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『スライ・ストーン』― スライの波乱に満ちた半生に迫る、オランダ人監督による執念のドキュメンタリー

伝説のファンクスター、スライ・ストーンの半生を追ったドキュメンタリー映画『スライ・ストーン』が、5月16日より新宿 K’s cinemaにて公開中だ。監督はオランダ人の映像作家ウィレム・アルケマ。1993年から20年以上におよぶ執念の取材で、スライの生い立ちから華々しい活躍と挫折、謎に満ちた隠遁生活と今年1月に勝訴を迎えた元マネージャーとの5年間におよぶ裁判の様子までを追い続け、これまでベールに包まれていた彼の波乱の半生を明るみにしていく。
© Dwars Productions

『イマジン』-目の見えない男女は“音”を介して恋に落ちた

舞台は情緒溢れるポルトガルの古都リスボン。視覚障害者施設で働く盲目の教師と美しい女性との淡い恋や、彼と生徒たちとの交流が描かれる。自然光を駆使して詩的な映像を作り上げたのは1963年生まれのアンジェイ・ヤキモフスキ監督。近年評価の高い作品を続々と生み出しているポーランド映画界期待の新鋭である。4月25日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開、その後全国順次公開。

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』― 笑いと皮肉、幻想と現実が交差するダーク・ファンタジー

ヒーロー映画の主人公として一世風靡し、現在は落ち目の俳優がブロードウェイの舞台に再起をかける。しかし、待ち受けていたのは奇想天外なトラブルの連続だった――。本年度アカデミー賞で4冠に輝き、世界の映画祭で称賛された作品が日本上陸。シリアスな人間ドラマに定評のあるアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督が、皮肉たっぷりのコメディにしてダークファンタジーに挑む。全編ワンカットのような奇跡のカメラワークと、マイケル・キートン、エドワード・ノートン、エマ・ストーンら実力派俳優の演技は必見! 4月10日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー。© 2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.

『ワイルド・スタイル』―ヒップホップ・カルチャー黎明期の空気を余すところなくパッケージしたマスターピース

1982年のニューヨーク、サウス・ブロンクス。アメリカ随一の貧民街では、若者たちが独自の新しいムーブメントを生み出し、熱狂していた。ヒップホップ・カルチャー誕生の瞬間を切り取った金字塔的映画『ワイルド・スタイル』が 3月21日より、渋谷シネマライズ、シネリーブル梅田ほか全国順次リバイバル公開!
© New York Beat Films LLC

『インド・オブ・ザ・デッド』-インドでゾンビが暴れまくる! ボリウッド映画初のゾンビコメディ

火葬が一般的なインドで、なぜかゾンビが大量発生! 仲良しトリオと美女とロシアンマフィアが、武器を片手に時にゆる~く時に真剣にゾンビに立ち向かう。年間1000本以上製作されるボリウッド映画において、なんと初のゾンビコメディである。3月21日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、4月よりシネ・リーブル梅田にてレイトショー。

『第7回 ちば映画祭』―監督と出演者も続々登場! 若手実力派監督のフレッシュな個性がてんこ盛りの映画祭

『第7回 ちば映画祭』が3月13日(金)〜15日(日)に千葉市民会館にて開催される。映画界の将来を担う若手実力派監督の作品をメインに上映する本映画祭は、今年もフレッシュで個性的な作品がてんこ盛りだ。
監督や出演者の登場も多数予定されており、広く深く映画文化に触れることができる。見どころとミニシアのおすすめ作品をご紹介します!

『君が生きた証』-たとえ許されなくても、父親は息子を身近に感じていたかった-

人はどんなにつらく苦しいことがあっても、いずれは前に進まなければならない。本作の主人公は、ある事件で息子を失った父親だ。彼は大きな秘密を抱えながらも、息子が遺した歌を演奏することでその人生に近づいていく。また、その父親と彼に転機を与えるミュージシャン志望の青年との交流も清々しく描かれる。2月21日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国ロードショー。

女の子をよりリアルに描きたいという思いは強くありました―『おんなのこきらい』 加藤綾佳監督インタビュー

音楽と映画の若き才能が激突する映画祭「MOOSIC LAB 2014」で、準グランプリ、観客賞、最優秀女優賞、男優賞の4冠に輝いた『おんなのこきらい』。注目の女優・森川葵を主演に迎え、80s直系のキャッチーなニューウェーブサウンドとキュートなヴォーカルが魅力の「ふぇのたす」が音楽を担当した本作は、女の子の生態をリアルに描くポップで辛辣なガーリームービー。製作秘話や見どころなどを加藤綾佳監督にインタビューしました。

【イケガールに会いたい! VOL.5】溢れる透明感と不思議な存在感! 森川葵ちゃんの魅力は中毒性アリ!? の巻。

イケてるフレッシュ女優 “イケガール”に迫るコラム、【イケガールに会いたい!】。今回のゲストは森川葵ちゃんです! 話題作に次々と出演し、溢れる透明感と不思議な存在感で鮮烈な印象を残す葵ちゃん。「次はどんな役を演じるんだろう?」と気にならずにはいられない、中毒性の高い魅力をもつ注目のイケガール♪ 主演映画『おんなのこきらい』では、超絶かわいいけれど性格は最悪の“こじらせ女子”を演じる葵ちゃんに、役づくりや撮影時の様子を伺いました。

喜びの歌の裏に秘められた心の闇。今日の中国の姿に重なっています―『二重生活』ロウ・イエ監督インタビュー

武漢を舞台に、豊かな生活を送りながらも精神的に満たされない現代中国中産階級の人々の光と闇をミステリータッチで描く『二重生活』。仕事もプライベートも充実している男性ヨン・チャオには家族に見せることがないもう一つの顔があった。愛人との生活、浮気相手の存在。ヨン・チャオの裏の顔が生み出す事件とは?『天安門、恋人たち』の制作により5年間中国での映画製作を禁じられていたロウ・イエ監督に『二重生活』についてたっぷり伺ってきました。道徳観を超えた人間性に迫る監督の制作現場をお楽しみください。