« 『僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。』― 甘酸っぱい青春と笑いを散りばめて描く男子高校生たちの奮闘劇
『ティーンエイジ・スーパースターズ』― 下高井戸シネマにて初の東京上映! 英国グラスゴーの音楽シーンに焦点を当てたドキュメンタリー »
中国全⼟No.1のインフルエンサーが映し続けた中国―「竹内亮ドキュメンタリー ウィーク」5.19(金)より角川シネマ有楽町にて1週間開催
- 2023年05月05日更新
中国全⼟でNo.1のインフルエンサー*は
リアルな中国を映し続けた⽇本⼈だった
日本でドキュメンタリー監督・番組プロデューサーとして数々の映像制作を手がけ、10年前に中国へ移住してからは中国社会や文化を紹介するドキュメンタリーを撮り続けてきた竹内亮。中国最大のSNS・ウェイボー(微博/中国版ツイッター)のフォロワーは現時点で520万人を超え、2021年Newsweekの「世界が尊敬する日本人100」に選出されるなど、いま中国で絶大な人気を博す日本人クリエイターだ。
そんな竹内監督の特集上映「竹内亮ドキュメンタリー ウィーク」が2023年5月19日(金)〜25日(木)に角川シネマ有楽町にて開催される。上映作品は2020〜23年にかけて制作された、『再会長江』『お久しぶりです、武漢』『大涼山』『ファーウェイ100面相』の4作。特集上映中は竹内監督が登壇するトークイベントを連日開催するほか、初日舞台挨拶には『再会長江』でナレーションを務めたタレントの小島瑠璃子の登壇も発表された。
*Weibo旅⾏関連インフルエンサーランキングNO.1(2023年1⽉時点)
「竹内亮ドキュメンタリー ウィーク」
2023年5月19日(金)〜25日(木)
会場:角川シネマ有楽町
上映スケジュール&詳細は 公式サイトへ
日時:5月19日(金)10:40『再会長江』上映開始前
登壇者(予定):竹内亮監督、小島瑠璃子(『再会長江』ナレーション)
チケット販売日:5月13日(土)
※監督登壇のトークイベントを連日開催。詳細は本ページ下部の開催概要をご覧ください。
プロフィール&メッセージ
竹内亮(たけうち りょう)
1978年生まれ、千葉県出身。中国・南京在住。
ドキュメンタリー監督・番組プロデューサーとして、多くの映像制作を手がける。テレビ東京『ガイアの夜明け』『未来世紀ジパング』、NHK『世界遺産』『長江 天と地の大紀行』などを制作2007年に第45回ギャラクシー賞テレビコンペティション奨励賞を受賞。
2013年に中国人の妻と中国に移住し、翌年南京市で映像制作会社「和之夢文化伝播有限公司」を設立。2015年『我住在這里的理由(私がここに住む理由)』の制作を開始。日本に住む中国人、中国に住む日本人に密着し、異国の地で頑張る主人公を等身大に描く番組で、これまで200人近く取り上げてきた。中国の大手動画サイトbilibiliやYouTubeなどで公開されている同番組は日本、中国で大きな反響を呼んでおり、動画の再生回数は4年で6億(2023年4月まで)を突破 。中国最大のSNS・ウェイボー( 微博 /中国版のツイッター)で2017年より5年連続で「影響力のある十大旅行番組」に選ばれる。
2020年ロックダウン解除直後の武漢を取材した作品、『好久不見、武漢(お久しぶりです、武漢)』では、一日で1000万回再生を記録。その後、『中国アフターコロナの時代』『大涼山』などの作品が相次いで発表され、大きな反響を呼んだ。中国外交部からも、新型コロナウイルス関連のドキュメンタリー作品は高く評価され、感謝の意を受けた。2021年Newsweekの「世界が尊敬する日本人100」に選出。同年、江蘇省人民対外友好協会から”江蘇省人民友好使者”杯受賞。
2022年自著『架僑 中国を第二の故郷にした日本人』を発表。竹内は現在、ウェイボーのフォロワーが520万人(現時点)を超え。ウェイボー旅行関連インフルエンサーランキングでは全国1位に。(2023年1月時点)中国で絶大な人気を博す中国在住日本人の一人である。
<ご挨拶>
「竹内亮は中国政府のスパイだ」by日本のネット民
10年前に中国南京市に移住し、オウンドメディア会社を立ち上げた私は、中国社会や文化を紹介するドキュメンタリー作品を撮り続けてきました。作品の中で少しでも中国を褒めると、日本のネット民にスパイだと言われてしまいます。これがもし、私がフランス在住でフランス文化を褒める作品を撮り始めたら、「竹内亮はフランス政府のスパイだ」とは言われないでしょう。日本に溢れる中国関連情報の多くは、マスコミが日本のモノサシで中国を見て「恐ろしい国」と決めつけて発信されたものばかりです。逆に中国にも自国のモノサシで日本を見て批判する人がいます。例えば日本で高齢のタクシー運転手が多いのを見て、「こんな御老人を働かせるなんて、日本はなんて残酷な国だ」と決めつけるのです。
自国のモノサシだけで他国を判断してはいけません。
私はこれまで日中両方のモノサシで中国(または日本)を見て、撮影してきました。
有難いことに「竹内監督が撮る中国は、中国人が撮るよりリアルだ」とよく言われます。
今回の映画イベントを通して日本の皆さんにリアルな中国を見てもらいたい、私はそんな思いで2020年から2023年にかけて制作した作品の中から、選りすぐりの4本を集めました。中国の絶景と庶民の生活を記録した『再会長江』、中国経済を代表する企業を取材した『ファーウェイ100面相』、中国社会の現実を映した『お久しぶりです、武漢』『大涼山』など、作品を見れば多角的に“中国の今”を知る事ができます。
中国ほど面白い国は無い、これは数十カ国で撮影してきた私の素直な思いです。
さあ、私と一緒にこの面白くて飽きない不思議な国を旅しましょう!
