、東京都現代美術館『フレデリック・バック展』開催中にフレデリック・バックさんの短編アニメーション4本を上映。上映作の一本『木を植えた男』は人物が行動するとその周りに空間が立ち現れるユニークな表現スタイルの作品。高畑勲監督に「フレデリック・バックさんを、わが師、とあがめている」と言わしめたその作風をぜひ劇場で。神保町シアター劇場招待券を5組10名様にプレゼント(7/29まで有効モーニングショーも使用可/応募は締め切りました)© Société Radio-Canada
『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』インタビュー− したたかに生き残るためのアイスランド流笑いの形。
アイスランドのレイキャヴィクで鯨見学ツアーの乗客が巻き込まれた惨劇を描く『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』。タフな日本人秘書役を演じた裕木奈江さん、ジュリアス・ケンプ監督、プロデューサーのイングヴァール・ソルダソンさんに本作品に対する思いをうかがってきました。