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『アボカドの固さ』— 城真也監督、主演・前原瑞樹さんインタビュー
- 2020年05月20日更新
5年間付き合った恋人に突然別れを告げられ、復縁への淡い期待を抱きながら右往左往する男の “愛と執着の30日間”を描く『アボカドの固さ』。新型コロナウイルス感染拡大を受け、今夏劇場公開へ延期となった本作が、2020年5月23日(土)〜6月5日(金)の2週間、「仮設の映画館」にて先行オンライン上映される。
主演を務めるのは、『友だちのパパが好き』『あの日々の話』のほか、ドラマやCMでも活躍する劇団青年団所属の若手実力派俳優・前原瑞樹。前原の実体験をもとに、失恋直後の男の退屈かつドラマチックな日常をリアルに活写したのは、名匠・是枝裕和監修のもとで制作された前作『さようなら、ごくろうさん』でPFFアワード2017に入選し、三宅唱や五十嵐耕平の作品にも参加する気鋭の新人監督・城真也。
だれにでもある、どこにでもある失恋話。だけど、痛々しくて切実で、たまらなく愛おしい――。城監督にとって初の長編作であり、前原にとっては脚本にも参加した渾身の主演作である本作を、2人がどのように紡いでいったのかを伺った。
前原くん本人のおもしろさをそのまま出せれば、良い作品になる
— お二人がタッグを組まれたPFF入選作の『さようなら、ごくろうさん』(2017)が大好きで、才能ある若手監督と魅力的な俳優さんとして印象に残っていたんです。でも今作は、全く違うトーンだし、どこにでもある失恋話を描いた映画なのに、すごくおもしろくて!
城真也監督(以下、城):ありがとうございます。
前原瑞樹さん(以下、前原):嬉しいです! どういう感覚で観ていただいたんだろう……共感なのか、ムカついたのか。
— 両方ですね。8割は共感だけど……ときどき「そこに正座しろ!」って言いたくなりました(笑)。
前原:ははは(笑)! 喜んでしますよ、正座。怒られるために作ったような映画ですから!
— 前原さんの実体験をベースにした脚本で、しかもご本人を演じて、セリフも演技もリアリティがあって。いったいどこまでがお芝居なんだろう……と思いながら拝見して。制作のきっかけは何だったのですか?
城:前原くんとは『さようなら、ごくろうさん』で出会って、また一緒に映画を作りたいと思ったんです。はじめに2人だけで会ったのですが、その時点で語りたい物語があったわけではなく、とにかく、前原くん自身の魅力で、さらに魅力的に演じられる役を探すところから企画がスタートしました。
前原:城くんと出会うまでは、世代が上の監督との仕事が多かったんです。僕が所属している青年団の平田オリザだったり、『友だちのパパが好き』(2015)の山内ケンジ監督だったり。映像作品で同年代の監督に演出される機会はほとんどなくて、すごく新鮮で楽しかったし、また一緒にやりたいと思っていました。それでまずは城くんと2人で会ったんですけど、ちょうど僕が失恋した直後で、ほかにちょっと好きな子もいて(笑)。その相談を城くんにしたら、「その前原くんがおもしろいから、それを映画にしよう」ってことになって。
— 前原さんの失恋話のどんなところに魅力を感じて、映画化を決めたのですが?
城:前原くん本人がおもしろいので、それをそのまま出せれば良い作品になるという確信はありました。それと、彼の話のディテールがあまりにも豊かだったんです。でも、実話を撮りたいと思っていたわけではないので、題材が決まってから「実話を撮るのか……!」という戸惑いというか、驚きが自分の中に生まれました。
失恋した出来事だけではなく、その(混沌とした)時間を丁寧に描こうと思った
— そこから監督と前原さんと山口慎太朗さんとで脚本を練っていくわけですよね。実際、どのように作業を進められたのですか?