上 映 作 品
『再会長江』
ナレーション小島瑠璃子 本邦初公開!完全劇場版
監督:竹内亮(製作国:中国/言語:中国語、日本語)
原題:再会长江 英題:The Yangtze River
上映時間:129分
制作年度:2022~2023年 予告編
中国の母なる大河・長江。上海、南京、武漢、重慶、雲南、チベット高原まで、広大な中国大陸を横断する、全長6300キロのアジア最大の大河だ。 日本人監督の竹内亮は、 10年前にNHKの番組で長江を撮った時、一つの後悔があった。それは北極・南極に次ぐ地球第三の極地と呼ばれるチベット高原にある「長江源流の最初の一滴」を撮れなかったこと。
あれから10年、日本から中国南京市に移住し、「長江沿いの民」の一人になった竹内は、2021年から2年かけて再び長江6300キロを走破する。旅の途中で10年前に撮影した友人たちと再会しながら、 一本の大河を通して中国の10年の変化を見つめ、今度こそ「最初の一滴」をカメラに収めるべく、長江源流をめざす。
『お久しぶりです、武漢』
コロナ禍の武漢を三年間独自取材
監督:竹内亮
(製作国:中国/言語:中国語、日本語)
原題:好久不见,武汉 英題:Long Time No See,Wuhan
上映分数:78分
制作年度:2020年 予告編
2020年1月23日、新型コロナ対策として、人類史上かつてない規模の「ロックダウン(都市封鎖)」が実施された街、武漢。約3ヶ月間、1000万の武漢市民が外出を禁じられ、外部からの人・モノも完全ストップするなど、その徹底ぶりに世界が驚いた。ロックダウン解除直後、まだ感染リスクがある中、社員の反対を押し切って武漢に入った竹内監督。 前代未聞のロックダウンが市民にもたらしたものは何だったのか、竹内は10人の武漢市民に密着し、中国大手メディアでは報じられない真実の武漢を描き出す。
本作は、2020年6月の配信直後に中国全土で大きな話題となり、再生回数4000万回を突破した『お久しぶりです、武漢』と、その主人公たちの3年後を追加取材した特別版。月日が経てば人は変わるが、主人公達はこの3年でどう変わっているのだろうか……。
『大涼山』
YouTube 500万回再生作品の70分拡大版
監督:竹内亮
(製作国:中国/言語:中国語、日本語)
原題:走近大凉山 英題:Beyond the Mountain
上映分数:70分
制作年度:2021年 予告編
中国で最も貧しい地域のひとつ「大涼山」。四川省の山奥にあるこの地は、中国=世界第2位の経済大国(※)というイメージとは程遠い 、原始的な生活を営む少数民族が住む秘境だ。2010年に竹内が大涼山を訪れた時は、道路が無くロバに乗って村を訪れた。それから10年が経ち、竹内は再び大涼山を訪れた。同僚の新人カメラマンが最近まで大涼山でボランティア教師をしており、彼から「大涼山の現実を竹内監督に見て欲しい」と懇願されたからだ。現場に着いた竹内が目にしたのは、崖の村、スペインサッカー・レアルマドリード、そして子供達の涙……。
本作は中国で2000万回再生、YouTubeで500万回再生された《走近大凉山》のディレクターズ・カット版。新たに追加したシーンを含め、70分の長編に再編集した。
※引用:GLOBAL NOTE発表 世界のGDPトップ10(2023年3月16日)による
『ファーウェイ100面相』
撮影期間3年・数百時間の素材を再編集
監督:竹内亮
(製作国:中国/言語:中国語、日本語)
原題:华为的100张面孔 英題:100 Faces of Huawei
上映分数:100分
制作年度:2021~2023年 (Season1-3)
予告編
「国家安全保障に関わる」として3年前、トランプ前大統領から名指しで批判された中国通信機器企業・ファーウェイ。その後、CFOの孟晚舟氏がカナダで拘留され、半導体輸入やGoogleの使用も禁止され、米中関係が悪化するなど、国際政治の話題に上り続けて来た。しかし多くの人は知らない、“ファーウェイとは一体何をしている会社なのか”を。
ファーウェイ本部と「竹内監督の撮影内容には一切干渉しない」という約束を交わした後、 竹内は日本を含む世界13カ国を周り、世界各地に散らばる20万のファーウェイ社員を撮りに行く。彼らは一体何をしているのか、誰も見たことがないファーウェイ世界戦略の真相に迫る。
開催概要&イベントスケジュール
「竹内亮ドキュメンタリー ウィーク」開催
TAKEUCHI RYO DOCUMENTARY WEEK
2023年5月19日(金)〜25日(木)
会場:角川シネマ有楽町
※上映スケジュール&詳細は 公式サイトへ
★『再会長江』トークイベント開催!(上映終了後に竹内亮監督が登壇予定)
19日(金)19時40分 上映回
20日(土)10時40分、13時40分、16時40分 上映回
21日(日)10時40分、13時40分、16時40分 上映回
22日(月)16時20分、19時20分 上映回
23日(火)16時20分、19時20分 上映回
24日(水)16時20分、19時20分 上映回
25日(木)16時20分、19時20分 上映回
日時:5月19日(金)10:40『再会長江』上映開始前
登壇者(予定):竹内亮監督、小島瑠璃子(『再会長江』ナレーション)
チケット販売日:5月13日(土)
- 2023年05月05日更新
トラックバックURL:https://mini-theater.com/2023/05/05/no-1-5-19-1/trackback/