インパクト広告となにげない日常を撮り続けた監督―メモリーズ・オブ・市川準

  • 2010年09月12日更新

トニー滝谷_1禁煙パイポ「私もこのパイポでタバコをやめました」や、タンスにゴンの「亭主元気で留守がいい」など放映から何十年たっても人の心に残るCM制作を手掛ける一方で、市井の人々の日常を描く映画を作り続けた監督、市川準。2008年9月11日に急逝した監督の三回忌を迎えるにあたり、神保町シアターでは市川監督の珠玉の7作品を一挙上映。期間中には、市川監督をしのぶトークショーや、出張喫茶「カネコーヒー」の無料コーヒーサービスデーなど、イベントが盛りだくさん。監督の人柄に触れながら、世界から高い評価を受けた市川作品をゆっくりと楽しもう。©2005 Wilco Co.,Ltd
劇場招待券(10/1まで有効)を5組10名様にプレゼント。(応募締切9月15日)

 

 市川監督に触れる、コーヒーでくつろぐ、秋の夜長を楽しむイベントが目白押し。
神保町シアターでは市川準監督の作品だけでなく、撮影現場や人柄を知るイベントなどを開催。希代のクリエイターのルーツを探るチャンスを見逃すな。
 

大阪物語(C)『大阪物語』製作委員会1.  「トキワ荘の青春」の世界に触れるイベント!
9月11日(土)「トキワ荘の青春」の直前に監督が撮影したドキュメンタリー作品上映と出演者のトークショーを開催。登壇者は今秋公開される「ゲゲゲの女房」監督、鈴木卓爾氏、監督からみたクリエイター市川準を語る貴重な機会。映像や出演者を通して、「トキワ荘の青春」の世界に深く踏み入ろう。

東京兄妹re2.出張喫茶“カネコーヒー”のコーヒーを飲みながら市川作品を見る夜!
9月23日(祝)「東京兄妹」ご来場の方に出張喫茶“カネコーヒー”による挽きたて淹れたてのこだわり珈琲が無料で提供される。秋の夜長にコーヒーを飲みながら、ゆっくりと作品を楽しんで。

 

この他にも舞台挨拶などイベントが予定されています。詳しくは神保町シアターHPでご確認ください。
©『大阪物語』製作委員会 ©ライトヴィジョン

 

トキワ荘の青春(C)カルチュア・パブリッシャーズreトキワ荘の青春
手塚治虫が住んだ実在のアパート“トキワ荘”を舞台にひたむきな漫画家たちの青春の日々を描いた秀作。街角の風景とそこに流れる音の数々は昭和ノスタルジー感たっぷり。「おくりびと」の本木雅弘をはじめ、古田新太、阿部サダヲ、生瀬勝久などテレビ、演劇で活躍をする実力派俳優が集結。なにげない日常でありながら、個性的な漫画家の姿はつつましく、愛らしい。上映初日には出演俳優によるトークショーを開催。市川ワールドにどっぷりつかってみよう。©カルチュア・パブリッシャーズ

 

市川チラシメモリーズ・オブ・市川準  三回忌追悼上映
2010年9月11日(土)~10月1日(金)
会場:
神保町シアター (公式サイト)
入場料金(当日券のみ)一般 ¥1,200/シニア・学生 ¥1,000

 

 

 

 文:白玉

  • 2010年09月12日更新

トラックバックURL:https://mini-theater.com/2010/09/12/9785/trackback/