前原:山口くんは元々僕の友だちで、「おもしろい脚本家がいるから」って城くんに紹介していて、3人で映画を作ろうという話は以前からしていたんです。題材が決まって山口くんが合流して、まずは僕が失恋してからその日までの約1ヶ月の出来事を細かく話して、どうやったら1つのストーリーにできるのか考えるところから始めました。
— 本当に失恋してからの30日間の話だったんですね。まだ失恋の傷口も乾ききらないなか、ご自分を俯瞰して脚本を書かれていったのですか?
前原:いえいえ、もちろん僕はまだ俯瞰できる状態にはなくて。とにかく日々の出来事や感情の動きを細かく話して、それを2人が「これセリフに入れよう」とか「そのエピソードは映画にしづらい」とか、何がおもしろくて何がおもしろくないかを判断していってくれました。
— 本作の大きな魅力であるも“生々しさ”を構成する要素の1つが、別れた男女の温度差です。別れて間もなく元カノのしみちゃん(多賀麻美)と地下通路で話すシーンでは、2人の逆ベクトルの距離感が、絶妙過ぎて胸が痛くなる。実際に感じたことじゃないと、あそこまで生々しいやり取りは描けないと思うんです。セリフなどは、どの辺まで実体験を活かされたのかなって。
前原:地下通路のやり取りは、ほぼほぼ実話ですね。実際に交わした会話も細かく城くんと山口くんに話していたので、「ここはちょっとやり取りが多いね」とか「1回じゃこの会話にいけないから、もう1つフックを作ろう」とか話し合いながら、山口くんが脚本に起こしてくれていました。
— 実際のエピソードを取捨選択して、1本の映画としてまとめていく作業だったと。その作業自体はスムーズに進んだのですか?
城:いや、スムーズだったかと言われると、そんなことはなく……。誰でも失恋の経験はあると思いますが、あったことを並べるだけでは映画にはならなくて。どう物語にしていくかに頭を悩ませました。出来事を並べて最初のほうはおもしろいけど、後半になるにつれて作品がどこに向かうのか、どう展開していくのかを3人で悩みながら進めました。
— 何をテーマとして描きたいのか、作品をどう魅せていきたいのか、そういう方向性はどう固めていったのですか? 何かしら指針がないと取捨選択も難しいと思うんです。
前原: 実際に失恋をどう乗り越えればいいのかわからなくて、映画を観たり、小説を読んだり、音楽も聴いてみたりしたけど、救われたり救われなかったりもして。何を食べて、どう寝て、何をして乗り越えたらいいのかわからず、人に会ったりしていたんです。その話を城くんにしているなかで、映画化しようということになったので、失恋した出来事だけを描くのではなく、その(混沌とした)時間を丁寧に描こうというのはありました。
城:「時間を描く」というのは、1つ大きい目標としてありました。失恋したあとの人が過ごす時間ってめちゃ退屈で、右往左往したり、急に泣き出したり、いろいろあると思うけど、それをちゃんと退屈に見せるというか、つまらない時間だけど、それを描くんだという野心みたいなものはありましたね。
皆が同じビジョンを共有していた撮影現場
— 実はすごいところにポイントを置いたなと思うのと、私自身は女性だから、別れてから1ヶ月という、お互いに心がまだどこかチリチリとしている時間を、別れた男性がどう過ごしていたのか覗き見るような感覚で、とても興味深く観たんです。
城:わかりますよね、男性の生活が。
— はい。「意外とすぐほかの子にいくんだ」とか、「ああ、(女性を)買うてもうたかー」とか(笑)。人間的にはすごくわかるんですよ、とりあえず人の温もりを肌で感じたい気持ちとか。でも、どこか女性としてちょっと悔しいって思ったり。そういう部分の生々しさにも引き込まれました。カップルで観に行くのは、諸手を挙げて薦めることはできないけど(笑)、友だち同士で観たら、何時間でもツマミにして飲みたくなる映画だと思います。
前原:それは嬉しいですね。
城:そこはぜひ、書いてください。「カップルで観ると気まずくなります」って。
