【祝】シアトル映画祭で三島有紀子監督が四冠! 各賞の受賞コメント到着&最優秀主演男優賞の妻夫木聡さんは《三島有紀子監督特集》への愛情あふれる応援コメントも!
- 2024年07月09日更新
2024年6月26日から30日に米シアトルにて行われた、インディペンデント映画を中心とした映画祭「第9回シアトル映画祭」で、三島有紀子監督が映画祭最高賞である映画祭全部門の最優秀監督賞に輝いた。
さらに、『Red』が長編映画国際部門の最優秀作品賞を、妻夫木聡さんが最優秀主演男優賞を受賞。『インペリアル大阪堂島出入橋』は山村卓也さんが短編映画国際部門の最優秀撮影賞を受賞し、三島作品は合わせて四冠を手にした。(ちなみに長編映画部門の最優秀助演男優賞はスティーヴ・ブシェミ、最優秀助演女優賞はイザベラ・ロッセリーニが受賞)
今回の受賞によせて、三島監督、山村さん、妻夫木さんから喜びのコメントが届いた。
さらに妻夫木さんは、2024年7月20日(土)よりポレポレ東中野で開催される《三島有紀子監督特集》への応援メッセージとして、三島監督と作品について愛情いっぱいに想いをつづった。
●シアトル映画祭公式サイト
受賞結果
『Red』(C) 2020『Red』製作委員会 『一月の声に歓びを刻め』 (C) bouquet garni films
受賞コメント
👑三島有紀子 監督
最優秀監督賞&『Red』長編映画国際部門最優秀作品賞
『Red』と『インペリアル大阪堂島出入橋』に関わったすべてのみなさまの才能と情熱が、アメリカのシアトルのみなさまに届いたことが嬉しいです。この映画祭は、映画と映画作りを愛する人たちが集まっていて、メジャーインディペンデント問わず、いろんな映画を観ることができましたし、表現というのは本当に自由だなと、映画作りの原風景をあらためて感じさせてくれました。
妻夫木聡さん、山村卓也さん、すべてのスタッフ、キャストのみなさま、プロデューサーのみなさま、おめでとうございます。
作品の代表として、この賞を授かるという豊かな時間をいただき幸せです。
一緒に作ってくださり、心から、ありがとうございます。
これを励みにより精進を続けます。
👑山村卓也 さん
『インペリアル大阪堂島出入橋』短編映画国際部門最優秀撮影賞
こうした思い入れのある作品で賞を頂けてとても光栄です。
これからもますます精進して撮影に臨んでまいりたいと思います。
👑妻夫木聡さん
『Red』長編映画国際部門最優秀主演男優賞
この度、シアトル映画祭にて映画『Red』が、シアトル映画祭国際長編最優秀作品賞、国際長編最優秀主演男優賞、そしてシアトル映画祭最優秀監督賞を頂きました。
4年前に日本で公開された『Red』が、シアトルでもこんなに愛されたことに、深く感動しています。映画に国境はないことを改めて痛感したし、日本映画の底力を感じました。私はこの映画の中で鞍田という役で生きただけです。短い時間でしたが、絶対的な幸せを感じられる瞬間でした。そういう瞬間を与えてくださった三島監督に深く感謝致します。そして、これからも世界で愛される映画を発信していけるよう、精進して行きたいと思います。
三島監督、最優秀作品賞、そして最優秀監督賞おめでとうございます。並々ならぬ覚悟で挑んできた三島監督の想い、届きましたね。それが本当に嬉しいことです。これからも唯一無二な三島監督であり続けてください。そんな監督とまたご一緒できる日を夢見ています。
《三島有紀子監督特集》への応援コメント
三島有紀子監督特集へのコメント、文字数気にせず、思いの丈を書かせて頂きます。
僕は三島監督が大好きです。三島さんは、常に本気です。生半可な気持ちでなく、いつも本気なんです。映画に恋して、役者に恋して、本気で作品と向き合っている。時間がある限り、精一杯映画に愛情を注ぎ込み、届ける。覚悟を持って突き進み、決して後ろを振り返らず、役者とスタッフを信じ、突き進んでいく。その覚悟は凄まじい。監督としての常識など関係なく、とにかく作品に献身する三島さんがとても好きだし、尊敬しています。
三島さんと話していて印象的だったのが、皆さんがお芝居ができるのは知っている、私はそれ以外のものを探し続けたいと仰っていました。芝居を越えた先にあるもの、それがリアルなのか答えなのかわからないけど、でも僕はそこにロマンを感じた。愛を感じた。役者はみんな、「知らない自分」に出会いたいものです。引き出してもらいたいし、自分の可能性を信じたいものです。三島さんは、貪欲に追い求めてくれる。
それってとても自分を信じてもらえてるってことなんですよね。それが本当に嬉しかったことです。
どれだけ惚れて死ねるかじゃないの?
『Red』で一番好きなセリフです。これが三島さんの全てを物語っているような気がします。(間違っていたらすみません!)
三島作品には愛がある。だからこそ生がある。生きましょう。行きましょう、どこまでも。
また三島さんと一緒に旅に出られるのを心より楽しみにしています。
開催期間:2024年7月20日(土)〜8月2日(金)
会場:ポレポレ東中野 東京都中野区東中野4-4-1-地下
料金:一般1900円/大学・専門・シニア1200円 ※8/1は映画サービスデーにつき1200円均一
上映作品:『一月の声に歓びを刻め』『しあわせのパン』『繕い裁つ人』『少女』『幼な子われらに生まれ』『Red』「短編プログラム『オヤジファイト』『よろこびのうた Ode to Joy』『IMPERIAL 大阪堂島出入橋』」
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編集:富田旻
- 2024年07月09日更新
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