ミニシアター情報
『HIDDEN ヒドゥン』-病院廃墟の地下に隠された恐るべき秘密。
殺伐とした事件の多い今日でも、人体実験を行い脳内の物質からミュータントを作り出すというシチュエーションはかなり不気味である。低予算、新人監督、若手俳優とB級ホラーファンにはたまらない要素が揃った本作。居合わせた者が次々と犠牲になるという定番のストーリー展開も期待を裏切らない。製作総指揮は『バイオハザードIV アフターライフ』のドン・カーモディ、SFXは『ピラニア3D』のニューブリードVFXが担当している。(C) PCF Hidden The Movie Inc. /Redark S.r.l.
「桃まつりpresents すき」―9人の女性監督が手がけた、9種類の「すき」。
「桃まつり」は、「若手女性監督たちにもっと上映の場を!」という声で立ちあがった、女性監督による製作・上映集団。第5回開催となる今年は「すき」をテーマに、9人の監督が手がけた9本の作品が上映される。3月17日(土)~30日(金)、渋谷のユーロスペースにて。個性豊かな9作の中から、「台詞と会話の妙を堪能できる3本」をピックアップ。(C) 2012 momomatsuri.com All Rights Reserved.
「第6回 TOHOシネマズ学生映画祭」―無料で入場・鑑賞できる、「学生による、学生のための映画祭」。
「学生による、学生のための映画祭」というコンセプトのもと、2007年に始まった「TOHOシネマズ学生映画祭」が、今年、第6回開催を迎える。3月18日(日)、会場は東京のお台場シネマメディアージュ。入場無料の映画祭である。コンペティションでは、「ショートフィルム部門」で7作品、「短編アニメーション部門」で6作品が上映され、それぞれグランプリと準グランプリが選出される。作品の作り手はもちろん、企画・運営もすべて学生がおこなっているこの映画祭。さあ、未来の巨匠を探しに行こう。
「GEIDAI ANIMATION 03 TALK 東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第三期生修了制作展」―次世代を担う旗手たちの作品が、渋谷にやってくる。
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の第三期生たちによる修了制作展が、”GEIDAI ANIMATION 03 TALK”と題して開催される。3月17日(土)~23日(金)、会場は渋谷のユーロスペースだ。国立大学では初のアニメーションに特化した専攻で学んだ学生たちが、技術と個性を磨いた集大成を発表する。次世代を担う学生監督たちの全14作品の中から、エンターテインメント性が強く感じられる6作品をピックアップしてご紹介。
『へんげ』―恋愛、ホラー、特撮、SF、人間ドラマ……、娯楽映画のあらゆる要素がつまった、快感あふれる1本。
昨年と今年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でも注目を集めた『へんげ』が、いよいよ映画館に登場! 公式の呼びかけで「ネタバレ厳禁」の戒厳令が敷かれるほど、驚愕と興奮のラストが用意されている本作は、3月10日(土)よりシアターN渋谷にて公開中。全国順次ロードショー。娯楽映画のあらゆる要素がてんこ盛りに備わっている本作の驚嘆すべきラスト・シーンは、映画館の大きなスクリーンで見届けてこそ、快感が何倍にもふくれあがる。(c)2012 OMNI PRODUCTION
『ピープルVSジョージ・ルーカス』— 『スター・ウォーズ』旧3部作ファンの熱狂と、ジョージ・ルーカスへの愛憎を追った異色のドキュメンタリームービー。
『スター・ウォーズ』旧3部作にのめり込んだ人々と、その生みの親であるョージ・ルーカスに向けられた愛憎渦巻くファン心理を追った異色のドキュメンタリー『ピープルVSジョージ・ルーカス』が3月10日より公開される。ファンたちの熱烈過ぎる証言と、ユニークな投稿映像がふんだんに盛り込まれた本作はルーカスやスター・ウォーズのファンならずとも楽しめるポップなオタクムービーだ。(C)2010, Exhibit A Pictures, LLC, All Rights Reserved
東日本大震災 被災地復興支援シネマ「仙台ノスタルジア映画祭」―ギンレイ映画キャラバン隊、3月11日に始動。
飯田橋の名画座ギンレイホールが、「映画キャラバン隊」を組織して、東北地方をボランティアで巡回上映する。その第1回目となる「仙台ノスタルジア映画祭」が、3月11日(日)、エル・パーク仙台スタジオホールにて開催。成瀬巳喜男監督の『君と別れて』と『腰弁頑張れ』、マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の『岸辺のふたり』の計3本が上映される、入場無料のイベントだ。「『映画の感動』を通して少しでも多くの方々に生きる勇気や人生の喜びを」という思いを積んで、キャラバン隊のトラックが東北へ発進する。
『富士見二丁目交響楽団シリーズ 寒冷前線コンダクター』―原作ファンが思い描いていた情景のすべてが、ここにある。
20年近くも多くのファンに愛され続けている、オーケストラを舞台にしたボーイズ・ラブ小説の金字塔―秋月こお氏原作の『富士見二丁目交響楽団シリーズ 寒冷前線コンダクター』が、遂に実写映画化された。金田敬監督、出演者、スタッフ―作り手全員が、原作を尊重かつ研究し尽くして映像化したと一目瞭然の作品である。コミカルでリアリティのあるボーイズ・ラブ映画であると同時に、ふたりの音楽家の成長物語でもある。3月3日(土)より、渋谷のシアター・イメージフォーラムにてロードショー。(C)2012秋月こお/角川書店・富士見二丁目交響楽団シリーズ製作委員会
「バトルキャッツ! DEひな祭り!!」―美少女忍者と猫又の用心棒が活躍する『バトルキャッツ!2011』、2日間の限定上映。
佐々木友紀監督の新作『バトルキャッツ!2011』は、怪力の美少女忍者・綱手姫と、そのお目付け役兼用心棒である猫の三郎太が、怪事件に遭遇する3編の物語。3月3日(土)・4日(日)、「バトルキャッツ! DEひな祭り!!」として、アップリンク・ファクトリーにて2日間の限定ロードショーが決定。当日は、佐々木監督や出演者をはじめ、多彩なゲストによるトーク・ショーやミニ・ライヴも予定されている。「妖怪」・「特撮」・「ファンタジー」に染まったひな祭りの夜を、アップリンクで過ごしていただきたい。(C)2012 大和 光/BAD TASTE
日活向島と新派映画の時代展 『うき世』(1916年)上映会―早稲田大学の構内で、大正の無声映画をピアノ伴奏とともに。
日活創立100周年を記念して、早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館において「日活向島と新派映画の時代展」が開催中。その関連企画「『うき世』(1916年)上映会」が、3月2日(金)に催される。サイレント映画ピアニスト・柳下美恵氏の生伴奏とともに、25歳で早逝した女形の大スター・立花貞二郎の可憐な魅力を、存分にご堪能いただきたい。