— 太字で書かせていただきます(笑)。 あと、何が素晴らしいって、前原さんの演技ですよ! “人間が咄嗟に出る表情”がすごくリアルでした。しみちゃんに別れを告げられた瞬間や、気になっていた佐々木さんに冷たい反応をされて、ちょっと嫌なヤツになっていくときの顔つきとか、初めて起きたことを、その場で撮っているんじゃないかと思ったくらい。どんな感じであんなに生々しく演じられたのか、監督もまたどんな演出をされたのか、実際の現場の様子に、すごく興味があるのですが。
城: リハーサルは結構したんですよ。生々しくやりたいから、一発本番で撮ったとかではなく、実は意外とみっちり作り込んでいるんです。
前原:相手役の方々も何度か一緒に舞台に立ったことのある人たちだったので、そのやりやすさもあったと思います。“僕の何がおもしろいか” をわかってくれているので、そこに一緒に向かっていってくれたと思うし、もちろん、そう導いてくれたのは監督ですし。
城:しみちゃん役の多賀さんも、佐々木さん役の長谷川(洋子)さんも、前原くんの良いところと、ちょっとイヤなところもわかっているので、「前ちゃんのかわいいところや、みっともないところがちゃんと出るようなお芝居をしよう」と言ってくれていたんです。
— ふむふむ、なるほど。
城:そのビジョンが監督とキャストの間で共有できていたので、一般的な映画としての作り方としても正々堂々とやれたというか。脚本があって、演じたい物語があって、主人公との関係性も、皆が同じビジョンとして見えていたんだと思います。
— 皆が同じビジョンを共有できていた……なんと素晴らしい現場!
城:素晴らしいこと言っていますよね。自分で恥ずかしくなってきました。
前原:あっははは(爆笑)。
前原くんと山口くんは、カメラの前にはいるけど作り手側にもいる
— いやいや、おっしゃる通り女優陣の空気感が抜群にいいのも本作の魅力の1つですし、前原さんの友人たちとの絡みもめちゃくちゃ自然でおもしろかったです。何と言っても飲み会とケンカのシーンのリアルさ! これらのシーンもどうやって作り上げたのか気になります。まず飲み会のシーンですけど、そもそも脚本はあるんですか?
城:脚本はありますけど、全員前原くんの実際の友だちなんです。
— リアルにご本人役で登場しているんですね。
前原:メガネをかけているのが脚本も担当した山口くんで、日下部(一郎)くんは役者、関西弁の西上(雅士)くんは芸人をやっていたので、芝居をすることはそんなに大きいことじゃなかったし、いつも僕としゃべっている感覚でやってくれたので。でも、うまかったですよね。
城:うまかったし、もともとの4人の関係性もあるので、僕としては、その関係性のまま話が動けばいいので、わりとスムーズにいきました。脚本はあったけど、一度4人でリハーサルをして、そこで出てきたものを優先したし、おもしろさが伝わればいいと思っていたので、脚本通りではなくても構わなかったですし。
— とはいえ、カメラがあるとやはり意識しそうですし、逆に収拾がつかなくなったりしないのかな、とは思います。
城:前原くんも山口くんも、カメラの前にはいるけど、作り手側にもいるというか。カメラの後ろのことも把握してくれているので、このシーンをどう運んでいけば、僕らが描きたいことに辿り着くのか、監督の脳も働かせてくれているんです。2人がうまくコントロールしてくれたのも、うまくいった要因だと思います。
前原:どれだけ脱線しても、ここに戻ってくればいいという意識を、僕と山口くんは持っていたので。日下部くんは俳優だから芝居もできるし、西上くんは演技が初めてなので、西上くんがツッコミやすいようにボケたりとかはしました。
— 見事な連携プレー!
嘘のない演技を引き出した、城監督流演出の妙
— ケンカのシーンはいかがですか?
前原:実際に4人でいてケンカになったことはないですけど……。
— え! ないんですか!? セリフもかなり生々しくて辛辣でしたけど。
前原:ストーリーを方向性付けしていくために、後半はフィクションも部分も多いんです。
— それにしても、リアルでした。さすがに、現場もピリピリはしていたんじゃないかと思いますが……。
前原:一番セリフもあったし、テンションとかノリではできないシーンでしたね。役者としては早く撮りたいんだけど……、撮影前に監督が「ちょっとコンビニのイートインに行きましょう」って言い出したよね。スタッフを全員外に1時間くらい置いて、演者4人だけイートインに連れて行って(笑)。
— それはまた、なぜ?
