『本を綴る』劇場公開記念! 各界著名人よりコメント到着&『月とキャベツ』ほか篠原哲雄監督の過去作品上映が決定!!
- 2024年09月18日更新
“本の居場所” となる街の本屋さんや図書館、そして作家さんをも応援したいと企画された映画『本を綴る』が、2024年10月5日(土)より新宿K’s cinema、京成ローザ⑩ほかで公開される。本作公開に向け、各界著名人より応援コメントが寄せられた。さらに、本作劇場公開を記念して篠原哲雄監督の過去作品から、『本を贈る』『月とキャベツ』『洗濯機は俺にまかせろ ディレクターズカット版』の三作品が新宿K’s cinemaで上映されることも決定。篠原監督の人気過去作品を再びスクリーンで堪能できるまたとない機会だ。
『本を綴る』公開に向けた応援コメント
本のある場所へ出掛け、誰かと出会う。
本を通じて話したり、聞いたりしているうちに、思いがけず心の奥に封印したはずの想いが溢れる。
ときに、思わぬ秘密を見つけてしまう。そうなればもう、旅に出るしかない。
人との出会いと同じく、本とのそれも一期一会。 恋に落ちるように、本に落ちる。
本屋さんで本を探すというのは、なんとも刺激的で、あまやかなことなのだったと思い出させてくれた。
尾崎英子さん(作家)
優しい肌触り、人生の柔軟剤のような映画です。
あらためて本、文字の大切さに気付かされました。
途中から主人公が監督と重なりました。
っていうか 監督、クレジットされてたみたいですね。見逃した〜。
山崎まさよしさん(シンガーソングライター)
監督の作品をまだ全部は知らぬのですが、どれよりもいい。
自分も作家、書店が消えゆく現状への憂いから出た言葉でなく、
篠原イズムの核が忖度なく満ち満ちていることへの感動だったのです。
このようなテーマを扱う時、大抵は観客に意識の高さを共有させようとします。
でも『本を綴る』は主張を押し付けない。
焦れるくらい、劇中の人々にも答えを言わせない。
従い、自分がエキストラとなって物語に参加し、行動するしかなくなる。
篠原監督は人間そのものを信じているんだなと、思いがけず心をほっこりとさせられてしまった。
嶽本野ばらさん(作家)
物語終盤、矢柴俊博演じる主人公がとある重要人物と出会うのだが、
その人物がずっと布団にまつわるある行動をし続ける。
そして、その行動に矢柴俊博も最終的に少しだけ加担する。
それは、連動するふたりのアクションが、「心情」みたいな曖昧なものをすっ飛ばして、
見るものを感動させる瞬間なのだ。
篠原哲雄が、無理矢理「映画」を引き寄せた瞬間でもある。
豊島圭介さん(映画監督)
心が温まりました。癒されました。
そして、セカンドチャンス。
困難が立ちはだかった時に1歩踏み出す、前に進む勇気を与えていただきました。
なんといっても良かったのは一ノ関哲弘を演じた矢柴俊博さんです。
哲弘さんの優しさは、彼の心の弱さから来るものだという部分がにじみ出た芝居が見事でした。
旅をしながら徐々に心模様が変わっていくその変化も見ていて気持ちが良いものでした。
笠井信輔さん(フリーアナウンサー)
人生のページを重ねてきた大人達の、無傷ではいられなかった日々と向き合っていく姿が
哀愁と希望をもって描かれる優しい映画でした。
篠原哲雄監督の眼差しが、私たちもまた結末の書かれていない自分だけの物語を
1ページごとに進めていることを教えてくれます。
ふと立ち止まり、さてどんな1冊の人生に仕上げていくべきかと想いを馳せる贅沢な時間でした。
外山文治さん(映画監督)
容易ではないことを受け入れるには覚悟がいる。
絶望感からの浮上はなかなか想像できるものではない。
風の如く一ノ関と共に過去に未来に行き来し読み終わる頃
