最新作品情報
「20th アニバーサリー フランス映画祭」―記念すべき20回目を迎え、豪華ゲストも多数来日!
6月21日(木)~24日(日)、有楽町朝日ホール及びTOHOシネマズ日劇(レイトショーのみ)にて、第20回フランス映画祭が開催される。アニバーサリーイヤーの今年は、恒例だった団長制がなくなり、新たな制度として“Les Filles du cinéma français”「フランス映画の女たち」がスタート。来日ゲストも過去最多となり、トークショーやサイン会など各種イベントが映画祭を華やかに盛り上げる。また、作品ラインナップも充実し、長編11作品、短編6作品(1プログラム)の計12プログラムを上映。第65回カンヌ国際映画祭に公式出品された未公開アニメーション『アーネストとセレスティーヌ』や昨年の東京国際映画祭でサクラグランプリを受賞した『最強のふたり』など、話題作が目白押しだ。フランスの旬の作品を堪能できるスペシャルな機会をお見逃しなく!
『はじまりの島』―自分が生きている地に「誇り」を持ってこそ、美しい
全長約4km、周囲約8km、人口およそ200人―沖縄県の小さな島・久高島のドキュメンタリー。後藤サヤカ氏の監督デビュー作である本作は、旧正月を控えて準備をしている久高島の人々に島への思いを語ってもらうことにより、島の魅力と島民たちがいだく誇りを、ありのままに伝えている。6月19日(火)と6月30日(土)、東京のアップリンク・ファクトリーにて上映。(C)2012 meijyu.llc All Rights Reserved
『ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)』―「サラ・ジェシカ・パーカー+キャリア・ウーマン=スタイリッシュ」かと思いきや……?
サラ・ジェシカ・パーカー演じる主人公が、仕事に、子育てに、(もしかしたら)恋に奔走するコメディ『ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)』が、6月2日(土)より、シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。『セックス・アンド・ザ・シティ』やアメリカのロマンティック・コメディのファンなら、アンテナがびくんっと反応せずにはいられない設定だろう。しかし、サラが演じる一見「パーフェクト」なケイト・レディは、実はまったく格好よくなくて……。(C)2011 IDK USA, LLC. All Rights Reserved.
『呼ばれて行く国インド』-バックパッカーの目線でインドの魅力を伝えるヴァーチャルドキュメンタリー。
バックパッカーとして多くの国を訪れている在日3世のキム・スンヨン監督が、ハンディカメラを片手に、不思議の国インドを旅する。歴史を物語る壮大な遺跡、悠々と流れるガンジス川や、活気あふれる街、根強く残る貧困とスラムなど、インドの多面的な魅力と社会的現状を旅人の目線で撮影したヴァーチャルドキュメンタリー。6月2日(土)より、東京・渋谷のアップリンクにてレイトショー。
『先生を流産させる会』— 思春期の少女たちが投げかける “いのち” の問いが、大人の良識を鋭利に切り裂く。衝撃の問題作がいよいよ劇場公開!
実話をベースに中学生の少女たちと妊娠した女性教諭との“いのち”をめぐる葛藤を描いた問題作『先生を流産させる会』が5月26日(土)より渋谷ユーロスペースのレイトショーとして公開される。担任教師のサワコ先生の妊娠に嫌悪感を抱く思春期の少女たちは〈先生を流産させる会〉を結成し、悪質な悪戯を仕掛ける。エスカレートして行く彼女たちの行動にサワコは教師として、そして母として毅然と立ち向かっていくが……。(C)2011 内藤組
「代官山の宵をチャップリンと共に 第3夜」―食事、お酒、そして、「ライヴ上映」のサイレント映画+片岡一郎氏と音和座のドイツ公演報告
チャップリンのサイレント映画を「ライヴ」で愉しむ粋な上映会の第3弾が、5月17日(木)、東京・代官山の風土カフェ&バー「山羊に、聞く?」にて開催される。弁士・片岡一郎氏の映画説明とアンサンブル・バラダンの生演奏とともに、チャップリンの3作品が上映。戦時下の国防運動が窺える貴重なアニメーション『スパイ撃滅』が併映されることにも期待。また、本年5月におこなわれた、片岡氏と音和座のドイツ公演の模様を、現地でのお写真を交えてお届けする。
「巨匠たちのサイレント映画時代2~清水宏の女性映画」―黄金週間は神保町で「ライヴ上映」を愉しみ尽くす。
2012年のお正月興行で大好評を博した、神保町シアターのサイレント映画企画がパワー・アップして帰ってきた! 4月28日(土)~5月6日(日)に開催される「巨匠たちのサイレント映画時代2」では、柳下美恵氏、片岡一郎氏を筆頭に、第一線で活躍するピアニストと活動弁士が顔を揃え、まさに「最強の布陣」によるライヴ上映が繰り広げられる。今年の黄金週間は、神保町でサイレント映画を愉しみ尽くそう。併催の「清水宏の女性映画」も、お見逃しなく。
『ロフト -完全なる嘘(トリック)-』-秘密の情事部屋と裸の女の死体。巧妙な罠が仕掛けられた心理サスペンス。
不倫という肉体的、精神的快楽の果てに、思いがけない落とし穴が待っているとしたら? 男同士5人で共有していた秘密の情事部屋に忽然と血まみれの女の死体が現れる。あわてふためく中年男性たちは、張り詰めた空気の中で心理合戦を繰り広げていく。本作は本国ベルギーで大ヒットを記録し、日本でも2009年に公開された『ロフト.』のオランダ版リメイク。オリジナルの持つ世界観や雰囲気をそのまま受け継いでいる。その予測不可能な展開には誰もが唖然とするだろう。4月21日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷の【未体験ゾーンの映画たち2012】にてレイトショー。(C)2010 Woestijnvis, Millstreet Films and Pupkin Film. All rights reserved.
「映画美学校 春の感謝祭」―『千年女優』、『松ヶ根乱射事件』……、美学校講師陣の代表作26本を一挙上映。
日本の映画界で活躍する数多くの映画人を輩出している映画美学校。「映画美学校脚本コース」と「アクターズ・コース」の第2期開講を記念して、「映画美学校 春の感謝祭」が4月14日(土)~20日(金)に開催される。美学校講師陣の代表作26作品がオーディトリウム渋谷で一挙上映されるこの企画から、『千年女優』、『松ヶ根乱射事件』、『カナリア』、『リング』の4作品をピックアップしてご紹介。※画像は『千年女優』。(C)2001千年女優製作委員会
『鳥を見て!』―青春Hシリーズの第22弾は、「体から始まる関係」しか知らなかった肉食女子のピュア・ストーリー
「青春」をテーマに、「エロティックなシーンがあること」―この条件のもと、多くの監督がそれぞれの個性を咲かせた内容で作品を発表してきた青春Hシリーズの第22弾『鳥を見て!』が完成した。監督は、『ちょちょぎれ』に続く長編2作目となる佐々木友紀氏。「セックスから始めること」でしか男と関係を作れなかった女の子が、段階を踏んで恋をする方法を知る物語が、一風変わった手法で綴られている。4月14日(土)より、東京のポレポレ東中野にてレイトショー。(C)2012アートポート