前原:イートインでコーヒーを飲みながら「まあ、セリフを1回読んでみましょうか」って本読みが始まって(笑)。できるだけ感情を込めずにセリフを言いましょうとか、ボソっと言ってみましょうとか、何回かやってから撮影に入ったよね。
城:ああー、言ってたね。
— そのイートインでの本読みは、どういう意図でされたのですか?
城:この撮影では、リハーサルのときに、あるルールで本読みをすることを皆に課したんです。いろいろな監督の演出を、僕なりに踏襲したものなんですけど。それを撮影直前にもやったんです。それによってセリフをコントロールできるという意図があって。
— まずは、セリフをきちんと言うことを大前提として、その意識を持つということですか?
前原:僕のイメージだと、セリフを覚えて、こういう演技をしようって準備したことを、その本読みで全部削ぎ落とされちゃうんですよ。いったん “色をなくす” というか……。役者としてはストレスなんです。役がノってきていて「よっしゃ、やるぞ」っていうときに「ちょっと本読みしましょう」って言われるので(笑)。
— “色をなくす”……その真意というか目的は何なのですか?
城:ひと言でいうと、僕自身がわざとらしいのが嫌いなんでしょうね。役者さんがオーバーに演じたり何かを足されると、僕には嘘っぽく見えてしまう。「ゼロ地点で見てみましょう」って現場ではよく言っていたんですけど。1回まっさらな文字だけの情報にしてみるんです。
例え話をすると、アンドロイドを2台並べて、1台に男性側のセリフ、もう1台に女性側のセリフを言わせたとします。抑揚のない一定のトーンで話すとしても、どちらが男性でどちらが女性かがセリフだけでだんだんわかってきて、その関係性が聞く人に見えてくると思うんです。
つまり、「カメラの前で言うべきセリフを話すだけでおもしろいのだから、いろいろ足す必要はないですよ」って役者さんたちに1度共有するんです。そのうえで、何も考えずにお芝居すれば、わざとらしくなくシーンが描ける。そこで実際に動くと、目線や身体のぶつかり合いや、それ以上のものが出てきて、そこに役者さんの味や表現力が出てくるんですけど、セリフを言うことにおいてはそれで充分でしょ、というのを確認し合う作業なんです。
— うーむ、なるほど! 逆を言えば、セリフだけで充分におもしろいものができているという確信があるからこそ成立する演出で、それが実際に功を奏しているんですものね。(記録用のカメラが入っているので)あえて言いますが、天才じゃないですか(笑)!
前原: あっはっはっは(笑)。
城:ちょっと、さすがに笑ってしまうので……(照)。
— でもお世辞ではなく、本当に素晴らしい才能だと思います!
劇場公開版は自信を持って放つ、ベストバージョン!
— 最後に音楽についてお聞かせください。Taiko Super Kicksさんが書き下ろした主題歌「感性の網目」もすごく素敵な余韻を残しますし、個人的には櫻木大悟(D.A.N.)さんによる劇中のスコアが印象的でした。人間くさい感情を描く作品なのでアコースティックなアプローチでくるかと思いきや、浮遊感のあるエレクトロニカで、そのマッチングが新鮮でした。誰かと別れたばかりで心の焦点が定まらない感じや、ダサいけど純粋な感情が、楽曲の透明感に投影されているような気がしたんです。
城:それはすごく嬉しい感想です。実際、シンセサイザーの音の揺らぎみたいなものに、感情の揺れを表現したいという意図もあったので、それが伝わったのは嬉しいですね。
— 城監督の才能と、前原瑞樹さんという魅力的な俳優と、たくさんの若い才能がぎゅっと凝縮された作品ですね! PFF2019や、第20回 TAMA NEW WAVEでも上映されましたが、映画祭のときからかなり再編集もされたとか。
前原:再構築するくらいのつもりで、かなり時間をかけて編集しました。
— では、映画祭で作品ご覧になった方もまた楽しめますね。今のバージョンがベストと言っていいでしょうか?