私は扉を開けたくなった。
文字が襷の伴走者に押されて。
片岡礼子さん(俳優)
『本を綴る』劇場公開記念 上映作品
上映作品は、『本を贈る』『月とキャベツ』『洗濯機は俺にまかせろ』。『本を贈る』は、2021年に東京の本屋さんを応援するため開設されたYouTubeチャンネル「東京の本屋さん〜街に本屋があるということ〜」内で配信されたYouTubeドラマで、本に思いをのせて人と人とを結ぶ物語が描かれる。『本を綴る』の前日譚となる物語で、全九話のドラマを一本に再編集したものが上映される。あとの二作品は篠原監督作品のなかでも特に人気の高い作品だ。
『本を贈る』(2022年/ 96分)
「あなたが本を贈りたい人は誰ですか?」
本に思いをのせて人と人とを結ぶ物語。本が好きで編集者として出版社に務める主人公・凪紗が父親の突然の死によって実家の書店の現状を知り、何とかこの書店を存続したいと悩みながらも成長していく姿が描かれる。
『本を綴る』の主人公・一ノ関哲弘(矢柴俊博)が、主人公と他の書店主たちとの懸け橋となるキーマンで登場。
出演:永池南津子、矢柴俊博、米野真織、福地祐介、渡辺梓、宅麻伸(友情出演) 、根岸季衣
©東京都書店組合/ストラーユ
『月とキャベツ』(1996年/100分)
かつてカリスマ的な人気のあった元ミュージシャンの青年・花火。バンドから独立した後、創作意欲を失ってしまい、今では人里離れた田舎町でキャベツを育てながら隠遁生活を送っていた。そんな彼の前に突然ヒバナという少女が現れて、そのまま花火の家にいつくように。始めはぶつかり合う二人だが、次第に少女の純粋な思いに花火は癒されていく。俳優としても活躍するシンガーソングライター、山崎まさよしの初主演映画。
出演:山崎まさよし、真田麻垂美、鶴見辰吾、ダンカン、中村久美、田中要次 ほか
©1996 西友、エースピクチャーズ
『洗濯機は俺にまかせろ ディレクターズカット版』(1999年/ 108分)
中古電器店でバイトする漫画家志望の青年の夢と現実に揺れ動く心理、淡く微妙な恋模様を描いたドラマ。
町の商店街にある中古電器店でバイトする木崎は、店番と洗濯機の修理を任されている。そんな彼の前に店の社長の一人娘で出戻りの節子が現れる。しばしば店に顔を出すようになる節子。木崎はそんな節子が気になり出すが、節子はかつて店で働いていたタクシー運転手の大紙と何だかいわくありげな様子だった……。
出演:筒井道隆、富田靖子、小林薫 ほか
※各作品の上映スケジュールについては、後日劇場ページにて告知予定
『本を綴る』作品概要
主人公は、小説が書けなくなった作家
本、旅、人が織りなすハートウォーミングな物語
▼『本を綴る』
(2023年/カラー/日本/DCP/ビスタ/107分/5.1ch )
出演:矢柴俊博、宮本真希、長谷川朝晴、加藤久雅、遠藤久美子
監督・総合プロデュース:篠原哲雄
脚本・キャスティング・プロデューサー:千勝一凜
プロデューサー:櫻庭賢輝 アソシエイトプロデューサー:山中勝己
音楽:GEN 主題歌:ASKA 「I feel so good」
撮影:上野彰吾(JSC) 、尾道幸治 録音:田中靖志、田辺正晴 照明:浅川周 助監督:市原大地
企画協力:日本書店商業組合連合会、東京都書店商業組合
デザインイラスト:松永由美子、宮本奈々
企画・製作:ストラーユ 配給:アークエンタテインメント
©ストラーユ
※2024年10月5日(土)より新宿K’scinema、京成ローザ⑩ほか全国順次公開
- 2024年09月18日更新
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