世界が注目する才能、吉開菜央監督『Shari』と清原惟監督『わたしたちの家』を上映―「ちば映画祭 定期上映会Vol.5」7月開催!
- 2024年05月30日更新
昨年1月より定期上映会として再始動した「ちば映画祭」。その第5回上映会が2024年7月14日(日)に開催される。今回上映されるのは、二人の才能あふれる監督による国際的にも評価の高い二作品、吉開菜央監督『Shari』と清原惟監督『わたしたちの家』だ。
プログラム(1)/11時~
吉開菜央監督『Shari』
『Shari』
(63分/日本 /2021年/千葉県初上映/2021年劇場公開作品)
監督:吉開菜央 撮影:石川直樹
出演:海、山、氷、赤いやつ、斜里町の人々、吉開菜央
第51回 ロッテルダム国際映画祭 短・中編部 招待上映
第35回 高崎映画祭 監督たちの現在(いま)上映
【STORY】知床半島・斜里町に、ふいに現れた「赤いやつ」。そいつは、その土地に生きる人々の家を訪ねて歩く。ここにしかない、日常が愛おしくなるその暮らし。会って彼らの声を聴く。「今年は雪が全然降らない。」「流氷も、なかなか来ない。」なにかおかしい。最果ての地、知床で、赤いやつは世界の異変を感じる。これは、自然・獣・人間がせめぎ合って暮らす斜里での、摩訶不思議なほんとのはなし。
(Photo by Naoki Ishikawa)
吉開菜央(よしがい・なお)
映画作家・ダンサー。1987年山口県生まれ。日本女子体育大学舞踊学専攻卒業、東京藝術大学大学院映像研究科修了。観ること、聴くことによって動かされる感覚・情動を軸に、映画そのものを踊らせるつもりで映画を制作している。主な監督作に、『Shari』(ロッテルダム国際映画祭2022公式選出)、『Grand Bouquet』(カンヌ国際映画祭監督週間2019正式招待)、『ほったまるびより』(文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門新人賞受賞)など。
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プログラム(2)/14時~
清原惟監督『わたしたちの家』
『わたしたちの家』
(80分/日本 /2017年/2018年劇場公開作品)
監督:清原惟 脚本:清原惟、加藤法子
出演:河西和香、安野由記子、大沢まりを、藤原芽生、菊沢将憲、古屋利雄、吉田明花音、北村海歩、平川玲奈、 大石貴也、小田篤、律子、伏見陵、タカラマハヤ
© 東京藝術大学大学院映像研究科
第68回 ベルリン国際映画祭 フォーラム部門 正式出品
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第39回 ぴあフィルムフェスティバル(PFFアワード)グランプリ
第33回 高崎映画祭 監督たちの現在(いま)上映
【STORY】父親を失った14歳の少女セリは、母親の桐子と二人で暮らしている。記憶を失った女性さなは、船内で出会った女性透子の家に住まわせてもらう。まったく別々の2つの物語が、ひとつの同じ「家」の中で交錯し、進行する。
清原惟(きよはら・ゆい)
映画監督、映像作家。17歳のときはじめて友人と映画をつくってから今まで、映画や映像をつくりつづけている。監督作『わたしたちの家』と『すべての夜を思いだす』がそれぞれベルリン国際映画祭フォーラム部門をはじめとした様々な国際映画祭で上映される。ほかの活動として、土地やひとびとの記憶について、リサーチを元にした映像作品を制作している。現在『すべての夜を思いだす』は劇場公開中。
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開 催 概 要
名称:ちば映画祭定期上映会vol.5
日時:2024年7月14日(日)(1) 11時~ (2) 14時~
上映作品:(1) 吉開菜央監督『Shari』 (2) 清原惟監督『わたしたちの家』
会場:千葉市生涯学習センター 小ホール(B1F)千葉市中央区弁天3丁目7番7号
料金:各回/前売り 1,000円、当日 1,300円 ※前売り券は5月30日よりteket にて発売。
定員:各回60名
主催:ちば映画祭実行委員会 問い合わせ先/ chibaeigasai@gmail.com
共催:千葉市生涯学習センター 後援:千葉市
協力:株式会社両見英世デザイン事務所
- 2024年05月30日更新
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