城:もちろんです。このバージョン以外は存在しません!
— 素晴らしい! ぜひ、オンラインでも劇場でも楽しんでいただきたいですね。本日は本当にありがとうございました。
プロフィール & ミニシア名物・靴チェック!
【監督/ 城真也(じょう・まさや)】
1993年生まれ、東京都出身。早稲田大学入学後、友人と映画制作を始める。同校の映像製作実習の授業(監修・是枝裕和、土田環)で制作した『さようなら、ごくろうさん』(2017)がPFFアワードに入選。並行して映画美学校に通い、三宅唱に師事。現在はテレビ番組制作会社で働いている。
古着屋で購入したという、サーファー、スケーター、BMXライダー向けのシューズでお馴染み、AIRWALK(エアウォーク)のスニーカーで登場した城監督。「スケーター風だけどデッキシューズっぽくもあり、適度にダサいところがいい。ダサい代名詞みたいなところをあえて履いています」
【主演/前原瑞樹 (まえはら・みずき)】
1992年10月5日生まれ長崎県出身。大学で演劇学を専攻し、在学中青年団に所属。舞台に多数出演する他、映画・ドラマ・CMの分野で活躍。主な出演作に映画『友だちのパパが好き』『世界でいちばん長い写真』『ウィーアーリトルゾンビーズ』『あの日々の話』がある。2020年には、ドラマ「伝説のお母さん」「湘南純愛組!」でレギュラー出演したほか、映画『街の上で『僕の好きな女の子』『劇場』の公開が控えている。
「今年の正月に地元・長崎のABCマートで買いました。黒が無難だと思って買ったけど、すごく気に入っています」と照れくさそうに答えてくれた前原さん。「某テレビ情報誌の表紙風にアボカドを持ってください」というミニシア取材班の(いつもの)悪ノリリクエストにも、笑顔で応えてくれました。前原さん、ありがとうございました! ちなみに、城監督には「いくらなんでもダサ過ぎる!」と逃亡されました。監督、前原さん、ごめんなさい(てへ)。
作品・公開情報
『アボカドの固さ』
(2019年/日本/アメリカンビスタ/100分)
監督・脚本・編集:城真也
プロデューサー:井上遼 脚本:山口慎太朗、前原瑞樹
撮影:新藤早代 照明:山岸元 録音:浅井隆 美術:花村優香 衣装:7A メイク:田部井美穂、ホンダナオ 助監督:村松優翔、西邑匡弘 制作:吉田大樹、石川泰地 整音:渡辺貴彦 本編題字:清水遥 予告編制作:小池茅 HP制作:横見祥嗣 宣伝美術:三宅宇太郎 イラスト:中村桃子
協力:Junle、アニモプロデュース、青年団、フェーズシックス、テレコムスタッフ
主題歌:Taiko Super Kicks「感性の網目」
音楽:櫻木大悟 (D.A.N.)
出演:前原瑞樹、多賀麻美、長谷川洋子、小野寺ずる、空美、並木愛枝、兵藤公美、山口慎太朗、西上雅士、日下部一郎、阪本真由、坊薗初菜、松竹史桜、用松亮、長友郁真、野川大地、Constant Voisin、内堀太郎、芦那すみれ、金子鈴幸、宇野愛海、田中爽一郎、シイナマキ、堀山俊紀、菊池明明、二見悠
【ストーリー】ある日突然、5年付き合った恋人・清水緑に別れを告げられた俳優・前原瑞樹。 どうにかヨリを戻したい一心で、周囲に失恋相談をして回り、ひとまずは1ヶ月後に迎える25 歳の誕生日まで待つと決める。 しかし、待てど暮らせど清水からはなんの音沙汰もない……。復縁への淡い期待を抱きながら右往左往する男の<愛と執着の30日間>。
●『アボカドの固さ』公式サイト ●公式Twitterアカウント:@avokatas
※2020年5月23日(土)〜6月5日(金)の2週間、「仮設の映画館」にて先行オンライン上映。今夏劇場公開予定
◆作品ページはこちら
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