ミニシアター情報

『リトル・ランボーズ』

lrmain.jpeg『銀河ヒッチハイク・ガイド』のガース・ジェニングス監督が贈る、すべての「男子」に宛てた、ノスタルジックなメッセージ。1982年のイギリスを舞台に、アクション映画『ランボー』に感化されて自主映画の制作に奮起する少年たちの姿は、健気で、ときにコミカルで、限りなくまぶしい ― 英国版の『スタンド・バイ・ミー』とも言いたくなる本作は、渋谷シネクイントほかにて絶賛公開中。全国順次ロードショーです。

『エクスペリメント』

exmain.jpegある「人間行動実験」が、わずか6日で中止となった。いったい何が起こったのか?―話題騒然となった2001年のドイツ映画『es[エス]』を、ポール・シェアリング監督がハリウッド・リメイク。オリジナルを観た人も、そうでない人も、極限下での人間の心理行動をぜひ直視していただきたい。12月4日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次ロードショー。

クリスマスLOVEショート―クリスマス直前、中島哲也監督ら気鋭クリエイターが描く短編ラブストーリー

フラレラ画像

12月に入り、街はクリスマス一色。 ブリリア ショートショートシアターでは短編ラブストーリーの特集上映を二本ご用意。“目と目があった瞬間”に生まれるクリスマスLOVEショートの特集上映と『告白』の中島哲也監督ら注目のクリエイター達が振られる女をテーマに綴った『フラレラ』の限定上映。 また、クリスマス・イヴには戦場カメラマンの渡部陽一さんを迎え、世界各国の短編ラブストーリーを観るイベントも開催。恋に効く短編映画を見逃さないで。

ブリリア ショート ショートシアター劇場招待券(1月末まで有効/ 長編料金で上映する作品への使用は不可)を3組6名様にプレゼント。(応募締切12月10日)

『白いリボン』

「白いリボン」メイン2009年のカンヌ国際映画祭パルムドールに輝いた『白いリボン』が、12月4日(土)より日本公開。田舎の素朴な村、敬虔な信者、純真な子供 ― 本来なら美しさや崇高さを連想させる要素が、ミヒャエル・ハネケ監督の手にかかると、不穏かつ不気味な雰囲気を放つ。ハネケ監督の集大成ともいわれる本作の謎解きに頭をひねりながら、独特の空気が漂うミステリーを自分なりに咀嚼して味わうのもまた一興。

『信さん・炭坑町のセレナーデ』

shinsan_main福岡の炭坑町に、「綺麗なお姉さん」が現れた ― 平山秀幸監督の新作『信さん・炭坑町のセレナーデ』は、昭和38年を舞台に、少年の淡い恋と、炭坑町のリアリティあふれる情景を描きだした、心温まるヒューマン・ドラマ。CGを使わずにロケ中心で作った、映画作りの原点ともいえる作品です。小雪さん、石田卓也さん他、出演者が駆けつけた初日舞台挨拶の模様も、併せてリポート!

第11回東京フィルメックス開幕―極上の映画セレクトショップへようこそ

fc04sub2アジア作品を中心にこれから花開く,若き才能を紹介する映画祭、東京フィルメックスが11月20日よりスタートする。セレクトショップの“ブランドは知られていないけれどハイセンスな商品”のように、日本を代表する映画の目利きが選んだ上映作品はどれも個性的な光を放つ逸品ばかり。東京フィルメックスを経て、カンヌやベルリンなど主要国際映画祭で賞を取る映画製作者も多く、未来の巨匠の才能に触れる数少ないチャンスだ。今回は活躍が期待される監督のコンペティション参加の4作品をご紹介。日本での上映が決まっていない作品もあるので、この機会を逃さないで。

『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』

「ハーブ&ドロシー」main気がつけば世界屈指の現代アート・コレクターとなっていた、ハーバートとドロシーのヴォーゲル夫妻。彼らが作品を選ぶ基準はたった二つで、「自分の給料で買える値段であること」と「アパートに収まるサイズであること」。ふたりの言葉を聞いていると、難解なイメージがつきまとう現代アートが、身近で楽しくなること請け合い。趣味と興味を確実に広げてくれるこのドキュメンタリーは、11月13日(土)よりシアター・イメージフォーラム他にて全国順次公開。

『スプリング・フィーバー』-中国で制作を禁止されたロウ・イエ監督が描く、むせかえるように濃密なラブストーリー

sub02前作『天安門、恋人たち』で中国政府から5年間の映画制作の禁止令を言い渡されている最中、ロウ・イエ監督が中国国内でゲリラ的に撮影した作品、『スプリング・フィーバー』。中国での検閲をせずに、カンヌ国際映画祭で上映され、脚本賞を受賞。家庭用のホームビデオによって描き出される、ホモセクシャルのカップルを中心とした5人の男女の人間関係はドキュメンタリー映画のように生々しく、むせかえるように濃密。現在、中国での制作を禁止されたロウ・イエ監督が、それでもなお、描きたかった純粋なラブストーリーに触れてみよう。

朝からどっぷり成瀬巳喜男-成瀬巳喜男と女優達

おかあさん“女性映画の名手”として知られており、神話化された女優を飾らない市井の人々として生き生きと演じさせた監督、成瀬巳喜男。神保町シアターでは『成瀬巳喜男と女優たち』と題し、成瀬監督作品の中から昭和を代表する女優が輝く7作品を上映中。映画職人、成瀬巳喜男監督の腕の冴えわたる作品をモーニングショーでお楽しみください。©東宝
神保町シアターの劇場招待券プレゼントも開催中!(10組20名様。11月19日まで有効/応募〆切は11月7日)

『森崎書店の日々』

morisakimain「古本屋さんで暮らしてみたいなぁ」 ― 本の虫なら誰でも、そんなふうに夢想したことが、一度や二度はあるのではなかろうか。そんな願いを叶えてくれる『森崎書店の日々』は、10月23日(土)より、神保町シアター、シネセゾン渋谷他にて全国順次公開。本作も観られる、神保町シアターの劇場招待券プレゼントも開催中!(10組20名様。11月19日まで有効/応募〆切は11月7日)